レポート アーカイブ

2009年11月26日

名古屋栄ステップ開催レポート

「名古屋さかえ」ステーションでは 第1回ステップを 11月15日(日)開催いたしました。
初めての開催で、大変 心配いたしましたが お陰様で 無事終了することができました。
アドヴァイザーの先生方、スタッフのみなさま お疲れ様でした。

コンクールとは少し違い ステップは、楽しんで弾き、お友達の演奏も聴いてあげる!
そんなお友達との夢の交換・・・大切な一日となりましたか?
アドヴァイザーの先生方からも 素敵な、そして心温かいお言葉をいただきましたね!
「どんな風に弾こうか?たくさん音楽を聴きましょう!いろいろな音楽を聴いて、楽しんでください・・・」

次回のステップで、またみなさんにお会いできるのを楽しみにしています。


1・2部

1・2部表彰
3・4部
3・4部

3・4部表彰

5・6部

5・6部表彰

アドヴァイザー

2010年3月19日

3/8コンペ課題曲セミナー(中川京子先生)

blog_100308nagoya_nakagawa.jpg名古屋さかえステーションでは、2010年3月8日(月)10:30から、中川京子先生による2010年コンペ課題曲セミナーを開催いたしました。

◆講座の概要:A1級 - D級 バロック・古典・ロマン・近現代

◆ 今回初めての開催で、当初予定していた先生が怪我のため講師が変更ということがありましたが、無事終了することができました。 指導ポイントについは、演奏を交えながらの説明でしたから、大変わかりやすかったと思います。
また、今回講師をされた中川京子先生の演奏は 非常に高い内容でしたので、大変良かったと思います。 課題曲説明セミナーでしたが、演奏を楽しめるコンサートのような内容でした。

コンペティションとは、本来人を押しのけて競争することではなく 音楽をもっともっと楽しむため、また 自分自身のレベルアップのためにと思います。
趣味であれ、専門であれ、より多くの愛好家が増える機会になって欲しいと思います。

今回 中川先生の演奏を聴き感じたことは「生徒さんが楽しむためには、指導者が音楽を楽しむこと」 も大切なことのように思いました。

2012年1月25日

♪開催レポート・・杉浦日出夫先生 美しい音を紡ぎ出すレッスンとは

杉浦先生1.JPG2012年1月25日(水)10:00~12:00

カワイ名古屋 コンサートサロン「ブーレ」にて 当ステーション代表:杉浦日出夫先生による

   Miyoshi ピアノメソード講座

       「美しい音を紡ぎ出すレッスン」を開催いたしました。

 

   *歌うことのできる生徒を育てる

   *安定したテンポを感じ、リズムに乗れる子供を育てる

   *和声進行やフレージングを感じることのできる子供を育てる

   *イメージを実現できるように 反応する子供を育てる

 

大切なポイントは・・・

腕の重さによる奏法を身につけることです。

音楽の3つの要素 ①メロディ ②リズム ③ハーモニー を導入より学べるMiyoshi ピアノメソード

を題材として 丁寧にお話していただきました。

 

また 脱力が上手くいかない人のために 

"自然に脱力をして、手の重さを鍵盤に掛ける" 具体的な体操についてもお話していただきました。

杉浦先生2.JPG

 

杉浦日出夫先生の講座は 

     3月21日(水)10:00~12:00

     「ピアノ演奏の基本とは・・・何か」

                      

     5月23日(水)10:00~12:00

     「基礎テクニックの確認」

 

にも開催いたします。

 

 

 

 

2012年6月16日

中井正子先生:テクニック講座 「ハノン」

中井正子先生によるテクニック講座がスタートしました。

 

第1回は・・・・

    2012年6月13日(水)10:00~12:00

      音楽的な表現を求めて、基本からやり直すテクニック

           ~ハノン・ピアノ教本を使って~

 

 ♪機械的に指を動かすだけではなく、音楽を表現するために工夫することが大切です。

 ♪特に スケールは 早い段階から学習することをおススメします。

  ・・・スケールの最後の「カデンツ」は、調性感覚を身につけるために 大変重要です。

 

      中井先生1.JPG

 

 

     中井先生3.JPG

   プロジェクターを使用して・・・後部座席の方にも 手元が良く見えるようにしました。

 

     中井先生4.JPG

「メカニック」的に陥ってしまう傾向を いかに「音楽を表現する・・・テクニック」へと導き出すか・・

指導・演奏のポイントについて お話していただきました。

大変多くの方々(77名)に受講いただき ありがとうございました。

 

このテクニック講座は 2011年カワイ表参道において開催されました。

  ・・・開催レポート http://kawai-kmf.com/concert-info/2011/05.09-10.19/05.09report/

 

   カワイ名古屋でも 今後 開催していく予定です。

   次回は 12月12日(水) 「インヴェンション」 

   来年 2013年6月12日(水) 「シンフォニア」 を予定しています。

 

   

 

 

 

2012年7月26日

清水皇樹先生 講座 「ピアノで歌う・・・演奏法」

7月25日(水)10:00~12:00

清水皇樹先生による講座「ピアノで歌う・・・演奏法」を開催しました。

前回(2010年)と同様 モデル演奏者による 公開レッスン形式でお話していただきました。

 

       ♪ ショパン:新エチュード 

        清水先生1.JPG

       カワイ名古屋では プロジェクターを使用し 手元を映しています。

          清水先生2.JPG

         ♪ シューベルト:即興曲 OP142-3

          清水先生3.JPG

ピアノは 打鍵することで音が出る仕組みですから、ついつい"指だけ"を動かしてしまいがちです。

"音"には 様々な音色があります・・・ どのような"音色"で弾くのが良いか?

         常に "イメージ"持って練習することが大切です。

 

また 時代によって、演奏スタイルが変わります。

  作曲家の生きた時代背景を知ることで 演奏のヒントを探すことができます。

そして ピアノ曲だけでなく 声楽(オペラ、歌曲)や室内楽、オーケストラ作品など

いろいろなジャンルの音楽を聴くことも大切なことです。

 

     モデル演奏者の皆さん ありがとうございました。

 

2012年9月13日

菊地裕介先生 ベートーヴェン ピアノソナタ 演奏法と解釈 ④

2012年9月12日(水)10:00~12:30

菊地裕介先生

ベートーヴェン ピアノソナタ 演奏法と解釈 シリーズ ④

シリーズ④ では、第1番、第14番「月光」、第32番 を取り上げました。

201209121.JPG

 

  調性の特徴から考えられる演奏法・・・

  そして 第1楽章に現れるテーマが どのように第2、3、4楽章へと展開されるのか

  演奏を交えお話していただきました。

ソナタの最後の曲 第32番は、独自の語法に基づいた説得力を携えた至高のドラマでもあります。

  

201209122.JPG

  原点版の問題点として・・・

  第1番においては ミスプリントと思われる点があり そういった視点から演奏を交えてのお話

  には 大変説得力があります。

 

  各曲 解説後 全楽章を演奏いただきました。

  このシリーズ講座は 解釈だけにとどまらず、菊地先生の演奏も楽しめる内容となっています。

  次回 2013年 2月6日(水)10:00~12:30

  是非 ご来場くださいませ。

  曲目は 現在調整中ですが 

  やさしいソナタ、有名なソナタ、後半のソナタから選曲しています。

 

  今までに 取り上げた曲は・・・

  第1、2、8「悲愴」、10、11、14「月光」、19、20、23「熱情」、26「告別」、30・31・32番

 

  

  

 

 

2012年10月25日

吉永哲道先生 テクニック講座

2012年10月24日(水)10:30~12:30

吉永哲道先生

 「小品に学ぶテクニック・・・ロシア・ロマン派、20世紀の作品を題材として」

 

優れた作曲家の小品には・・・

ソナタや交響曲などの大規模な作品に劣らず その作曲家の個性が凝縮されています。

 

参考曲目

チャイコフスキー「四季」より

プロコフィエフ「こどものための音楽」より

ラフマニノフ「道化師」

 

脱力・・・手首、肘の力が抜けていることが大切です。

しかし 常に指で鍵盤を押さえていなければ 音の持続性は保たれません。

音の持続性・・・

耳を澄まして 打鍵した音を注意深く聴いてみることがとても大切です。

一言で 「脱力」 とはいえ 身につくまでには時間もかかりますが、偉大な作曲家の小品を通して

1音1音 響きを聴きながら演奏してみてください。

 

吉永先生1.JPG

 

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受講者の方の腕を持っていただきながら 脱力についてお話していただきました。

 

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プロジェクターで 吉永先生の手、指も大きく見えます!

 

今回 都合により講座が30分遅れまして ご来場の皆さまに大変ご迷惑をおかけいたしました。

申し訳ございませんでした。

延長にもかかわらず 最後までお聴きいただきまして ありがとうございました。

 

2012年11月15日

関 孝弘先生講座 「音の色彩を表現する演奏の原点」

 11月14日(水)10:00~12:00

関 孝弘先生による講座を開催しました。

 テクニックシリーズ 

美しく澄んだ音色は、どのようなタッチから生まれるのか?

             「音の色彩を表現する演奏の原点」

 

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  関先生1.JPG

  指の形

手首、肘、肩の脱力、指・手の形 について 演奏を交えて具体的にお話していただきました。

参考曲目

ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ

ヴェキアート:叙情小曲集(全音)

カゼッラ:ピアノ名曲選集、ピアノ作品集(カワイ)

 

♪音には、色彩感があります。

♪色の3原色は、赤・黄・青で この3色を組み合わせることにより あらゆる色を作り出します。

 

関先生3.JPG

 

いろいろな音楽・・・

オペラ・アリア、管弦楽曲などを聴いて 是非 ピアノの音色について考えてみましょう!

ピアノでオーケストレーションしてみてください!

今回 講座時間が延長しましたが 受講いただいた先生方 最後までお聴きくだりありがとうございました。

 

次回のセミナー・・・

12月5日(水)10:00~12:00

深谷直仁先生 「音楽的基礎教育を考えてみましょう・・・基礎力をつける指導法」

2012年12月 5日

深谷直仁先生 「基礎力をつける指導法」講座

2012年12月5日(水)10:00~12:00

深谷直仁先生による「基礎力をつける指導法」講座を開催しました。

今回 皆さんがご存知の

ポピュラーな曲集・・・ブルグミュラー 25の練習曲、

PTNAコンペ課題曲でも取り上げられる・・・プレ・インヴェンション 

を題材として取り上げお話していただきました。

深谷先生1.JPG

 

  基礎力とは・・・

  ♪基礎音楽力(ソルフェージュ力)

   ①読譜力  ②初見力  ③即興演奏(基礎音楽力確認手段としての)

   ④聴音(音当て作業ではありません)

 

深谷先生2.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 音楽の3つの要素・・・音楽表現の基本

 ①リズム  ②メロディー  ③ハーモニー

 意味が理解できれば、暗譜も速く、確実になります。

 言葉のように"音楽"を読むために 大切なことです。

 

深谷先生4.JPG

 

テクニックとメカニック

別に考えることが重要です!

 

車で例えれば テクニック・・・運転です  メカニック・・・エンジンです。

テクニックを身につけるには、 良い音を知っていることが最初の1歩です。

そのためには どう表現したいのか?「考え」「気づく」ことが大切なことです。

メカニックは 身体能力トレーニングが必要ですから 

ハノンやエチュードを練習する以外に、ピアノから離れて指体操することも1つの方法です。

 

深谷先生3.JPG

 

ピアノが弾けるようになるには、大変"時間"がかかります。

練習・・・苦痛でもありますが、「ステキな曲を弾きたい!」 といった思いが 大きく影響します。

是非 毎回のレッスンの中で 1つ 生徒さんに"感動"を与えてあげてください。

 

慌しいこの時期にご来場いただきまして ありがとうございました。

 

次回の日程は 現在 調整中です。

 

 

 

2012年12月13日

中井正子先生・・・インヴェンション講座

2012年12月12日(水)10:00~12:00

中井正子先生 テクニックシリーズ

「バッハ インヴェンション」講座を開催しました。

 

中井先生2-1.JPG2声インヴェンションは、3声インヴェンションとともに・・・

「教育目的」に書かれた小品をまとめたものです。

講座では バッハ:インヴェンション~分析と演奏の手引き~(ハンナ出版)を使用して演奏上の留意点、曲の構成について演奏を交えお話していただきました。

使用テキストには、指使い、細かい分析、装飾音の演奏法について書かれています。

是非 参考にしていただきたいと思います。

 

中井先生2-2.JPG

15曲全て演奏してくださいました。

中井先生2-3.JPG

 

プロジェクターを使用し手元を写していますので 後部座席の方にも見やすくなりました。

 

このテクニックシリーズ(全5回)の今後の予定・・・

 

次回:第3回 2013年6月12日(水) 10:00~12:00

「バッハ シンフォニア」 

第4回 2013年12月11日(水) 10:00~12:00

「モーツァルト ソナタと幻想曲」

 

忙しい時期にもかかわらず 多くの方に受講いただきまして ありがとうございました。

 

 

 

2012年12月21日

轟 千尋先生「きらきらピアノ」でわくわくレッスン

2012年12月19日(水)10:00~12:00

轟 千尋先生による「おしゃれな響きで子どもたちの"耳"を開こう!」講座

轟1.JPG

昨年12月に続き 今年も12月に第2弾を開催しました。

今回の主要テキストは・・・

「きらきらピアノ こどものポピュラーメロディーズ」1・2・3 (全音)

なんと!!講座当日は 

この「きらきらピアノ」シリーズ(全8巻:各巻¥1200+税)CDの発売日でした。

現在 店頭でも販売しております。

 

轟2.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

♪和音のからくりを知ることで 音楽的な意味を考え 演奏に結びつけましょう

♪音楽の構造を把握し、音色、バランスを探りましょう

♪指の訓練の前に 「聴く」ことに心がけましょう

 

轟3.JPG

 

今回 主要テキストとして取り上げた「きらきらピアノ こどものポピュラーメロディーズ」は、

轟先生ご自身によるアレンジです。

発表会、レッスンで 是非 演奏してみてください。

ご来場いただいた先生方 ありがとうございました。

次回は・・・

2013年7月31日(水)に開催予定です。

 

 

 

 

 

2013年1月17日

松本倫子先生 チェルニー活用法講座

2013年1月16日(水)10:00~12:00

松本倫子先生

2時間でわかる驚きの・・・チェルニー活用法 講座を開催しました。

☆"指"が、フニャフニャの生徒さんを救う!チェルニー効果

☆左手の伴奏型の練習は、"音楽の基礎"になります

☆やる気にさせる 「言葉かけ」「目標設定」

 

松本先生1.JPG

 

使用テキスト

全音)こどものチェルニー100番

♪このテキストは、チェルニー100番から24曲抜粋されています。

♪曲ごとに どのようなテクニックを練習するのか 明確にされています。

・・・生徒自身が、練習目的を確認できるよう 練習アドヴァイスについて書かれています。

 

松本先生3.JPG

 

☆趣味であっても、専門に進むにしても 指の形の基礎を作ることは とても大切なことです。

☆ピアノ教本とともに 練習曲を導入することは 古典派、ロマン派、近現代の作品を演奏する上で

 重要なことです。

広くピアノを楽しむためにも 是非 チェルニー練習曲を上手に活用しましょう!

