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田中正也先生 「ロシア・東欧ピアノ作品の魅力」講座 第3回

 2015年1月28日(水)10:00~12:30

田中正也先生による

バイエル終了~チェルニー30番、40番で弾ける!

「ロシア・東欧ピアノ作品の魅力」 講座 を開催いたしました。

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15歳からロシアの音楽に育まれた田中正也先生ならではのレクチャーです。

ロシアの時代的・社会背景、そして厳しい気候があってこそ生まれたピアノ作品の中から

やさしくも味わい豊かな曲を選び 演奏を交えてお話していただきました。

第3回目 曲目

♪ グリンカ=バラキレフ ひばり

・・・"ひばり"は、グリンカの歌曲です。

  ~流れゆけ、私の歌よ 甘いのぞみの歌よ そうすれば誰かが私のことを思い出し

   そっとため息をつくだろう ~ 全音)グリンカ歌曲集 対訳より ・・・・

   私の歌、鳥の声、風 を感じながら重たくならない演奏をしましょう。

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♪ プロコフィエフ 「束の間の幻影」より 第1、5、11、14、17番

・・・1915年~1917年にかけて作曲され、各曲2分くらいの曲から30秒に満たない曲まで 

  短い曲です。 まさに"束の間に見る多様な幻影の世界" 

  全音)プロコフィエフ:束の間の幻影 ・・・曲目解説より

  プロコフィエフ独特のクールな美しさを表現できると より素敵な演奏となります。

  計算された美しさ、不協の美学、鐘の音など イメージから演奏法を考えてみましょう。

  1917年といえば・・・

  ロシア革命の年、このような繊細な響きを持った曲が作曲されました。

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♪ ハチャトリアン 「少年時代の画集」より エチュード

・・・バイエル終了あたりから弾ける練習曲です。

  スタッカートの練習として弾いてみるのも良いでしょう。

♪ バルトーク ルーマニア民俗舞曲

・・・民族的なリズムが強く ペダリングのタイミングが大切です。

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 演奏&指導のポイント・・・

★ ロシア・東欧の現代的・民族的・抒情的な作品から学べることは

★ 俊敏な指さばきと大胆な発音法

★ 血沸き踊るようなリズム感を作り出すコツ

★ 多様な響きの作り方、抒情的な旋律を歌わせる秘訣

 

楽譜から音楽を読み取ることは とても難しいことですが

作曲家が生まれた国や生きた時代などを知ることで 演奏のヒントを見つけることができます。

今回 作曲家の写真などの映像や演奏を交えて具体的にお話いただくことにより

多くのヒントを見つけることができました。

田中正也先生 

わかりやすく、楽しく、面白く 奥深いお話 そして 素晴らしい演奏ありがとうございました。

寒い中 ご来場いただきました皆様 ありがとうございました。

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講座前日 1月27日(火)18時開演 ミニコンサートを開催いたしました。

ご来場いただきました皆様 ありがとうございました。

次回講座は 7月8日(水)10:00~12:30 開催いたします。

 

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