松本先生オススメ・・・チェルニー練習曲

・やさしい20の練習曲

・125のパッセージ

 

松本先生2.JPG

 

2013年はじめの講座に多くの先生方にご来場いただきました。

関西、北陸など遠方からもご来場いただき ありがとうございました。

名古屋さかえステーションでは 毎月水曜日に講座を開催しています。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

松本先生4.JPG

 

松本先生の講座は 次回も企画予定です。

開催時期は、現在 調整中です。

 

2013年2月 7日

菊地裕介先生 ベートーヴェン ピアノソナタ 演奏法と解釈 ⑤

2013年2月6日(水)10:00~12:30

菊地裕介先生による 「ベートーヴェン ピアノソナタ 演奏法と解釈⑤」講座を開催しました。

第5回は  

第9番OP14-1  第21番「ワルトシュタイン」OP53  第28番OP101

解説と演奏上のポイントについてお話していただきました。

 

2013022菊地先生.JPG

ピアニストとして活躍されている菊地先生の解説は、大変分りやすく 説得力があります!

各曲ごとの解説の後 全楽章を演奏していただきました。

このシリーズは ソナタ:全32曲予定です。

これまでに 取り上げた曲(16曲)は・・・

第1・2・8・9・10・11・14・19・20・21・23・26・28・30・31・32番 

 

注:第31番は 最終回再度取り上げる予定です。

 

2013021菊地先生.JPG

 

全32曲演奏会、録音をされた菊地先生の解説&演奏を楽しんでいただける内容です。

次回 第6回は 2013年9月11日(水)10:00~12:30 開催します。

曲目は 現在 調整中です。

足元の悪い中 多くの方に 受講いただきまして ありがとうございました。

 

2013年3月 7日

2013年度PTNAコンペティション課題曲セミナー

2013年3月7日(水)10:00~12:30

名古屋さかえステーション:代表 杉浦日出夫先生による課題曲セミナーを開催いたしました。

 

PTNA杉浦先生1.JPG

A1~C級までのバロック・古典・ロマン・近現代 

指導&演奏のポイントについて演奏を交えアドヴァイスいただきました。

 

PTNA杉浦先生4.JPG

選曲のポイントについてもお話いただき 大変参考になりました。

♪曲の調性

♪曲のタイプ・・・リズミカルな曲、ゆっくりと歌う曲など

 

PTNA杉浦先生2.JPG

 

杉浦先生・・・よく響く心地よい音色の演奏ありがとうございました!

多くの方にご来場いただき ありがとうございました。

 

公開レッスンは、

5月25日(土)に開催いたします。(時間・・・未定)

講師:杉浦日出夫先生

是非 ご来場ください。

 

2013年3月14日

丸子あかね先生 「子どもが飽きないリズムのレッスン」導入編

2013年3月13日(水)10:00~12:00

丸子あかね先生によるリズムセミナーを開催しました。

丸子先生1.JPG

 

リズムのレッスン・・・

♪ ピアノ演奏へスムーズにつなげるための"拍子感"

♪ リズムの流れを理解するためのポイント

 

今回:リズムセミナー導入編では、遊びながら いつの間にか習得できるゲームやグッズを取り入れたレッスンについて詳しくお話していただきました。

 

丸子先生2.JPG  

使用テキスト

学研)リズムの本1・2・3、ワークブック1・2・3

リズムの本1.gif  

   

 

 

リズムの本ワーク1.gif  

リズムの本、リズムの本ワークブック を一緒に使用していただくと

より楽しくリズムの習得ができます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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丸子あかね先生 「子どもが飽きないリズムのレッスン」導入編

 2013年3月13日(水)10:00~12:00

丸子あかね先生によるリズムセミナーを開催しました。

丸子先生1.JPG

 

リズムのレッスン・・・

♪ ピアノ演奏へスムーズにつなげるための"拍子感"

♪ リズムの流れを理解するためのポイント

今回:リズムセミナー導入編では、遊びながら いつの間にか習得できるゲームやグッズを取り入れたレッスンについて詳しくお話していただきました。

 

丸子先生2.JPG  

使用テキスト

学研)リズムの本1・2・3、ワークブック1・2・3

リズムの本1.gif  

 

リズムの本ワーク1.gif

リズムの本、リズムの本ワークブック を一緒に使用していただくと

より楽しくリズムの習得ができます!

 

丸子先生3.JPG 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 リズムを体感していただくため・・・

受講された先生方に出ていただきました。

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2013年5月24日

杉浦日出夫先生 基礎指導講座

2013年5月22日(水)10:00~12:00

杉浦日出夫先生による

「ピアノ演奏のための 基礎指導」講座を開催いたしました。

 

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カワイ名古屋では 毎年 杉浦先生よる 「基礎指導」講座を開催しています。

♪ 音楽の3要素 → ハーモニー・リズム・メロディー

  特に リズムは楽譜に書かれていませんから、体内のリズムを引き出すために

  "歌いながら指揮をする" 練習が効果的です。

♪ 年齢に応じた練習法 (幼児、1・2年生、3・4年生、5・6年生)

  幼児の頃から毎日少しずつ初見練習を取り入れることをオススメします。

  1・2年生からは、練習の最後に10分程度 すぐ弾ける曲が良いでしょう。

  

 

201305222.JPG  

3・4年生からは 手がしっかりしてきますから、指練習の献立を考えると良いでしょう。

・打鍵のスピードを上げる練習、スタッカート練習(指関節の強化)など

5・6年生からは できるだけ一人で練習させることが大切です。

 

多くの方に ご来場いただきましてありがとうございました。

 

2013年5月30日

江崎昌子先生・・・歌わせるテクニック "ショパンが愛したモーツァルト"

2013年5月29日(水)10:00~12:30

ピアニスト:江崎昌子先生による

テクニックシリーズ 「モーツァルトとショパンの共通点」 を開催しました。

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基礎的な技術がなければ、ピアノを歌わせることはできません・・・

"歌わせる"ためには、まず"自分の演奏を聴く"ことが 大切です。

モーツァルトのオペラを愛したショパンは、作品の中に コロラトゥーラの魅力を反映させています!

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参考曲目

・モーツァルト:ピアノソナタ「トルコ行進曲付」

・ショパン:バラード第3番

ピアノソナタ「トルコ行進曲付」は、変奏曲になっており ショパンの作品も独特の変奏曲スタイルで

書かれています。

ソナタの場合 第2楽章のようなゆっくりした曲を是非弾いてみましょう。

0529モデル.JPG

モデル演奏:石川さん姉妹 

素晴らしい演奏ありがとうございました!

 

2013年6月12日

中井正子先生 テクニック講座 バッハ:シンフォニア

2013年6月12日(水)10:00~12:00

ピアニスト:中井正子先生によるテクニックシリーズ バッハ:シンフォニアを開催しました。

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使用テキスト 

バッハ:シンフォニア~分析と演奏の手引き~(ハンナ出版)

 

教育目的で作曲された 「バッハ:インベンション&シンフォニア」 を通して 

"音を聴く"ことを徹底させることが とても大切なことです。

分析は、手助けとなりますが このテクニックシリーズでは "演奏"に重点を置いた内容です。

 

♪分析することも大切ですが、感じる心を育てることに大きな意味があります。

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シンフォニア全15曲を

分りやすく解説していただきながら 素晴らしい演奏を聴かせてくださいました。

♪各声部をクリアに演奏するための練習ポイント

 

次回は 12月11日(水)10:00~12:00

テーマは・・・

モーツァルト ソナタと幻想曲

是非 ご来場ください。

 

 

 

 

2013年6月19日

岩瀬洋子先生 わかーるレッスンシリーズ:初見力をつけるレッスン

2013年6月19日(水)10:00~12:00

岩瀬洋子先生

導入期テクニック 「初見力をつけるレッスン」 講座を開催しました。

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短期間で曲を進めるために・・・

譜読みと指のトレーニングを上手く組み合わせて指導すると効果的です!

全音)ゴーフィンガーズ、5指のテクニック①&②

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テクニック指導において "子どもが理解できる"レッスンを心がけることが 大切なことです。

指導者は 常に・・・「子どもが理解できているかどうか?」チェックし 

理解できていないようであれば・・・

創意工夫しながらレッスンを進めていくことが 重要です。

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岩瀬洋子先生による講座は、来年も開催予定です。

 

天気の悪い中 ご来場いただきまして ありがとうございました。

 

 

 

 

 

2013年6月21日

【実施レポ】導入期テクニック 初見力をつけるレッスン(岩瀬洋子先生)

2013年6月19日(水)岩瀬 洋子先生の『わかーるレッスンシリーズ 導入期テクニック
 初見力をつけるレッスン』
をカワイ名古屋2F コンサートサロン"Bourree"にて開催いたしました。

「ピアノを弾く」までには 読譜、指のトレーニングなど 導入初期指導が重要です。
岩瀬先生は導入初期指導法が専門で、先生の著書(田村智子先生との共著)は
アイディア満載で現代の子どもたちに分りやすく解説されています。
また、子どもが興味を示すような「言葉がけ」や、子どもが理解できるよう工夫したレッスン法
などをわかりやすくお話していただきました。

今回、幼児の段階からできる指のトレーニングは大変面白いもので、譜読み指導との
組み合わせについても詳しくお話していただきました。

「子どもが理解できるレッスン」とは どういったことなのか?
指導者は 「子どもが理解できているのかどうか?」を常にチェックし、理解できるレッスンを
心がけることが大切であるということを改めて考えさえられました。

つまり「牛肉のステーキをこどものサイズに切ってあげること、切り方を教えてあげること」
が指導者に求められていることかもしれません。
(童話は子供向けですが、小説と根幹にあることは同じですから。)

現代は複雑ですから大人も子どもも疲れていてじっくり考える余裕がないように感じられますが、
ピアノを通して「考える=創意工夫する」ことについてもう一度考える良い内容だったと思いました。
岩瀬先生、ありがとうございました。

(Rep:ピティナ名古屋さかえステーション 荻野千恵実)

  

2013年7月 3日

伊藤仁美先生講座 導入期のピアノレッスン①

2013年7月3日(水)10:00~12:00

伊藤仁美先生による

導入期のピアノレッスン① ~こどもの才能に向き合ったレッスンを目指して~

指導法セミナーを開催しました。

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♪ はじめて楽譜を読むときから、 "音楽の表現を読み取れる" レッスンを心がけることが

   とても大切なことです。

♪ ピアノの演奏に 言葉のイントネーションをつけられることも重要なポイントです。

 

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こどもの才能に向き合うとは?

 

得意なこと、苦手なことが あります。

指導者は 生徒さんの能力に合わせて レッスン内容を考えて・・・・

焦らず、じっくり取り組むことが大切です。

上達のためには、練習時間も大切ですが、演奏会で生の演奏を聴くこともとても大切です。

 

良い音楽は 良い演奏によって表現されます・・・

ピアノのコンサートだけでなく オペラや歌のコンサートにも是非 お出かけください。

モーツアルトとショパンの音楽には 多くの共通点があります。

ショパンは モーツァルトのオペラを好んで そして作品に反映させています!

201307033.JPG

 

朝から雨が降り 足元の悪い中 ご来場いただき ありがとうございました。

来年も同時期に開催予定です。

 

 

伊藤仁美先生講座 導入期のピアノレッスン①

2013年7月3日(水)10:00~12:00

伊藤仁美先生による

導入期のピアノレッスン① ~こどもの才能に向き合ったレッスンを目指して~

指導法セミナーを開催しました。

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♪ はじめて楽譜を読むときから、 "音楽の表現を読み取れる" レッスンを心がけることが

   とても大切なことです。

♪ ピアノの演奏に 言葉のイントネーションをつけられることも重要なポイントです。

 

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こどもの才能に向き合うとは?

 

得意なこと、苦手なことが あります。

指導者は 生徒さんの能力に合わせて レッスン内容を考えて・・・・

焦らず、じっくり取り組むことが大切です。

上達のためには、練習時間も大切ですが、演奏会で生の演奏を聴くこともとても大切です。

 

良い音楽は 良い演奏によって表現されます・・・

ピアノのコンサートだけでなく オペラや歌のコンサートにも是非 お出かけください。

モーツアルトとショパンの音楽には 多くの共通点があります。

ショパンは モーツァルトのオペラを好んで そして作品に反映させています!

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朝から雨が降り 足元の悪い中 ご来場いただき ありがとうございました。

来年も同時期に開催予定です。

 

 

2013年7月13日

関 孝弘先生講座 ショパンが残した教則本①

2013年7月10日(水)10:00~12:00

関 孝弘先生による講座

「ショパンが残した教則本①」 を開催しました。

ショパンは、教則本を残そうと原稿を書き始めていましたが、残念ながら未完に終わり

一部だけが残されています。

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正式なピアノ教育を受けていないショパンは、新しいピアノ技法を編み出しています。

エチュードに象徴される独特のテクニックは ショパンがピアノ奏法に関する基本を知ることによって

練習のヒントを見つけることができます。

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手は・・・大きく2つに分けて考えていました。

♪ 親指と他の4本の指

2の指:人差し指を軸に手首の回転させることによって 音域を広くつかむ事が可能です。

♪ 音階の練習

5つの黒鍵を含む音階・・・・H-Dur を最初に練習

指の長さを考えると・・・・黒鍵を含む音階が手に適しています。

 

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多くの人に愛されているショパンの作品・・・

ショパンの編み出したピアノ奏法を知ることによって もっと楽しんで練習してください!

このシリーズは 来年も開催予定です。

日程は 現在 調整中です。

暑い中 ご来場いただきまして ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2013年7月26日

清水皇樹先生講座 ピアノで歌う・・・演奏法

2013年7月24日(水)10:00~12:00

清水皇樹先生による  「ピアノで歌う・・・演奏法」講座を開催しました。

前回同様 全日本学生音楽コンクール課題曲から題材として

今回は

♪ ショパン バラード第3番

♪ メンデルスゾーン ロンド・カプリチオーソ  

を取り上げモデル演奏者による公開レッスン形式にてお話していただきました。

 

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バラード第3番は ポーランドの詩人:アダム・ミッケヴィッチ 「水の精」 から着想された思われます。

ロマン派の作品には物語がありますから 自分で創造して 音について考えてみましょう!

例えば・・・怒りの音は どのように創造しますか?

ただ大きな音を弾くだけでは 説得力がありません。

是非 イメージを音に練習してみましょう。

 

 

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メンデルスゾーンは ショパンと同時代に生きた作曲家です。

ショパンは 1810年ー1849年

メンデルスゾーンは 1809年ー1847年

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モデル演奏者のみなさん ありがとうございました。

イメージから音へ・・・

大きな音、小さな音 どちらにも色々な音色があります。

常に 考えて練習しましょう!

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とても楽しいレッスンを聴かせていただきました。

清水先生ありがとうございました!

毎コンの課題曲を取り上げていますが 導入期の指導にも活かせるヒントがいっぱいです。

来年もこの時期に開催予定です。

 

2013年8月 1日

轟 千尋先生 アナリーゼ入門セミナー①

2013年7月31日(水)10:00~12:00

轟 千尋先生による

☆ きらきらシリーズ ☆

  アナリーゼ入門セミナー①

  "発表会で弾いてみたい曲を より特別な演奏にするために"

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全音)きらきらシリーズより

・こどものピアノ名曲集1・2

・こどものポピュラーメロディーズ1・2

 

作曲家の視点から、曲の構成・・・和音の変化、メロディを歌わせ方 などについて

貴重なアドヴァイスをしていただきました。

レッスンで活用できる演奏のヒントです!

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メロディと伴奏・・・特に 左手のベースと和音の組み合わせでは オーケストレーションに置換えて

考えてみると良い効果があります!

例として・・・

ベースは、コントラバス、チューバ といった低音楽器

和音は、ファゴット、クラリネット、フルートなど木管楽器のアンサンブル

様々な音色の楽器を創造してみましょう。

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音符を並べるだけの演奏では 音楽の面白さを味わう事ができませんから

練習の段階から 是非 音楽の楽しさ・・・和音の響き、隠れたメロディを探すなど

工夫してみると良いでしょう。

暑い中 ご来場いただきありがとうございました。

来年も企画予定です。

 

2013年8月 9日

関本昌平先生 ドイツ三大B・・・バッハ、ベートーヴェン、ブラームス

2013年8月7日(水)10:00~12:00

関本昌平先生による 「バッハ、ベートーヴェン、ブラームスを題材にして」講座を開催いたしました。

3人の共通点は・・・

過去の作品・作曲家を研究しつつ、常に当時の新しい刺激を敏感に吸収し

そこから自分のスタイルを築いたところにあります。

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バッハ・・・

即興的楽節と対位法楽節の組み合わせ 「美しいメロディと構造」

ベートーヴェン・・・

バッハのフーガ 「絶望から歓喜への構造」

ブラームス・・・

バッハのコラールのテーマ 「新しい独自の技法」

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素晴らしい演奏と分かりやすいお話 ありがとうございました。

曲目

・バッハ トッカータ BWV911

・ベートーヴェン ピアノソナタ 第28番 Op101

・ブラームス 4つの小品 Op119

 

2013年8月22日

川上昌裕先生 上達への新たな視点① バロック・古典派

2013年8月21日(水)10:00~12:00

レベルアップ・ピアノ術

「上達への新たな視点①」 バロック・古典派は学びの宝庫

音楽は・・・

どのように勉強すべきか?、どのように指導するべきか?

1308211.JPG川上先生による講座は、2005年より毎年開催しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回もモデル演奏者による公開レッスン形式でお話していただきました。

・バッハ シンフォニア 第8番

・ベートーヴェン ピアノソナタ 第2番 第4楽章

 

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モデル演奏 進藤実優ちゃん

♪バロックの曲から学べること

 1)多声感覚  2)調性感覚 3)ノンレガート奏法 4)アーティキュレーション ・・・など

♪古典派の曲から学べること

 1)オーケストラのために書かれた音楽を意識 ・・・など

 

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今回 チラシには掲載していませんでしたが、

カプースチン 8つの演奏会用練習曲より 第1・2・8番 を取り上げました。

モデル演奏 渡辺光さん

 

1308216.JPG  バロック、古典派、ロマン派 そして近現代へ

現代の作曲家として注目のカプースチン研究第一人者"川上先生"による

作品の解釈、演奏テクニックのアドヴァイスは 大変分かりやすく 説得力がありました。

連日の猛暑の中 多くの方にご来場いただき ありがとうございました。

そして モデル演奏の進藤実優ちゃん、渡辺光さん

素晴らしい演奏ありがとうございました。

川上先生の講座は 来年も同時期 開催予定です。

 

2013年8月29日

ピアニスト:佐藤卓史さん 新発見!ブルクミュラー講座

2013年8月28日(水)10:00~12:30

若手ピアニスト:佐藤卓史さんによる ブルクミュラー講座を開催いたしました。

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講座の最初は、あまり知られていない"ブルクミュラー"の生涯、育った街についてお話していただきました。

子ども向けの練習曲ですが、各曲表題を持っていますから その言葉・・・から

様々なことが想像でき どういった感じなのか?知ることもができます。

和訳された表題には混乱があり 第14番「スティリアの女」が通称でしたが

現在は、「シュターヤー地方の踊り」となっています。

近年海外で学ぶピアニストが多くなり 研究が進んだ結果 この曲は 「舞曲」と解釈するように

なってきました。

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表題から・・・

19番「アベマリア」 20番「タランテラ」 21番「天使の音楽」 22番「舟歌」 の4曲は

イタリアを想像できます。もしかしたら・・・ブルクミュラーは イタリアを旅行したのかもしれませんね・・

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ブルクミュr-:25の練習曲は 技術習得を目的として書かれていますから

この練習曲を通して いろいろなテクニックを身につけることができます。

どのように先へとらうながるのか?

シューベルト、ベートーヴェン、モーツァルト、リストの作品から具体例を上げていただきました。

数々の国際コンクール上位入賞されているピアニスト:佐藤卓史さんのお話は

大変説得力がありました。

多くの方々にご来場いただきましてありがとうございました。

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来年も開催予定です。

2013年9月 5日

春畑セロリ先生 できるかなひけるかなシリーズ講座

2013年9月4日(水)10:00~12:00

春畑セロリ先生

「できるかな・ひけるかなシリーズ」 心で聴く、想いを弾く、音で対話するレッスンを

 

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ピアノが弾ける生徒さん、苦手な生徒さん 真面目に練習する生徒さん、練習しない生徒さん

皆さんには 様々な個性があります!

その個性を伸ばすことができる 「できるかな・ひけるかなシリーズ」です。

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ヒントが満載!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このシリーズは・・・5種類あります。

♪ずむずむりずむ ・・・ゲーム感覚でさまざまなリズムに触れます

♪すきなおと、ひこう ・・・イラストからイメージし モティーフのヒントから思い思いの即興演奏を

♪わお~ん・あそび ・・・メロディや音楽の流れに合わせて 好きな和音を自由に選べます

♪空想ピアニスト ・・・左右そっくりな楽譜をどう弾きわけ、表現するか?

♪がくふたんけんい ・・・アナリーゼの基本となる楽譜を読む力を考えます

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楽しくレッスンに活かせるヒントについてお話していただきました。

音楽に正解は ありません・・・

「ピアノを独創的に楽しむことが大切ですね」

 

不安定な天候の中 多くの方々にご来場いただきまして ありがとうございました。

PS 夕方 大雨のため 名古屋は大変な状況でした。

 

2013年9月12日

菊地裕介先生 ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 演奏法と解釈⑥

2013年9月11日(水)10:00~12:30

菊地裕介先生による ベートーヴェン ピアノソナタシリーズ⑥ を開催しました。

第6回目は・・・

第3番 OP2-3  第18番「狩り」 OP31-3  第27番 OP90

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初期・中期・後期 より 1曲ずつ取り上げ 解説していただきました。

ベートーヴェンの時代は、ピアノの改良され進化した時代でもありました。

そういった点から 初期~後期の作品の特徴を知ることが重要です。

第3番が作曲された時代は 現代のピアノとは異なり ピアノの音域が狭く 

第2楽章にあきらかな低音キーの不足によってバスのオクターヴ進行が妨げられている状態が見られます。

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ベートーヴェンは 交響曲や室内楽も多く作曲していますから ピアノソナタですが パッセージをオーケストラの楽器に置き換えて想像してみると良いでしょう。

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各曲 解説の後 素晴らしい演奏をしていただきました。

30分延長となってしまいましたが 皆さん最後まで お聴きくださり ありがとうございました!

菊地先生・・・お疲れ様でした。

このシリーズは 年2回 2月&9月 開催しており 次回 第7回は ・・・

2014年2月5日(水)10:00~12:30 です。

 

 

 

 

2013年10月11日

音色体験セミナー

2013年10月9日(水)10:30~

松田紗依先生、関本昌平先生 による音色体験セミナーを開催しました。

松田先生・・・・ 弾いていない指を意識していますか?

関本先生・・・・ 作品の時代によって音色を変えるとは?

お話の後 各先生それぞれのブースで kawai ピアノで演奏体験をしていただきました。

 

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関本先生

 

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松田先生

 

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音色は、タッチによって変わります・・・・

     良いタッチのためには "脱力"が重要です。

脱力によって 良い響きの音が出せますが、そのためには 良い指、手の形を作る事も必要です。

時間のかかる作業ですから 根気よく練習しましょう・・・

まず 「どういった音色」で演奏したいか?イメージを持つ事が とても大切なことです。

イメージから演奏へ・・・・

常に 音楽を聴き 自分なりの音のイメージを持つ事に心がけることが大切です。

 

1時間ほど延長となってしまいました。

受講いただいた先生方 長い時間ありがとうございました。

 

2013年10月23日

吉永哲道先生・・・ポリフォニーの実践的テクニック講座

2013年10月23日(水910:00~12:30

吉永哲道先生による

ピアノ演奏のための基礎力①

「歌い、響き合うポリフォニーの実践的テクニック」講座を開催いました。

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音楽の重要な要素:ポリフォニーについて お話していただきました。

・・・ポリフォニーの中には、音楽的手段によって具現された個と総体との最高の統一

  個人と人類、人間と宇宙との最高の統合があり、

  また この統合の中に組み込まれている哲学的、倫理的、審美的内容すべてが

  ポリフォニーによって表現されています。

                ・・・ネイガウス著:ピアノ演奏芸術 より・・・・

 

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美しい音色・・・よく響く音で演奏するためには "脱力"が大切です。

ピアノを弾くことは 少し腕に負担がかかりますから どう手を鍵盤に置くのが良いのか?

説明していただきました。

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良い音を求めて・・・"耳"を使って 音を聴くことが大切です。

常に 自分の音を聴くことに心がけましょう!

 

参考曲目

・バッハ インヴェンション 第5番、第13番

・バッハ シンフォニア 第9番、第11番

・バッハ 平均律 第1巻 より 第22番、第23番

・ブラームス 作品118-2 間奏曲

 

予定していたブラームス:作品116、76 は 時間切れとなり 取り上げることができませんでした。

申し訳ございません。

ご来場いただきました先生方 長い時間 ありがとうございました。

来年も10月に開催を予定していますので よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

2013年11月 6日

深谷直仁先生 基礎力をつける!指導法②

2013年11月6日(水)10:00~12:00

深谷直仁先生による講座を開催いたしました。

正しく演奏するために・・・

基礎力をつける!指導法② ~テクニックの基礎について考えてみましょう~

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"基礎力"は、実力です。

ピアノ演奏のための基礎力とは・・・

音楽表現とテクニックをどう結びつけるるか?がポイントです。

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フレージングと身体の動き、リズムと腕の動き、曲のムードと身体の動き、曲のムードと指の動き

ブルグミュラー25番を題材としてわかりやすくお話していただきました。

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②基本的なタッチ

③脱力のコツ

④フォームはとても大切・・・座り方、姿勢、指について

⑤まず 良い音を知ることが重要なポイントです

 ・・・良い音が引き出せる方法を自分で考えて練習することが大切です。

 

チェルニー30番、バーナムテクニックを参考に テクニックとメカニックの違いについて

お話していただきました。

メカニック・・・運動機能ですから 必要反復練習は大切なことです。 1311063.JPG

毎日の積み重ねが 上手くなる第1歩です!

指導者は 常に 練習の復習、徹底 を 確認することが大切です。

 

多くの方々に来場いただきましてありがとうございました。

来年も同時期開催予定です。

2013年11月14日

松本和将先生 効果的なペダルのテクニック講座 (全2回)

2013年11月13日(水)10:00~12:00

ピアニスト:松本和将先生による ペダルテクニック講座を開催いたしました。

「効果的なペダルのテクニック」(全2回)

第1回は、

バロック、古典派、ロマン派、近現代 の代表的作品を取り上げてお話していただきました。

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・バッハ 平均率第1巻より

・・・バッハの演奏の場合 ペダリングによっては ロマン派の響になってしまうこともありますから

  ペダリングには 十分注意しましょう。

・ベートーヴェン ピアノソナタ「悲愴」より

・・・ペダルには 幅があり 浅く踏んだり、深く踏んだりなど 細かく踏み変えをします。

・ショパン 幻想即興曲、ワルツ、ノクターンより

・・・呼吸と合わせて 踏むタイミングを考えてみましょう。

・ドビュッシー アラベスク、月の光より

 

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素晴らしい演奏を交え 大変分かりやすくお話していただきました。

ペダリングによって 音の響きが かなり変化します。

「どう踏むか?」 ・・・イメージから演奏へ 

練習も重要ですが 音楽を聴く時間も大切です。

 

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イメージ ・・・どう演奏したいか?

「現在の自分にできていないこと」を知ることが上達のポイントです。

出来ない事を見つけ、そこから 練習について考えてみることも大切です。

 

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多くの方にご来場いただきまして ありがとうございました。

 

次回 2014年5月14日(水)10:00~12:00

実践編として モデル演奏者による公開レッスン形式での講座です。

 

 

2013年11月25日

【実施レポ】効果的なペダルのテクニック 第1回(松本和将先生)

2013年11月13日(水)、 松本和将先生をお迎えして
『効果的なペダルのテクニック(全2回) 第1回』 セミナーを開催いたしました。

バロック、古典派、ロマン派、近現代 4期から取り上げてお話していただきました。

♪ バッハ 平均率第1巻より  
♪ ベートーヴェン ピアノソナタ「悲愴」より  
♪ ショパン 幻想即興曲、ワルツ、ノクターン
♪ ドビュッシー アラベスク、月の光

ピアノの歴史とともに作品も変化していますから、演奏する上で4期それぞれの時代を考える
ことが大切なことであり、ペダリングを考える場合打鍵とも関連しますから、しっかりした"打鍵"も
重要なポイントでもあることがわかりました。

イメージから演奏へ・・・
まず「どう弾きたいか?」。イメージを持ちそして今の自分にとって「何ができていないか?」
を知り、「どういった練習が必要なのか?考える」ことが上達へとつながるというお話は
説得力がありました。

松本先生、ありがとうございました。

当日の様子はピティナ・コミュニティにも掲載しております。(詳細は こちら 。)
合わせてご覧ください。

(Rep:ピティナ名古屋さかえステーション 荻野千恵実)





   
  

2013年12月 5日

樹原涼子先生 耳を開く「聴きとり術」講座 コード編

2013年12月4日(水)10:00~12:30

耳を開く「聴きとり術」講座 コード編① を開催いたしました。

この講座は 現在 ムジカノーヴァに連載されている"聴きとり術"コード編

2013年4月号からスタートしている 「ドミナントモーション」の聴き分けを題材に 

演奏を交え そして樹原先生の「こころの小箱」からを取り上げてお話していただきました。

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今回のテーマ・・・

☆幼児から大人まで、簡単にコードを聴き分けられるアプローチとは

☆"コードの気持ち"がわかる 比較で記憶を定着させる方法

☆ハーモニーに敏感な耳の育て方

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ドミナントモーション・・・

調性音楽において、調性を表す要の役割を果たすのが 「ドミナントモーション」です。

属7の和音から主和音に戻ろうとする動きのことです。

"ドミナントモーション"の強さや刺激の程度により、音楽の性格が決まります。

また ドミナントモーションの使い方に作曲家の個性が表れます。

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ピアノの演奏に必要な和声感覚を楽しんでください!

多くの方々にご参加いただきまして ありがとうございました。

また 遠方からもご参加いただきまして ありがとうございました。

来年も第2弾を開催いたします。

 

 

 

 

 

 

2013年12月19日

中井正子先生・・・モーツァルト ソナタと幻想曲

2013年12月18日(水)10:00~12:00

中井正子先生による テクニックシリーズ④

「モーツァルト ソナタと幻想曲」 を開催いたしました。

曲目

・ソナタ K331「トルコ行進曲付」全楽章

・ソナタ K330、333 第1楽章

・幻想曲 K397

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このシリーズ講座は、2011年カワイ表参道において開催されました。

開催レポート・・・・

http://kawai-kmf.com/concert-info/2011/05.09-10.19/09.08report/

 

中井先生による演奏を交えた解説は 大変わかりやすく 演奏も楽しんでいただけます。

ソナタ K330 は、"小鳥のさえずり" が想像できますね・・・

モーツァルトを演奏する上で オペラを聴いてみるのも参考になりますので 

是非 聴いてみてください・・・

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モーツァルトの演奏では 指の独立も重要なポイントです。

指の独立・・・・ただ単に動くことではなく 役割を果たすことです。

役割・・・常に自分の音を聴くことで どう聴こえるのか?考えてみましょう。

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朝から雨で足元が悪い中 ご来場いただきましてありがとうございました。

 

次回は、2014年6月11日(水)10:00~12:00 開催いたします。

テーマ・・・

ショパン 即興曲、小犬のワルツ、別れのワルツ、バラード第1番 (予定)

ロマン派のテクニックについて お話していただきます。

 

 

 

 

 

2013年12月26日

伊藤康英先生 連弾でクリスマス!講座

2013年12月25日(水)10:00~12:30

伊藤康英先生による

連弾でクリスマス! みんなで弾こう ぐるぐるピアノ 講座を開催いたしました。

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ド・・・だけでも 連弾でサポートすることで とても楽しい曲になります。

生徒さんは 1本指だけで 楽譜が読めなくても ピアノを楽しむ事ができます!

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こどものぐるぐるピアノ1&2 

初めてピアノを習う小さな生徒さん、大人の方 どなたでも楽しく音の名前、鍵盤上の位置も

覚えられます!

導入初期指導で レッスンの始め、終わりで 是非 弾いて見てください。

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ぐるぐるピアノシリーズ・・・

・「どんどんぐるぐるピアノ」・・・・メロディの秘密

・「ぐるぐるハノン」「ゴーゴーぐるぐるハノン」・・・ゼクエンツ、スケールの魅力

・「ぐるぐるバイエル」・・・バイエルが連弾に

 

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受講いただいた先生方 全員がステージへ・・・

                ぐるぐるピアノを体験していただきました。

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ピアノの演奏だけでなく 小さな頃から"作曲"にも 是非 興味をもってください!

遊んでいるのに 音楽的なことが自然に学べます。

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ミニコンサート・・・冬の曲

連弾:石川結惟さん、石川舞一さん

曲目

・クリスマスのパレード 「わおんぱれーど」より

・富士も見ゆ 「わおんぱれーど」より

・Saudade 「こどものぐるぐるピアノ②」より

・Capriccietto 「こどものぐるぐるピアノ②」より

・クリスマス・ソング・メドレー 「どんどんぐるぐるピアノ」より

 

お忙しい時期にもかかわらず ご来場いただきまして ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

 

 

 

 

2014年1月16日

後藤育慧先生スキルUP講座

2014年1月15日(水)10:00~12:00

後藤育慧先生による

「指導者の効果的な言葉かけ」~心理の視点から言葉によるコミュニケーションを学ぶ~講座

を開催いたしました。

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1)心のしくみとコミュニケーション

 前提:「人はすべての能力を持って生まれてきている」

 =言葉かけによってあらゆる可能性を引き出すことができます。

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前提:「人は感情を自分で選択している」

=感情は理性によってコントロールできます。

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2)潜在意識に働きかける言葉かけ

・欲しい効果に導くためには言葉の持つ意味を理解し、言葉を選んで使いましょう!

・言葉には・・・「過去」「現在」「未来」に意識を向ける力があります。

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目的意識を明確に、イメージを明確にしましょう。

言葉には・・・

否定形と肯定形、永続的な言葉と一時的な言葉、主観的な言葉と客観的な言葉 などがあります。

レッスンでは、肯定形の言葉を使うと効果的です。

生徒さんが 楽しくピアノを続けられるよう 「魔法の言葉」 について考えてみましょう!

 

多くの方々にご来場いただきまして ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2014年1月24日

田中正也先生 ロシアピアノ作品の魅力 第1回

2014年1月22日(水)10:00~12:30

田中正也先 ピアノレクチャー

バイエル終了~チェルニー30番で弾ける 「ロシアピアノ作品の魅力」 

 ・・・・聴けば納得!定番曲から隠れた名曲までを大解剖・・・・

 

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第1回 曲目

・スクリャービン 3つの小品 Op2

・ラフマニノフ 道化師 

・プロコフィエフ こどものための音楽 Op65 より 

    7)キリギリスの行進  8)雨と虹  9)鬼ごっこ

・カバレフスキー ソナチネ Op13-1 第1楽章

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4人のロシアの作曲家を取り上げ 演奏スタイルの違いについて・・・

チェルニー30番のどの曲が どう作品に反映されているのか 大変わかりやすく解説していただきました。

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チェルニー30番程度で弾ける大作曲家の作品は あまり知られていませんから 是非 発表会で

チャレンジしてみてください!

特に ラフマニノフ:道化師は カッコよく 素敵です。

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ロシアの時代的・社会背景、厳しい気候から生まれた作品をより深く理解されている田中正也先生

の素晴らしい演奏、とても面白いお話 ・・・ありがとうございました。

 

次回 第2回は 2014年7月30日(水) 開催予定です。

夏休みですから 生徒さんと 是非ご一緒に ご来場ください。

 

 

 

 

 

 

 

2014年2月 6日

菊地裕介先生 ベートーヴェン:ピアノソナタ 演奏法と解釈 ⑦

2014年2月5日(水)10:00~12:30

菊地裕介先生による

ベートーヴェン ピアノソナタ 演奏法と解釈 講座 を開催いたしました。

シリーズ第7弾では・・・

第4番Op7  第17番「テンペスト」Op31-2  第24番「テレーゼ」Op78

初期・中期・後期のソナタを取り上げてお話していただきました。

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初期のソナタ第4番は 1・2・3番のソナタからさらに高度な作曲技法を駆使しており

前作を内容・規模ともに上まわる作品になっています。

演奏テクニックについて 大変細かく説明してくださいました。

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中期・後期へ・・・

第17番「テンペスト」においても、常に革新を目指したベートーヴェンが

    斬新な試みを採り入れています。

第24番「テレーゼ」は、1809年に作曲され 前年に交響曲第5番、第6番、そしてこの年には

 ピアノ協奏曲第5番も書き上げられ ベートーヴェンの創作が充実していた時期でもありました。

 優雅で可憐な作品と考えるとよいでしょう・・・

 

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交響曲などベートーヴェンの他の作品についても触れ そこから考えられるベートーヴェンが目指した

音楽についてさらに深く知ることができるお話でした。

各曲 解説の後に全楽章通して演奏下さることで 演奏のポイントについて大変わかりやすくなりました。

菊地先生 ありがとうございました。

次回 第8弾は 2014年9月17日(水)10:00~12:30 開催いたします。

2014年2月19日

岩瀬洋子先生講座 ヤル気にさせる効率的なレッスン

2014年2月19日(水)10:00~12:00

岩瀬洋子先生による

「ヤル気にさせる効率的なレッスン」~導入初期の具体的なレッスンプランの作り方~講座

を開催いたしました。

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導入期の生徒さんの場合 譜読みが重要なポイントです。

演奏には テクニックが欠かせませんが・・・(小さなお子さんには 練習は とても苦痛です・・・)

 "ヤル気"につなげる たくさんのアプローチについてお話していただきました。

 

♪ 読譜力、楽典を上手く組み合わせた指導

♪ 導入期からの指のトレーニング

 

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生徒さんのレッスンカルテを作成し 長期的なレッスンプランを持つと良いでしょう。

入門された小さな生徒さん・・・にとって 目標を設定することで 成長の過程が確認できます。

 

例1)3か月後には ドレミファソラシドが言える、鍵盤上で認識できる

例2)1年後の発表会では ○○曲を演奏する

 

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講座終了後は 岩瀬先生を囲んで 質疑応答コーナーを設けました。

遠方からも多くの方にご来場いただきまして ありがとうございました。

 

次回講座は・・・4/23(水)10:00~12:00

魅力的な教室を目指して・・

「譜読みのできる生徒を育てる指導法」

 ~生徒に楽しく伝える工夫・・・効率的なレッスン&体験レッスン~

 

是非 ご来場ください。お待ちいたしております。

2014年3月 7日

【実施レポ】2014コンペ課題曲セミナー(本多昌子先生)

2014年3月5日(水)本多昌子先生をお迎えし、カワイ名古屋2Fコンサートサロン"Bourree"
において『2014コンペ課題曲セミナー』を開催いたしました。

例年通りA1からC級までの曲目を取り上げていただき、指導ポイントについて演奏を交えて
大変わかりやすくお話していただきました。
音楽的な演奏をするためには小さな頃から音楽のルールを学ぶことが大切であり、
4期の作品を学ぶことの意義は大きいと思いました。

読譜から演奏へ・・・版によって強弱等の違いがありますから、自分で考えてみることにより
自然に音楽の流れを作れることもわかりました。
コンペに参加されない生徒さん、愛好家の方々にも是非この課題曲を日頃のレッスンで、
発表会で、取り上げていただきたいと思いました。

本多昌子先生 素敵な演奏 ありがとうございました!


(Rep:ピティナ名古屋さかえステーション 荻野千恵実)  

2014年3月12日

2014年度PTNAコンペティション課題曲セミナー

2014年3月5日(水)10:00~12:30

本多昌子先生による課題曲セミナーを開催いたしました。

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A1~C級までの課題曲について 演奏を交え お話していただきました。

♪ 両手の音のバランス

♪ ペダリング

♪ 4期の作品の特徴

 

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音楽的な演奏を目指すためには・・・

小さな頃から 音楽のルールについて学習することが 大切です。

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4期の作品を学習することで ピアノをさらに楽しんでいただけると思います。

本多先生 素敵な演奏ありがとうございました。

 

   コンペティション課題曲公開レッスンのご案内

   2014年5月24日(土)10:00~12:30 

   曲目 A1~C級までの近現代全曲、ほか・・・(予定)

   講師:金子 恵先生

是非 ご来場ください。

お待ちいたしております。

2014年4月17日

関 孝弘先生 ショパンが残した教則本 講座

2014年4月16日(水)10:00~12:00

関 孝弘先生による

「ショパンが残した教則本」シリーズ を開催いたしました。

第2回・・・知られざるショパンの言葉

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ショパンの目指した微妙な演奏法について わかりやく解説していただきました。

ショパンの特徴については ・・・

全音)ショパン 遺作集 校閲:関 孝弘先生 に記載されております。

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ショパンの演奏法・・・

多くの作品にみられる アルペジオを演奏する場合 手首の柔軟性が大切です。

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フレージング・・・

ピアノで歌うためには レガート奏法が 必要です。

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まずは ペダルなしで 練習してみましょう。

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多くの方にご来場いただきまして ありがとうございました。

 

次回 シリーズ③・・・

2015年4月15日(水) 10:00~12:00

開催予定です。

是非 ご来場ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

2014年4月24日

岩瀬洋子先生 「譜読みができる生徒を育てる指導法」講座

2014年4月23日(水)10:00~12:00

岩瀬洋子先生による

わかーるレッスンシリーズ 「譜読みができる生徒を育てる指導法」講座を開催いたしました。

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スムーズに譜読みができる生徒は、音楽を楽しめ、

高学年になり忙しくなっても "練習にあまり負担を感じない" ため

レッスンを長く続けることがでいます。

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参考テキスト・・・

♪ 鍵盤の配列  ・・・ ケンとバン

♪ ドレミの配列  ・・・ ドレミファソランド

♪ 大譜表の学習  ・・・ ソーヨひめとファーデスおうじ

♪ 五線のしくみ  ・・・ せんかんブラザーズ

♪ 体で感じるリズム指導  ・・・ オリズムピックA

 

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生徒は、教師の指導力によって変わります!

指導の柱を知ることで 生徒に必要なレッスンの進め方がみえてきます。

 

多くの方にご来場いただき ありがとうございました。

 

岩瀬先生のわかーるレッスン講座

次回は 7月16日(水)10:00~12:00 開催予定です。

 

是非 ご来場ください!

 

2014年5月15日

松本和将先生 効果的なペダルのテクニック講座:実践編

2014年5月14日(水)10:00~12:00

ピアニスト:松本和将先生によるペダル講座を開催いたしました。

「効果的なペダルのテクニック」全2回

 第2回 実践編 は モデル演奏者による公開レッスン形式でお話ししていただきました。

 "ペダル1つで・・・こんなに変わる!"

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曲目

・ベートーヴェン ピアノソナタ「月光」より第3楽章

・ショパン スケルツォ 第2番

モデル演奏者:進藤実優さん(小6)

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手のテクニックも大切ですが・・・

豊かな響きやフレーズを作るためには ペダリングが重要です。

ペダルを効果的に使うことで より表現豊かな演奏へと変化します。

 

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松本先生による演奏で モデル生徒さんの演奏が大きく変わりまhした!

ペダリングは 踏むタイミング によって 大きく変化しますが、

・・・ 踏むためには 離すタイミングが とても大切です。

 

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松本先生・・・素晴らしい演奏 ありがとうございました。

多くの方々に受講いただきましてありがとうございました。

 

次回のご案内

2014年11月19日(水)10:00~12:00

ペダリングも含めた テクニック講座です。

次回もモデル演奏者による公開レッスン形式です。

是非 ご来場ください。

2014年5月21日

杉浦日出夫先生 ピアノ演奏のための基礎指導法講座

2014年5月21日(水)10:00~12:00

杉浦日出夫先生による

「ピアノ演奏のための基礎指導法」講座を開催いたしました。

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音楽的な生徒を育てるために・・・

"美しく大きな音で、歌って弾くための奏法"についてお話していただきました。

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1)手を育てる

・日頃の訓練法について

   ハノンを上手く活用しましょう。

 指の訓練として スタッカートやリズム練習など・・・

2)ピアノ奏法の基本

 ・頭を使って → 頭から手へ → 思って弾く  声を出して弾いてみましょう

3)常に音楽の3要素にこだわって

   ・リズム ・メロディー ・ハーモニー

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練習では 響きを聴き通すことが 大切です。

  「基礎的なことを どのように徹底し 継続させるか 」

               指導者は 常に心がけることが 大切です。

 

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60名を超す多くの方々に ご来場いただきまして ありがとうございました。

来年も同時期に開催を予定しております。

 

2014年5月25日

金子 恵先生 2014年度コンペ課題曲公開レッスン

2014年5月24日(土)10:00~12:30

金子 恵先生による

2014年度 PTNAコンペティション課題曲公開レッスンを開催いたしました。

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曲目:A1~C級までの近現代全曲 

モデル演奏者による公開レッスンにて 演奏、指導のポイントについて解説していただきました。

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近現代曲には 法人作品もあり 「おはようヤマガラ」 では 

"ヤマガラ" とは どのような鳴き声なのか? 

実際の鳴き声を 金子先生が聞かせてくだり リズムとの関連が とてもわかりやすくなりました。

(現代は ネットで多くの情報が得られますから 映像や音声を 見たり聞くことができます。)

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近現代曲を演奏するには バロック音楽 特にポリフォニーを学習することが大切ですから

ポリフォニーを学習することにより 音楽をさらに深く理解し 楽しんで演奏できるようになります。

 

4期の作品の様式感をしっかり学習するためには・・・

       ヨーロッパの文化について学ぶことも大切です。

特に 宗教(ヨーロッパでは 主にキリスト教)と音楽は深いつながりがありますから

          教会音楽について 調べたりすることも 良いことだと思います。

音・・・色々な楽器を想像して イメージを作ることで より音楽が楽しくなります。

日頃のレッスン、練習で イメージするよう心掛けることが 大切なことだと思いました。

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金子恵先生 素晴らしいアドヴァイス ありがとうございました!

モデル演奏者のみなさん、ご来場いただきました先生方 長い時間ありがとうございました。

 

2014年5月29日

江崎昌子先生「楽譜から読み取るペダリングの工夫」講座

2014年5月28日(水)10:00~12:30

ピアニスト:江崎昌子先生による

耳を育てるペダルのテクニック

「楽譜から読み取るペダリングの工夫」講座を開催いたしました。

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基礎的な技術がなければ、ピアノを歌わせることはできません。

ペダルを使用する前に まず "ペダルなしで練習すること" が 大切です。

♪ 手首、肘、肩 を 脱力しましょう

   ・・・・ しかし 手、指は 鍵盤をつかむため しっかりしていなければなりません。

   指のトレーニングとして テニスボールを軽く指でつかむ と 良いでしょう。

   注:手首の力が抜けていることを確認しましょう!

 

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参考曲目

ショパン:ワルツ 作品42、64、69 

モデル演奏:本多万祐子さん

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ショパンのワルツには 随所にマズルカのリズムが表れています。

音楽の流れ、リズム、ハーモニー を 耳で聴くことで 無駄な動きがなくなりますから

 ペダルを 踏むタイミング、離すタイミング、ペダルの量を 考えることができます。

ショパンの生まれた国:ポーランドの文化について知ることも演奏上 大きな助けとなります。

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モデル演奏いただいた本多万祐子さん 素晴らしい演奏ありがとうございました!

江崎昌子先生の講座は 来年も同時期に開催予定です。

 

江崎先生 素敵な演奏、説得力のあるお話 ありがとう」ございました。

多くの方々にご来場いただきまして ありがとうございました。

 

2014年6月13日

中井正子先生 テクニック講座「ショパン:即興曲・ワルツ・バラードより」

2014年6月11日(水)10:00~12:00

ピアニスト:中井正子先生による

テクニックシリーズ 「ショパン 即興曲・ワルツ・バラード」講座 を開催いたしました。

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曲目

♪ 即興曲 第1番 Op29、 幻想即興曲 Op66

♪ ワルツ Op64-1「子犬」、 Op69-1「別れ」

♪ バラード 第1番 Op23

 

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各曲 先生が演奏されながら 

練習方法、曲のポイント(和声構成、休符、拍感、音域など)についてお話していただきました。

♪ 特に 休符は意識して演奏することが大切です。

     足で呼吸をすることを考えてみましょう!

            ・・・・ペダリングを考えるとよいでしょう

♪ 和声進行やフレーズの違い、を意識することも大切です。

♪ オクターヴの場合 音域を意識して 両手のバランスを考えることが大切です。

 

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楽譜を丁寧に読み そこから考え出されるテクニックを意識して練習しましょう。

中井正子先生 毎回 素晴らしい演奏ありがとうございます!

多くの方々にご来場いただきまして ありがとうございました。

 

今回で テクニックシリーズ第1弾(全5回)は 終了いたしました。

次回・・・12/17より テクニックシリーズ第2弾(全5回)を開催いたします。

12/17(水)10:00~12:00

♪ ショパンとリストのエチュード入門 

 ・・・・ドビュッシーのエチュードも取り上げます。

予定曲目

・ショパン エチュード Op10-3「別れの曲」 Op10-12「革命」  Op25-1「エオリアンハープ」

・リスト エチュード「ためいき」

・ドビュッシー エチュードより

 

2014年6月18日

城 寿昭先生 「今より2倍楽しく弾けるようになる!テクニックのレシピ」講座

2014年6月18日(水)10:00~12:00

城 寿昭先生による

「今より2倍楽しく弾けるようになる!テクニックのレシピ」 講座を開催いたしました。

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♪ なぜミスタッチが起こってしまうのか? 

その原因と対策について 具体的にお話していただきました。

 

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演奏のプロセス・・・について 具体的に考えてみましょう!

読譜 → 音へ 

「体の動きと音楽は一致させましょう」

・・・・指だけ弾くのではなく 肘・腕をうまく使いましょう。

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♪ 黒鍵と白鍵 そして 手の形について

♪ 美しいレガートを作るには・・・・良い耳を育てることが 大切です。

特殊な訓練の必要はなく ピアノの原理に沿った奏法で 演奏ができます。

脳を使うこと・・・「頭で考える習慣」 が もっとも大切なことです。

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ロシアンピアノ奏法について 具体的にわかりやすいお話 ありがとうございました。

お天気の悪い中 多くの方に ご来場いただきまして ありがとうございました。

来年も開催予定です。

2014年7月 2日

伊藤仁美先生「ピアノ演奏の基礎 ポリフォニーの学び方」

2014年7月2日(水)10:00~12:00

伊藤仁美先生による

「ピアノ演奏の基礎 ポリフォニーの学び方 ~バッハ インヴェンションへのアプローチ~」講座を

開催いたしました。

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両手を自由に・・・ 

自分の意志で動かし、歌って演奏できるようにすることが大切です。

そのための最適な教材は バッハです。

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歌う指を作るために・・・

「内声を聴く」ことを小さな頃から訓練すると良いでしょう。

そのための教材として

ヤマハ)きれいにうたいましょう1~4  が おススメです。

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小さな生徒さんにとって 「楽譜を読み 演奏する」ことは 大変な作業ですから

初めに 音とり遊びをされると良いでしょう。

文字と感情 → 例:「たのしい」 といった言葉を 音にして表現してみるのも面白いです。

今回 インヴェンションに"詩"をつけた歌を ご紹介いただきました。

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詩のほかに 

ヴァイオリンとヴオラによるインヴェンションの演奏CDを聴かせていただきました。

2声のバランスや表現など大変参考になりました。

平均律の4声フーガの弦楽4重奏によるCDもあるそうですから 聴いてみるのも面白いと思います。

歌って弾く・・・創意工夫をしてみましょう!

60名を超える多くの方々に受講していただきまして ありがとうございました。

また 遠方からご来場いただき ありがとうございました。

2015年も同時期開催予定です。

2014年7月 9日

春畑セロリ先生「ぶらぶ~らの地図」公開講座

2014年7月9日(水)10:00~12:00

春畑セロリ先生による

「ぶらぶ~らの地図」講座を開催いたしました。

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セロリ先生のピアノ作品「ぶらぶ~らの地図」について

作曲のエピソードや作品へのイメージなど お話していただきました。

★大人になると・・・思考が固くなってしまう傾向にあります

   イメージを持つために まず 頭を柔軟に そして "単語" をイメージしてみましょう。

楽譜を見ないで 演奏を聴いて どのような単語が浮かぶのか?

     受講された先生全員に伺ったところ さまざまな単語がありました。

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風、カーテン、猫、犬、・・・ 自然や生物など みなさん さまざまなイメージをお持ちでした。

イメージを持つことで 曲の演奏法も見えてきます。

"楽譜の向こう側"を考えて弾くことが とても大切なことです。

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今回 一部 モデル演奏者による公開レッスン形式で お話していただきました。

曲目:かもめからの招待状

モデル演奏:中村遼華さん(小5)

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 楽譜には ペダリングが記載されていません・・・・

みなさん "音"を聴いて どのような響きで 演奏するのか 是非 自分自身で考えてみましょう。

また 部分的に 細かな指示・・・例:rit. も 無いところがあります。

こういった箇所は 是非 いろいろな弾き方を考えてみると良いでしょう。

「楽譜の向こう側」 が 見えてくるかもしれませんね・・・ 140709CD.JPG

 タイアップCDも発売されています。

演奏:関 孝弘先生 

ご来場いただきました先生方 ありがとうございました。

セロリ先生 楽しいお話 ありがとうございました。

 

2014年7月19日

岩瀬洋子先生「楽典を上手く取り入れた楽しいテクニック指導法」講座

2014年7月16日(水)10:00~12:00

岩瀬洋子先生 わかーるレッスンシリーズ

「楽典を上手くとり入れた楽しいテクニック指導法」講座を開催いたしました。

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生徒は教師の指導力で変わります!

♪ 生徒が楽しく自発的に練習するための工夫 を 考えてみましょう。

"上手く弾く"上で 避けて通れないテクニック 「スケールとアルペジオ」 ですが・・・

指使いで混乱していまします。

子供が理解できる指導について 具体的にお話していただきました。

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短時間に集中して効果を上げる・・・指トレーニング

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楽譜をスムーズに読み 演奏するためには 

小さな頃から指使いを意識し 練習の目標を持つことが大切」です。

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講座終了後は 質疑応答コーナーを設けています。

(自由参加ですので 気軽に先生とお話できます)

岩瀬先生 ありがとうございました。

2015年も開催予定です。

 

2014年7月30日

田中正也先生「ロシアピアノ作品の魅力②」講座

2014年7月30日(水)10:00~12:30

ピアニスト:田中正也先生による

バイエル終了~チェルニー30番で弾ける!

「ロシアピアノ作品の魅力」 第2回 を開催いたしました。

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曲目

★チャイコフスイキー こどものためのアルバムOp39(1878年)より

  第8番 ワルツ → バイエル終了程度 参考:PのABC 21番

  第18番 ナポリの歌 → バイエル終了~チェルニー30番初め程度 

   ・・・和音の連打の練習をすると良いでしょう。PのABC 4番

  第20番 魔女:ババヤガ 参考:PのABC 9番

   ・・・スタッカートの練習

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ロシアでは "打鍵"という言葉はなく 「鍵盤に触れる」 という言い方をします。

叩くのではなく "ピアノを鳴らす" ことが大切です。

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       ナポリの踊りです!

★ラフマニノフ 幻想的小品集 Op3-2 「鐘」 (1892年)

  ・・・チェルニー30番後半程度 和音の弾き分けが大切です。

    音の距離感を出す弾き方を考え 音の響きを良くききましょう!

★プロコフィエフ 10の小品 Op10(1913年) より 第7番 前奏曲"ハープ"

   ・・・チェルニー30番中程程度 

  ♪ 革命前夜 という この時期に とてもきれいな曲が作曲されました。

★ハチャトリアン トッカータ(1932年)

  ・・・チェルニー30番終了程度 201407303.JPG

ロシアの音楽・・・

♪ 気候

♪ 時代背景 (帝政ロシア → ロシア革命 → 社会主義:ソビエト)

♪ 民族音楽の多様性

♪ ロシア語 ・・・・長い単語です (ロシアの大地のような・・・)

   

15歳からロシアの音楽に育まれた田中正也先生ならではのお話でした。

ピアノを演奏するには "イメージ"を音に表現することが とても大切なことです。

ロシアの時代的・社会背景 そして厳しい気候があって生まれたピアノ作品について

演奏を交えて楽しいお話ありがとうございました。

次回の講座は

2015年1月28日(水)10:00~12:30

前日 1月27日(火) ミニコンサートを開催いたします。  

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2014年8月 8日

清水皇樹先生「ピアノで歌う・・・演奏法」講座

2014年8月6日(水)10:00~12:00

清水皇樹先生による

「ピアノで歌う 演奏法」講座を開催しました。

今年も昨年同様 全日本学生音楽コンクール課題曲より題材を取り上げてお話していただきました。

♪ メンデルスゾーン 無言歌「5月のそよかぜ」

♪ シューベルト 即興曲 作品90-4

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5月のそよかぜ・・・

ヨーロッパの冬は 日本の冬と違い 暗く、長いです。

春は とても待ち遠しく そして明るく感じられますから そういった雰囲気を伴奏型で

上手く表現できるよう "春"のイメージを考えてみましょう。

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♪ イメージから演奏へ ・・・

シューマンの歌曲など ドイツリートを聴いてみたり、歌曲の伴奏部分を弾いてみることも良いでしょう。

どう表現したいか?

そこから演奏法が見えてきます。

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シューベルト 即興曲は 音楽的に難しいですが、

子供の頃から演奏にチャレンジして 作品を温め 

大人になったとき 音楽的な内面について 感じることができるでしょう。

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四季を感じ、小さな出来事に感動する ・・・

ピアノ以外のことにも 是非 興味を持ってみてください。

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清水皇樹先生 素晴らしいお話 ありがとうございました!

来年も開催を予定しています。

 

2014年8月21日

川上昌裕先生「上達への新たな視点② エチュード再考」講座

2014年8月20日(水)10:00~12:00

川上昌裕先生による

レベルアップピアノ術

「上達への新たな視点②」~エチュード再考~講座を開催いたしました。

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"ピアノは楽しんで弾ける" ことが一番ですが・・・

                  指が十分に確立していることが大切です。

指のトレーニングのために "エチュード"は 最適な教材といえますが、

ただ 指を動かすだけでなく そこには"音楽"が 存在していることを意識することが大切です。

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モデル演奏:中村日香さん(小6)

曲目

チェルニー50番 より 第1、2番

クラーマー=ビューロー60の練習曲 より 第56番

 

指の練習だけになってしまわないために・・・

   音の方向を意識して 曲想を考えてみましょう。

音楽の素晴らしさを再認識でき 練習が楽しくなり 練習曲が素敵な曲へと変化します。

 

 

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モデル演奏:本多万祐子さん

曲目

リスト ラ・カンパネラ

全音)リスト パガニーニ大練習曲集「原典版」 ≪ラ・カンパネラ≫旧交稿付き

 (校訂:野本由紀夫先生  運指:渡辺健二先生)

を参考にされると良いでしょう。

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モデル演奏:柳河瀬貴子さん

曲目

カプースチン 「8つの演奏会用エチュード」 より 第1番「前奏曲」 第2番「夢」

1984年に作曲されたこの練習曲は 近年広く知られ 演奏される機会も増えています。

指使いについては 作曲者自身の手の大きさが基本となっていますが、

作曲者自身の指使いで弾くと、曲の中でのパッセージの持つアクセントやバウンド感、フレーズ感が正しく聴こえてきます。

               プリズム)カプースチン:8つの演奏会用エチュード作品40 本書より

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川上先生 とても情熱的なレッスンありがとうございました!

先生の一言で モデル演奏者の方々の演奏が大きく変化しました。

モデル演奏者のみなさん ありがとうございました!

来年2015年も開催を予定しております。

 

お詫び

チラシに掲載されていた参考曲目が 一部 変更になり ご来場いただいきました皆様に ご迷惑を

おかけいたしました。

申し訳ございませんでした。

2014年8月27日

ピアニスト:佐藤卓史さん 「ロマン派以降のピアノテクニック、初級~上級まで」講座

2014年8月27日(水)10:00~12:30

ピアニスト 佐藤卓史さん による 

実力派ピアニストが解き明かす!芸術的演奏への手引き

「ロマン派以降のピアノテクニック、初級~上級まで」講座を開催いたしました。

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ブルクミュラー25の練習曲に続き 最近 ブルクミュラー18&12の練習曲もリリースされた

佐藤卓史さんに ピアニストの視点からエチュードについて お話していただきました。

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表題を持つブルクミュラーは、音楽を理解して表現できるようになる曲集のひとつです!

ロマン派音楽の特徴・・・

♪ 内面(感情)の追及、民族性の意識

♪ 他の芸術分野との接近

♪ 自然、異界への憧れ

ロマン派音楽は、特権階級から家庭音楽へと ・・・ 「自分で演奏する楽しみ」 変化しました。

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「ピアノテクニックの初級・中級・上級」とは?

初級 → 書かれている音符を正しいテンポで弾ける

中級 → 音楽的な規則に基づく演奏ができる

上級 → 楽曲のスタイルを表現できる

コンクールでは 上級のテクニックが重要です。 1408273.JPG

和声について理解することも大切です。

和声進行、 借用和音、また 非和声音の奏法についても考えてみましょう。

ブルクミュラー25・18・12の練習曲には 様々なテクニックの要素が含まれています。

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まず 上級テクニックを理解することで 初級・中級テクニックもスムーズに習得できるでしょう。

"良い趣味を身につける" 曲集として 是非 ブルクミュラーを活用してみましょう。

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佐藤卓史先生 とても素晴らしい演奏、お話ありがとうございました。

来年の予定・・・

2015年8月26日(水) 

ご来場いただきました先生方 ありがとうございました。

2014年9月 3日

長谷川 淳先生「ピアノ構造から見た正しいタッチ」④講座

2014年9月3日(水)10:00~12:30

長谷川 淳先生による

「ピアノ構造から見た正しいタッチ」④ 

~ベートーヴェン:ピアノソナタとショパンの作品より~ 講座を開催いたしました。

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140903長谷川先生1.JPG

演奏」は・・・ある意味「科学」です。

ピアノ構造とその歴史、歴変遷をを踏まえた作品の理解が必要です。

"ベートーヴェンが生きた時代 → 作曲活動をおこなった時期は 

      ピアノが大きく変貌した時代です。"

       ・・・・青弓社)ピアノの誕生・増補版 西原 稔先生著 より

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      アクションモデル ↑

ピアノの音域が、5オクターヴから7オクターヴ半に及ぶ幅広い音域へと変化しています。

第21番「ワルトシュタイン」ソナタは ベートーヴェンの支援者:ワルトシュタイン伯爵より

最新型のピアノが贈られ その可能性を最大限に生かした手法を取り入れて作曲されています。

初期のソナタ 中期のソナタ、後期のソナタ を通して その変化について考えてみましょう。

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近代タッチ

主なタッチ・・・

①インナータッチ ②ルシアンカンタービレタッチ ③ルシアンスピードタッチ ④ハーフスロータッチ 

などについて お話していただきました。

モデル演奏:三宅菜津子さん

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参考曲目

ショパン:バラード第1番、スケルツォ第1番、第2番、小犬のワルツ、ワルツOP64-2

ショパンの作品を演奏する場合 様々なタッチを考えてましょう。

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モデル演奏をしていただいた三宅菜津子さん 素晴らしい演奏ありあとうございました。

長谷川淳先生 具体的なタッチと演奏法について 大変詳しくお話いただき ありがとうございました。

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多くの方々に ご来場いただきまして ありがとうございました。

2015年も開催を予定しております。

 

2014年9月18日

菊地裕介先生「ベートーヴェン ピアノソナタ 演奏法と解釈」⑧ 講座

2014年9月17日(水)10:00~12:30

ピアニスト:菊地裕介先生による

「ベートーヴェン ピアノソナタ 演奏法と解釈」シリーズ⑧ 講座を開催いたしました。

 第7番Op10-3  第15番「田園」Op28  第25番「かっこう」Op79

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このシリーズは、2011年より始まり 現在 第8回を終了したところです。

毎回 初期、中期・後期ソナタより 1曲づつ取り上げ 演奏を交え 大変わかりやすい解説を

していただいております。

ピアノの歴史とともに作品も変化しており ベートーヴェンの新しい技術への挑戦が見えてきます。

初期・中期・後期のソナタを通して ベートーヴェンの生きた時代を 感じることができます。

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第7番Op10-3

・・・第3番以来 再び4楽章構成となっています。

 全体を通して調性が 第1楽章 D-dur、 第2楽章 d-moll、 第3楽章 D-dur、 第4楽章 D-dur

   調性を意識することで 音楽の作り方が見えてきます。

 バラエティに富んだテンポや和声などから ベートーヴェンの心情にふれてみましょう。

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第15番「田園」Op28

・・・第7番同様 第1主題をソナタ形式にした4楽章構成になっています。

 調性が 第1楽章 D-dur、 第2楽章 d-moll、 第3楽章 D-dur、 第4楽章 D-dur

 調性を意識することが 大切です。

全曲通して"牧歌的"で瞑想的な雰囲気があり、自然を表現する響きやパッセージが見えてきます。

出だしの音 → 音色に細心の注意をしましょう。

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第25番「かっこう」Op79

・・・第1楽章での左手の音型が、かっこうの鳴き声に似ていることから 「かっこうソナタ」と

 呼ばれています。

 調性が 第1楽章 G-dur、  第2楽章 g-moll、 第3楽章 G-dur

 第7番、15番 同様 調性の意識が大切です。

 ペダリングにも注意しましょう。

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ベートーヴェン ピアノソナタは ppを美しく演奏することが 大切なことです。

美しい響きで演奏できるよう心がけましょう。

ご来場いただきました皆様 ありがとうございました。

次回は 2015年2月4日(水) 開催いたします。

是非 ご来場くださいませ。

 

既に取り上げた曲・・・

第1・2・3・4・7・8・9・10・11・14・15・17・18・19・20・21・23・24・25・26・27・28・30・31・32番

残っている曲は・・・

第5・6・12・13・16・22・29番です。

 

講座 前日9月16日は ミニコンサートを開催いたしました。

プログラム ショパン:エチュード全曲(作品10&25)

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菊地先生 コンサート&講座 大変お疲れ様でした。

素晴らしい演奏、解説 ありがとうございました。

2014年9月27日

奥村 真先生 ピアノクリニック2014 

2014年9月27日(土)10:00~12:00

奥村 真先生による

「ピアノ指導のためのレッスンポイント」 

~基礎力あっぷのための具体的な指導法~ 講座 を 開催いたしました。 奥村先生2.JPG導入初期における大切なテクニックの指導・・・

♪ 初期に学びたいこと

 「音楽の三要素」 ①リズム ②メロディー ③ハーモニー

 「読譜」 ・・・"所見演奏能力"を向上させることが、大切です。

 「基礎的テクニック」 ①速さ ②力強さ ③コントロール

 

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奥村先生4.JPG

表現すること  ・強弱 ・アーティキュレーション ・アゴーギク

基本的なことをしっかり学べるよう 生徒さんが理解しやすい言葉や演奏に注意しましょう。

和音の変化、大事な音とその直前の音の意識 など 生徒さんが気づけるように指導しましょう。

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奥村先生モデル2.JPG

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 基礎的なことは 11才までを目処に 学ぶことが大切です。

そして 生徒さんが 

   「自分の悪いところに気づき 自分で練習方法を見つけ出す」 ことができるよう

   指導者も考えてみましょう。

モデル演奏者のみなさん 素敵な演奏ありがとうございました。

奥村先生 大変素晴らしいお話 ありがとうございました。

ご来場いただきました皆様 ありがとうございました。

2014年10月 4日

馬塲マサヨ先生 らくらくピアノ演奏法2014

2014年10月4日(土)10:00~12:00

馬塲マサヨ先生 らくらくピアノ演奏法2014

「目からウロコの ピアノの扱い方と音の聴き方」講座 を 開催いたしました。

馬場先生4.JPG

 

頑張ってピアノに立ち向かっていませんか?

鍵盤の扱い方を見直すことで もっと楽にピアノが弾けます!

 

 

 

 

 

 

  

 

まず 鍵盤について・・・音の鳴るタイミングは?

・音が鍵盤の どの位置で鳴るのか をよく聴きながらゆっくり鍵盤を下げて みましょう。

・次に打鍵して鳴らした音が鍵盤の どの位置で消えるのか をよく聴きます。

馬場先生1.JPG  鍵盤はシーソーです。

指で鍵盤を下げる → 重みをかけることです。

 鍵盤は、水平な状態に思えますが

鍵盤の奥側はアクションの重さがかかっているため、鍵盤の手前側(指で押す部分)は上がっています。

下げた鍵盤は、指の力を抜けば元の状態に戻ります。

ピアノを楽に弾くコツ は・・・

"鍵盤を効率よく使うこと"です。

鍵盤が戻るときに 意識的に 指を引き上げないよう にすることです!

馬場先生5.JPG

音の聴き方について

日本人の多くは メロディを歌うことは上手くできますが・・・

ハーモニーとリズムを表現することが苦手な傾向にあります。

ハーモニーの変わり目の直前を大切にしましょう。

詳しくは ヤマハ)目からウロコのピアノ奏法 をご覧ください。

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馬塲先生 ありがとうございました。

ご来場いただきました先生方 ありがとうございました。

2014年10月22日

吉永哲道先生 「ポリフォニー音楽の分析と演奏法」講座

2014年10月22日(水)10:00~12:30

ピアニスト:吉永哲道先生による

ピアノ演奏のための基礎力シリーズ

「ポリフォニー音楽の分析と演奏法」講座を開催いたしました。

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音楽作品を演奏する上で、最も重要な要素のひとつ

"多声音楽(ポリフォニー)"の演奏法について 参考曲目を取り上げ 演奏を交えながら

お話していただきました。

     基本となる音の倍音を聴き 響かせて演奏することが大切なことです。

「音楽表現」とは?

 ・・・・聴き手に伝えることですが、 何を伝えるのか?考えることがとても大切なことです。

    特に 音色 → ハーモニーのグラデーション 

    "響きの質感"を持って 調和する響きとして 「意識する」 ことがポイントです。

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 最初に

ポリフォニー音楽として学習される

インヴェンションより

第9番

シンフォニアより

第5番 

を取り上げていただきました。

 

 

 

 

音の重なりを豊かな響きで演奏するためには・・・

♪ 身体が自由に解放されていることが重要です。

自由に解放されるためには・・・

♪ 自然で合理的なタッチと音の鳴るタイミングを知ることです。

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ポイント

① 筋力に依らない打鍵の感覚 

② 滑らかな"響きのレガート" → 倍音と倍音のつながり

③ 音程に対する意識を持つ

④ 各声部をバランスよく弾き分けるための "耳の使い方"

音の重みをかける過程において、イントネーションが生まれます。

「音を聴く」 ことは その音の響きの行方を聴くことです。 1410227.JPG

 響きの行方を聴くためには ハーモニーを聴くことが大切なことです。

参考曲目

・バッハ インヴェンション第9番 シンフォニア第5番

・バッハ フランス組曲 第3番

・ブラームス 間奏曲 Op117-1

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吉永先生 素晴らしい演奏とお話ありがとうございました。

ご来場いただきました先生方 ありがとうございました。

2015年も10月に開催を予定しております。

また 講座前日には 吉永先生によるミニコンサートも予定しております。

2014年11月 6日

深谷直仁先生 ピアノ上達練習法2014 

2014年11月5日(水)10:00~12:00

深谷直仁先生による

「ピアノ演奏のためのアナリーゼ」講座を開催いたしました。

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「ピアノは好きだけど・・・練習は あまり好きじゃない・・・」

「練習って なかなか続かない・・・」

そんな方は 「練習ストレスが強い」傾向にあります。

  ♪ 「基礎力」をアップして 練習ストレスにさよならしましょう 

解消するために・・・

★初見力をチェックしましょう。

初回のレッスンで 音楽的に弾けていることが ポイントです・・・

そのためには 音楽的自立が必要です。

初見で弾ける曲を数多く演奏することで 練習量が増えますから 生徒さんへの選曲が大切です。

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基礎力・・・

導入期につけるようにしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

音楽教育と言語教育には 共通点があり 語彙を増やし すぐに弾ける曲を多数こなすことです。

"言葉"のように楽譜を読む → アナリーゼ

・音列に意味を持たせましょう

・"リズム"は 音楽の原点です

・フレーズを探しましょう → メロディ

・調性と和声を理解しましょう。

  ・・・小さな生徒さんには まだ理解できませんから 指導者が理解し 生徒さんが理解できる

    「ことば」で伝えてあげましょう。

・パターン(形式)を読みましょう

・楽曲形式を理解しましょう

  ・・・生徒さんに書かせることも良いでしょう 例:2部形式、ロンド樹式、ソナタ形式など

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和声について コードネームも平行して学習すると良いでしょう。

指導者は 生徒さんが 「どの程度理解できているのか」 具体的にしることが 大切なことです。

"弾ける"とは・・・音が良/奏法が良い ことです。

テクニックの基礎として 小さな頃から "腕"の使い方を徹底しましょう。

★小さな生徒さんの場合 指はしっかりしていませんから 腕の使い方は有効です。

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ご来場いただきました先生方ありがとうございました。

深谷先生 心温かいお言葉による講座 ありがとうございました。

次回は・・・2015年11月4日(水) 開催予定です。

2014年11月20日

松本和将先生 「ピアノ演奏のための楽曲構築力」 講座

2014年11月19日(水)10:00~12:00

松本和将先生による テクニック講座シリーズ

ピアノ演奏のための楽曲構築力

「イメージから演奏へ・・・音楽の組み立て方」講座を開催いたしました。

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今回 ショパン バラード第1番 を 題材として 演奏を交え 解説していただきました。

演奏・・・楽譜に書かれていることを再現しますが

「音符を鍵盤に置き換える」だけでなく 楽譜の向こう側を読み 演奏することです。

楽譜に書かれていることを把握し イメージすることです。

まず 曲全体の調性を把握しましょう。

そして調性の変化を知り 和声・和音の性質を理解しましょう。

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バラード第1番は g-moll で始まり g-moll で終わります。

他の作曲家による g-moll の作品に触れてみると 調性の雰囲気がよくわかります。

例 → チャイコフスキー:四季より舟歌、バッハ:平均律から など

小品を弾いてみると良いでしょう。

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楽曲の調性、和声など分析することも大切ですが "音"の響きを心から感じることが大切です。

短調の場合 → 悲しい など

長調の場合 → 喜び 

調性を知ったり、和音の響きを感じたり することで より イメージしやすくなります。

イメージ・・・

短調から長調へ変化する場合 例:暗闇からの解放、苦悩からの解放 など

自然や心の変化に置き換えてみるのも良いでしょう。

イメージすることで どういった音色で演奏したいのか? 考えることができますから

「自分で考えて練習する」ことができるようになります。

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松本先生の素晴らしい演奏による解説で より具体的にわかりやすくなりました。

講座後半は モデル演奏者によるレッスン形式でお話していただきました。

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モデル演奏:今飯田桃那さん

松本先生 素晴らしい演奏、お話 ありがとうございました。

今飯田桃那さん ありがとうございました。

 

2014年11月27日

樹原涼子先生 上達のための良い耳づくり"聴きとり術"講座

2014年11月26日(水)10:00~12:00

樹原涼子先生による 

「聴きとり術」講座を開催いたしました。

(雑誌『ムジカノーヴァ』において"聴きとり術"連載されています。)

コードがわかれば・・・

音楽の聴き方・楽しみ方が変わります!

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上達のためには 良い耳を育てることが大切です。

★音楽の聴き方を深め、味わい方も教える手法とは?

1)紙の上でわかることより 聴いてわかることが大切

 ・・・実際の音の響きでコードを学んでいきます。

2)「聴く」体験が、系統立ててできること

 ・・・コードの記憶が少しずつ積み上がり、比較、識別できるようになります。

3)「はじめから音楽を」感じられること

 ・・・音楽の中でコードのニュアンス、ディテールの違いを味わえるようになります。

4)「はじめからいい音で!」

 ・・・いい音、美しい響き、カッコいいハーモニーしか許さなくなる耳づくり

♪ 指があまり動かなくても・・・説得力のある演奏ができるようになります

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聴き方が変われば・・・表現が変わります!

"設計図" (楽譜) の深い理解が → 作曲家の考えに近づく方法です。

演奏は・・・指の動きではなく 脳の働きによるものです。

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生徒さんには・・・リラックスさせて 鉛筆を持たせないで 先生は"笑顔"で 響きを聴きましょう!

リラックス体操・・・

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ドミナント・モーション=属7から主和音へ解決については

テキスト P46~

テキスト:音友)耳を開く 聴きとり術 コード編 ¥1800(本体)

P42~45 是非 読んでください!

このテキストは レッスンで使用していただける内容となっています。

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講座終了後は サイン会を開催いたしました!

講座最後には 「やさしいまなざし」を演奏していただきました。

樹原涼子先生 素晴らしいお話ありがとうございました。

遠方からもご来場いただきましてありがとうございました。

2014年12月18日

中井正子先生 エチュード入門「ショパン・リスト・ドビュッシー」

2014年12月17日(水)10:00~12:00

中井正子先生によるテクニックシリーズ

エチュード入門「ショパン・リスト・ドビュッシー」講座を開催いたしました。

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曲目

♪ ショパン エチュードOp25-1「エオリアンハープ」 Op10-3「別れの曲」 Op10-12「革命」

 ・・・参考テキスト ハンナ)ショパン名曲26選 第2巻

 「エオリアンハープ」 → 両手の分散和音から作られるデリケートな響きと音色を学びます。

 「別れの曲」 → 前半・後半の美しい旋律は 6度の重音のレガート奏法の練習

            中間部は 両手の半音階的な重音の技術習得が目的です。

 「革命」 → 劇的な右手旋律を浮き出させる左手分散和音の 

         正確で強靭な演奏技術が要求されています。

 ★ ハーモニーを把握するために 片手だけの練習より 両手での練習がおススメです。

       和声感を身につけて練習しましょう!

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♪ リスト 3つの演奏会用練習曲 より「ためいき」

  ・・・この3曲の中で最も有名な「ためいき」は アルペジオの練習です。

  ショパンと同時代に生きた作曲家で オペラ的な要素やショー的な演奏スタイルも出てきます。

  楽語が多く書かれてあるので 必ず読んでおきましょう。

  また 調性について理解しおくことも重要です。

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♪ ドビュッシー 12の練習曲より 第11番 「組み合わされたアルペジオのために」

  ・・・初期の作品「2つのアラベスク」と同様に「アール・ヌーヴォー風=唐草模様風」の 

    線の組み合わせのように書かれています。

    "晩年のアラベスク"といわれ とても綺麗な曲です。

    アルテス)ドビュッシーピアノ全作品演奏ハンドブック (著:中井正子先生)より

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演奏を交えながら各曲についてわかりやすく解説していただきました。

テクニックについて・・・

言葉で表現することが難しい場合がありますから 実際 先生の演奏を聴いていただくことで 大変わかりやすくなります。

エチュードは難しいですが 今回取り上げていただいた曲は 発表会でも演奏されますので

素敵な響きやハーモニーの変化を楽しみながら 練習してみましょう。

中井正子先生 素晴らしい演奏ありがとうございました。

大変寒く冷え込む中 多くの方々にご来場いただきまして ありがとうございました。

次回は・・・

2015年6月10日(水)10:00~12:00

「ドビュッシー ベルがマスク組曲、アラベスク第1番、喜びの島」 を予定しております。

 

 

  

  

  

2014年12月25日

伊藤康英先生 楽しくエクササイズ「効果的なハノン活用術」講座

2014年12月24日(水)10:00~12:30

伊藤康英先生による

楽しくエクササイズ 「効果的なハノン活用術」講座を開催いたしました。

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参考テキスト

「ハノンのハ」 ・・・・

日頃の練習に役立つように「ハノン・ピアノ教本」をコンパクトにまとめられ

すべての曲が連弾できるようになっています!

単なる指の練習にとどまらず、連弾で音楽的にハノンを楽しみましょう!

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「ハノンのハ」では・・・

原書で2オクターヴにわたるところが、1オクターヴにとどめられています。

音域が広いと・・・小さな生徒さんにとって 体のポジションに負担がかかりますから

音域を移しての練習もおすすめです。

連弾パートでは・・・

アーティキュレーションがはっきりしてあり、リズミカルだったり、レガートだったり・・・

連弾パートの曲想に合わせて 生徒さんはハノンを音楽的に弾くことができます。

指導者は 連弾パートの"音楽"の性格を理解することが大切です。

後半のスケール・アルペジオでは・・・

2オクターヴの音階に、主音を8分音符にしてあることで 

オクターヴごとに運指をしっかり確認しながら演奏できます。

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新刊楽譜

「ぐるぐるピアノ パーティブック」・・・

レッスンや発表会でも楽しんでいただけます。

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ぐるぐる・・・椅子を用いず交替しながら ピアノで楽しむ"輪唱"です!

小さな生徒さんにとって鍵盤が近くなることで弾きやすくなります。

ベースや内声パートを聴いても・・・何の曲か?わかりませんが 

メロディーパートが登場することで曲がわかります!

特に ベース・ラインを聴くことが大切です。

オーケストラの中の様々な楽器をイメージして演奏することも 大切です!

ただ演奏するだけでなく、ベース&内声パートをよく聴いてメロディーを弾いてみましょう!

 

年末お忙しい時期にご来場いただきましてありがとうございました。

伊藤先生 楽しい演奏・お話ありがとうございました。

2015年・・・

7月15日(水)10:00~12:30

ハノンの活用法やバッハ:インヴェンションやロマン派の小品を取り上げ アナリーゼ講座を

開催いたします。

2015年1月15日

轟 千尋先生 きらきらピアノ「連弾の魔法でこどもたちに音楽するよろこびを伝えよう」講座

2015年1月14日(水)10:00~12:00

轟 千尋先生による

「きらきらピアノ」でわくわくアンサンブル!講座を開催いたしました。

~耳とからだで、アンサンブルの楽しさを

  頭とこころで、ソロへ生かすアイディアを~ 

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誰かと一緒に音を合わせることによって・・・

心地よい響きが生まれたり、リズムに乗れたり、一気におしゃれな響きに変身したり。

ひとりで演奏しているときとはちょっと違う "連弾"の魔法にかかれば 

こどもたちもピアノが好きになります!

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連弾を取り入れることで 小さな生徒さんや初歩の生徒さんにとって ピアノの響きが重厚となり

とても素敵な演奏へと変化します。

また "耳を育てる" 良い教材と言えるでしょう。

使用テキスト

全音)きらきらピアノ こどものピアノ連弾名曲集①、② 

第1巻より

ロンドン橋、メリーさんの羊、夜汽車、踊ろう楽しいポーレチケ、チョップスティック、アルプス一万尺

もみじ

第2巻より

きらきら星、二人でお茶を

 

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こちらの手違いでモデルの方を用意できませんでしたが、

急なモデル演奏をお引き受けいただき 初見での演奏 ありがとうございました!

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小さな音楽会2.JPGお母様といっしょにご来場いただいたお子さまが 飛び入りで・・・轟先生と連弾!

おしゃれな響きの伴奏で とても素敵な連弾曲に変身です。

学研)いっしょにひこう!はじめてのピアノ 「ちいさな おんがくかい」①より

 

ご来場いただきました先生方 ありがとうございました。

轟先生 おしゃれで素敵な演奏ありがとうございました。

 

2015年1月29日

田中正也先生 「ロシア・東欧ピアノ作品の魅力」講座 第3回

 2015年1月28日(水)10:00~12:30

田中正也先生による

バイエル終了~チェルニー30番、40番で弾ける!

「ロシア・東欧ピアノ作品の魅力」 講座 を開催いたしました。

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15歳からロシアの音楽に育まれた田中正也先生ならではのレクチャーです。

ロシアの時代的・社会背景、そして厳しい気候があってこそ生まれたピアノ作品の中から

やさしくも味わい豊かな曲を選び 演奏を交えてお話していただきました。

第3回目 曲目

♪ グリンカ=バラキレフ ひばり

・・・"ひばり"は、グリンカの歌曲です。

  ~流れゆけ、私の歌よ 甘いのぞみの歌よ そうすれば誰かが私のことを思い出し

   そっとため息をつくだろう ~ 全音)グリンカ歌曲集 対訳より ・・・・

   私の歌、鳥の声、風 を感じながら重たくならない演奏をしましょう。

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♪ プロコフィエフ 「束の間の幻影」より 第1、5、11、14、17番

・・・1915年~1917年にかけて作曲され、各曲2分くらいの曲から30秒に満たない曲まで 

  短い曲です。 まさに"束の間に見る多様な幻影の世界" 

  全音)プロコフィエフ:束の間の幻影 ・・・曲目解説より

  プロコフィエフ独特のクールな美しさを表現できると より素敵な演奏となります。

  計算された美しさ、不協の美学、鐘の音など イメージから演奏法を考えてみましょう。

  1917年といえば・・・

  ロシア革命の年、このような繊細な響きを持った曲が作曲されました。

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♪ ハチャトリアン 「少年時代の画集」より エチュード

・・・バイエル終了あたりから弾ける練習曲です。

  スタッカートの練習として弾いてみるのも良いでしょう。

♪ バルトーク ルーマニア民俗舞曲

・・・民族的なリズムが強く ペダリングのタイミングが大切です。

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 演奏&指導のポイント・・・

★ ロシア・東欧の現代的・民族的・抒情的な作品から学べることは

★ 俊敏な指さばきと大胆な発音法

★ 血沸き踊るようなリズム感を作り出すコツ

★ 多様な響きの作り方、抒情的な旋律を歌わせる秘訣

 

楽譜から音楽を読み取ることは とても難しいことですが

作曲家が生まれた国や生きた時代などを知ることで 演奏のヒントを見つけることができます。

今回 作曲家の写真などの映像や演奏を交えて具体的にお話いただくことにより

多くのヒントを見つけることができました。

田中正也先生 

わかりやすく、楽しく、面白く 奥深いお話 そして 素晴らしい演奏ありがとうございました。

寒い中 ご来場いただきました皆様 ありがとうございました。

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講座前日 1月27日(火)18時開演 ミニコンサートを開催いたしました。

ご来場いただきました皆様 ありがとうございました。

次回講座は 7月8日(水)10:00~12:30 開催いたします。

 

2015年2月 5日

菊地裕介先生 「ベートーヴェン ピアノ・ソナタ」演奏法と解釈 講座

2015年2月4日(水)10:00~12:30

菊地裕介先生による

「ベートーヴェン ピアノソナタ」演奏法と解釈 シリーズ 第9回 を開催いたしました。

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このシリーズは・・

ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 全32曲 の演奏法と解釈について各回3曲づつ取り上げて

お話していただいています。

今回 シリーズ第9回 は

第5番 第16番 について 演奏を交えてお話していただきました。

予定していた第22番につきましては 時間切れとなり 今回 できませんでしたが 次回

取り上げる予定です。

大変 申し訳ございませんでした。

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♪ 第5番 作品10-1 c-moll

 作曲されたと考えらる1797年当時 ベートーヴェンが使用していたピアノの音域は5オクターヴです。

 ピアノの歴史の視点から 軽いタッチで演奏することが望ましいでしょう。

 この曲は c-mollで書かれており 交響曲第5番「運命」、ピアノ協奏曲第3番と同じ調です。

 同じ調で作曲された作品を聴いてみると調の特徴が見えてきますので 是非 聴いてみましょう。

 第2楽章は c-moll とは対極のAs-durで書かれています

   第1楽章が交響的ですが 第2楽章は室内楽的です。

   第1楽章の骨格から同じ骨格で表現が変化していますから ある意味 統一感があります。

 第3楽章は 第1楽章と同じc-mollで書かれています

 ★ 調性について理解することが演奏へのヒントとなります。

   拍子感を意識し テンポについて把握することも大切です。

   ソナタは 全楽章で1曲ですから 全楽章を通して学習することが望ましいといえるでしょう。

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♪ 第16番 作品31-1 G-Dur

  ユーモアのある曲です。

  第2テーマは・・・この時期より 3度の調性を使用しています。

  シューベルトの作品にも見られます。

  第2楽章は、オペラのアリアのような感じです。

  ユニゾンの音色の作り方を工夫してみましょう → 2音の音色を変えて弾いてみると良いでしょう。

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解説の後 第5番、第16番 全楽章 演奏していただき 解説が一段とわかりやすくなりました。

菊地先生 楽しいお話 素晴らしい演奏ありがとうございました。

★ 読譜から演奏へ・・・

   様々なイメージを持つことで 演奏法が見つかります。

   菊地先生がイメージされるお話は 大変面白く 楽しく

   時代を超えてベートーヴェンに会ったような感じになりました。

 

次回 第10回の予定

2015年9月9日(水)10:00~12:30

前日 9月8日(火) 夕方以降予定 ミニコンサートを開催いたします。

 

♪ 今後の予定曲は・・・

  今回できなかった第22番、第6・12・13・29番 第31番 

 

ご来場いただきました皆様ありがとうございました。

 

2015年2月19日

角野美智子先生「生徒を伸ばす!レッスン大研究セミナー」

2015年2月18日(水)10:00~12:00

角野美智子先生による

「生徒を伸ばす!レッスン大研究セミナー」

~「感動が伝えられる演奏力をつけさせたい」その努力がコンクールの結果に~

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コンクールは、あくまで日頃のレッスンの成果にすぎません。

その下支えとして重視しているのは・・・しっかりした「基礎力・応用力」です。

生徒さんたちに"本当の実力"を身につけるために どのように指導力を磨いていけばよいのか

コンクールの上手な活用法を交えながらお話していただきました。

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生徒さんが、"ピアノが好き"という気持ちにあふれた、

人に感動を伝える演奏ができる人になってほしい

こどもたちに音楽の楽しさ、美しさを伝え

音楽と内面的につながりが持てるようになるには・・・?

基礎力をしっかり身につけて、様々な音楽的能力をアップさせていくために

指導者は 常に刺激を与え続ける存在でいたいものです。

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指導のポイント

1)コンクールの上手な関わり方とは

  ・・・細かくじっくり + 初見 を含むたくさんのレパートリーを並行しましょう。

2)教えることで学ぶ

  ♪ あきらめない・失望させないよう心がけましょう。

  ♪ 生徒それぞれの状態をしっかり把握し、具体的な提案をしましょう。

3)こだわりの指導エッセンス

  感覚的・身体的・知覚的にバランスよく

 ♪ 歌心をつけるには・・・?

  ・・・指導者は どんな短い視唱の曲であっても 新鮮な感動を持って歌ったり 弾いたり

    心から楽しんで生徒に気を届けましょう。

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 ♪美しい音色を出すポイントは?

  ・・・弾く本人に理想の音がイメージされなくてはなりません。

    指導者が横で見本を示しましょう。

 ♪和声感、調性感を感じる 味わう能力をつけるためには

  ・・・音楽の自然な流れと和声の美しさが体感できるよう 

    例 → バッハ:インヴェンションに和声の伴奏をつけて弾いてみると良いでしょう。

 ♪ 「身体的」 表現するための手段

  ・・・何よりもしなやかさを。自由で楽であることが大切です。

    脱力は 先生の手の上にのせて体感させると良いでしょう。

    柔軟性をつけるためにグッズをご紹介いただきました。

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♪ 「知覚的」 音楽的理解を助けるためには

  ・・・是非 初見を日課に 楽しんで弾いてみましょう。

   単旋律・2声の歌曲、初見曲・ピアノ曲集から

    現在弾いている曲よりやさしいものを選ぶと良いでしょう。

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生徒さんの演奏の変化を映像でご紹介いただきました。

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角野美智子先生 素晴らしいお話ありがとうございました。

多くの方にご来場いただき ありがとうございました。

2015年3月 7日

2015年度 PTNAピアノコンペティション課題曲セミナー

2015年 3月 4日(水)10:00~12:30

2015年度PTNAピアノコンペティション課題曲セミナー

中川京子先生をお迎えして開催いたしました。

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前回同様

主にA1級~C級のバロック・古典・ロマン・近現代曲を中心に取り上げていただき

演奏を交え 大変詳しく丁寧に解説していただきました。

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先生の解説は 大変穏やかな口調で 説得力があり また 素晴らしい音色の演奏は

課題曲とは思えないほどとても素敵なピアノ曲になりました。

B級 近現代 田中カレン先生作曲 「星のどうぶつたち」より "きりん" は・・・

冬の星座「きりん」 ・・・ 夜の空に輝く★のように聴こえてきました。

中川先生の演奏を通して 曲のイメージが大変わかりやすくなりました。

そして 演奏を支えるための具体的なテクニックについても 丁寧に解説していただきました。

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予定の時間が 30分ほど延長となり 3時間にわたるセミナーになりました。

中川先生、ご来場いただきました皆様 長時間ありがとうございました。

中川先生 素晴らしい演奏、丁寧な解説 ありがとうございました!

 

課題曲公開レッスンのご案内

2015年5月23日(土)10:00~12:30

講師:奥村 真先生

聴講料

PTNA会員 ¥3000

学生(小・中・高・大学生)¥1000

一般 ¥3500

親子(保護者1名&お子様(小・中学生) ¥3500

♪ ビデオによる撮影は可能です。

但し、携帯電話による撮影は講座の妨げとなりますので ご遠慮いただきますようお願いいたします。

2015年4月19日

関 孝弘先生「美しい音の響きを目指したショパンの演奏法」講座

2015年4月15日(水)10:00~12:00

関 孝弘先生による ショパンが残した教則本シリーズ

「美しい音の響きを目指したショパンの演奏法」講座を開催いたしました。

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あまり知られていませんが・・・

ショパンが目指した微妙な演奏法に関する考えを後世に残そうとしましたが

 残念ながら未完に終わっています。

 昨年に引き続き ショパンのピアにズムについて 

 今回は モデル演奏者による公開レッスン形式にてお話していただきました。

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♪ 美しい音の響かせ方

♪ リズムの正確さを重んじたテンポ・ルバートとは

♪ どのようなタッチが必要なのか

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演奏曲目

ショパン ピアノ遺作集より

    ・ノクターン 嬰ハ短調  ・ポロネーズ 嬰ト短調

バラード第1番

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★ノクターン 嬰ハ短調 

  暗闇から生まれ、暗闇へと消えていきます。

  音のない箇所の音楽を感じることが大切です。

  ルバート → 時間を盗む という意味です

    ルバートをした場合 わからないように戻すことがポイントです。

★ ポロネーズ 嬰ト短調

  きちんとしたテンポで、歌うために遅くならないように気をつけましょう。

★ バラード第1番

  左手は メトロノーム(指揮者の役割) 右手は 歌う(自由に)・・・

  ルバートで 音色を変えてみましょう。

  歌うための "ブレス" → ピアノでは 手首の柔軟性で コントロールしましょう。

 ショパンを演奏する場合・・ 

  鍵盤を叩かないで 音を響かせることが大切です。

  そのためのは 聴くことです。日頃の練習から「音を聴く」ことに心がけましょう。

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モデル演奏:椿田和輝さん

素晴らしい演奏ありがとうございました!

感動的なレッスンでした。

関先生 ありがとうございました。

ご来場いただきました先生方、遠方からお越しくださいました先生方 ありがとうございました。

2015年5月13日

松本和将先生 第1回 ショパン:エチュード全曲徹底解剖(全4回)講座

2015年5月13日(水)12:00~12:00

ピアニスト:松本和将先生による

ショパン:エチュード全曲講座(全4回) 第1回目を開催いたしました。

第1回では

作品10 第1番~第6番までを取り上げて解説していただきました。

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まず 最初に・・・

第3番「別れの曲」冒頭を演奏していただき音楽的に演奏するために・・・・    大切な"音色"についてお話していただきました。

 

♪ どのような音色で弾くのか・・・

 イメージを持って演奏しましょう。

特に 音の出だしには 

    注意を払いましょう!

 

★ サブタイトル「別れの曲」は 日本だけでの名前だそうです。

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エチュードを音楽的に演奏するために 大切なポイントについて

♪ 曲のイメージを持って

 松本先生のイメージは・・・

   "泣いて 微笑んでいる" 

 

練習過程において・・・

1)イメージを持つ

2)自分を知る

3)考える

まず どのような音色で演奏したいのか?イメージを持ち、

現在の自分の音色がどうなっているのかを知り、

イメージする音色に近づくためには どうしたらよいのか?考えることが大切なことです。

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・音符を読むことにだけにならないよう 目指す音色を探しましょう!

 そのためには・・・まず 演奏を聴いてみると良いでしょう。

 色々なピアニストのCDを聴いてみたり・・・

 演奏会へ出かけ 是非 ライヴ演奏を聴いて 感動を味わってまいましょう。

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 作品10

 第1番・・・

 エチュードの幕開け!オープニングにふさわしい華やかな曲です。

 和声の大きな流れを把握し、和音だけで響きを聴いてみましょう。

 第2番・・・

 右手は、和音を取りながら3-4-5と半音階進行で難しい曲です。

 松本先生のイメージ → "霧の中"

 第3番・・・

 音色のイメージを持って練習しましょう。

 第4番・・・

 カッコいい曲です!

 オクターヴの広げた状態から瞬時に半音階進行へ向かいます。

 スタッカートを弾く時 フレーズ感を意識して弾きましょう。

 第5番「黒鍵」・・・

 右手は、明確に打鍵するようにしましょう。

 リズム練習も取り入れてみるのも良いでしょう。

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前日5月12日(火)18時開演

オールショパンプログラムのトーク&コンサートを開催いたしました。

コンサート後半は、エチュード全曲を演奏していただき、

エチュードにも物語性があり全曲演奏していただくことで 面白さを感じることができました。

松本先生 素晴らしい演奏、興味深いお話ありがとうございました。

コンサート・講座に 多くの方々にご来場いただきましてありがとうございました。

次回は

11月18日(水)10:00~12:00

曲目は 作品10 第7・8・9・10・11・12「革命」番

是非 ご来場くださいませ。

 

 

  

 

2015年5月21日

杉浦日出夫先生 「ピアノ奏法の基礎」講座

2015年5月20日(水)10:00~12:00

当ステーション代表:杉浦日出夫先生によるピアノ奏法の基礎講座を開催いたしました。

    「心あふれる音楽を生み出す基本テクニック」~ピアノの基礎の確認と その徹底~

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★奏法の基礎づくり(自然奏法の基礎)

    ・・・1905年ヨーロッパにおいて発表された奏法です。

 1)学齢前に:自然に声といっしょに、自然に手を落として弾く

    三善晃先生重力奏法の基本について

  カワイ)Miyoshi ピアノメソード第1巻より

   予備練習2-1、2-2、2-3 を参考にしてください。

   P30に 指を鍵盤に落とす練習と鍵盤から抜く練習 について書かれています。

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  脱力について 多くの先生方の関心がありますが・・・

     脱力ができても "奏法"ができていないと良い響きの音が出せません。

 2)ポルタートで、自然に楽に弾けるまで 粘り強く練習しましょう。

    「初歩の指導は、果てしのない旅にでるような気持ちで!」

           by タチアーナ・ゼリクマン (グネーシン音楽学校)

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   モデル:河合成美先生(とよかわステーション代表)

 3)重力奏法の基礎の徹底

 4)脱力の体操

  ・・・硬い手弾いていると手指が発達しません。

  ★ 手の脱力総合体操について

 5)自然なタッチの習得について

 6)初見について

  ★ 毎日 練習の最後に10分 できるだけ簡単なもので

   ・・・直ぐに弾く 鍵盤を見ない 間違っても止まらない 音楽的を踏まえて

  ★ Miyoshi ピアノメソードの初見

   ・・・直ぐに弾き始めないで 楽譜をよく見て

      できるだけ 理解し(頭で考えて わかる)

              想像し(心で思い描く)

          どういう音楽なのか、手がかりをつかみます。

     ♪ このように弾く前に楽譜をよく見ることを「初見」といいます。

7)イメージ・トレーニング(頭で弾く)      1505206.JPG

   ・簡単なものから訓練する

   ・弾いている曲で訓練する     

   ・練習時に導入する     

 

8)呼吸法 深呼吸について

 ・鼻からゆっくり吸う

 ・息をとめる

 ・口からゆっくり吐く

 

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上達のためには 基礎が大切です。

指導者は 毎回レッスンにおいて その基礎ができているか?確認し 徹底させることが

もっとも重要なことです。

杉浦先生 素晴らしいお話ありがとうございました。

ご来場いただきました先生方 ありがとうございました。

2015年5月24日

2015年PTNAコンペティション課題曲公開レッスン

2015年5月23日(水)10:00~12:30

PTNAコンペティション課題曲公開レッスン

講師:奥村 真先生

曲目:A1~C級の近現代全曲

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1)A1 ガルシア:バスに乗って

    ・・・バスの音の安定感が大切です。 a-mollで書かれていますので、根音の音を変えて 

       調性感を意識できるよう練習すのも良いでしょう。

2)A1 リンケ:土ほたる

    ・・・「土ほたる」って 何でしょう?

      イメージを持つために「土ほてる」について調べてみることも良いでしょう。

3)A1 安部美穂:はにかみやの一番星の舞  カワイ出版)なにしてあそぶ? ¥1800(本体)

    ・・・~みなさんがおもしろい!と感じることってどんなことだろう?

    そう考えて思いついたものを次々と音楽にしてみました。~はじめに より  安部美穂先生

4)A1 池辺晋一郎:いわし雲

5)B ヴィクトル:子やぎ  カワイ出版)ぷち・あ・ら・かると ¥1600(本体)

   ・・・「ぷち・あ・ら・かると」は、ピアノを弾き始めてまもない子供たちに、

    楽しみながら多彩な音楽世界を体験してほしい、という願いのもとつくられた曲集です。

6)B カバレフスキー:騎士

7)B 石田祥子:こねこの運動会    カワイ出版)海人の子守唄 ¥1500(本体)

  ・・・~スラーのかかった和音(分散)は、半音階を感じて表情をつけましょう。

  また音階は、スラーを使ってなめらかに、響きの中にストーリーを感じて弾くと良いと思います。

  皆さんのストーリーを楽しみにしています!・・・ 作曲者からより 石田祥子先生

8)B 田中カレン:きりん  カワイ出版)星のどうぶつたち ¥1600(本体)

  ・・・~曲を弾く時に単に音符を追うだけでなく調性、拍子、形式、音楽用語の意味等を

 子供が解って弾いているかどうか確認してください。まだ知らない時には、

解り易く説明してあげることが大切です。その上で、色彩と響きの変化、タッチのちがいによる

  様々な音質と表情の出し方、曲想に応じた音色とニュアンスの出し方等、より美しい音を作るために

  時間をかけて子供と一緒に音を聴き、話し合ってほしいと思います。

        ~はじめにより 田中カレン先生

9)C ギロック:ダイアナの泉

10)C バルトーク:ソナチネ

11)C 湯山 昭:柿の種

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奥村 真先生 大変わかりやすく楽しいお話ありがとうございました。

モデル演奏いただきました皆さん ありがとうございました。

多くの方々にご来場いただきまして ありがとうございました!

2015年6月13日

中井正子先生 「ドビュッシーの作品より」講座

2015年6月10日(水)10:00~12:00

ピアニスト:中井正子先生による"テクニックシリーズPart2" 

   第2回「ドビュッシーの作品より」講座を開催いたしました。

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曲目・・・

・アラベスク第1番

・ベルガマスク組曲

・喜びの島

ドビュッシー(1862~1918)は、その初期から後期までさまざまな素晴らしいピアノ曲を残しました。

そこには 才能以外に2つの大きな背景があったといえます。ひとつは12年間も在籍したパリ国立高等音楽院のアカデミックな教育です。もうひとつは、当時盛んに行われていたサロンです。

上流階級の貴婦人たちがサロンの女主人として自宅に友人たちを招き、ドビュッシーのような音楽家のたまごや、詩人など、芸術家のたまごを彼らに紹介したのです。その中でドビュッシーは文学や他の教養を身につけていきました。貧しい家に生まれたドビュッシーでしたが、その音楽にえもいわれぬ優雅さがあるのは、こういう背景があったからこそといえるでしょう。特に初期の作品においては、優雅な暮らしへのあこがれが作品にも反映しています。

アルテス)ドビュッシー ピアノ全作品演奏ハンドブック  ・・・ はじめに より

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♪ アラベスク第1番

 楽譜を見ると唐草模様のように書かれた音符が見えます。

これがまさに題名の"アラベスク"、アラビア風装飾模様のことで、ドビュッシーは音だけでなく

楽譜の見た目もデザイン化して書いているようです。

同じ音楽でも音色が違えばそれだけで人は魅了されるものです。

ハーフ・タッチを使うことがポイントです・・・夢の中にいるような柔らかい音が出せたり、

また 各声部のバランスの弾き分け をすることによって立体的な響きが出せたりと

たいへん素晴らしいタッチです。ただし、グランドピアノでないとできません。

 ♪ ベルガマスク組曲

「2つのアラベスク」と同様に、ドビュッシーの初期の代表的な作品で、フランス19世紀末における

上流階級のサロンでの、ルイ王朝趣味を反映しています。

1)プレリュード 2)メヌエット 3)月の光 4)パスピエ の4曲で組曲となっています。

このように舞曲を中心としているのは、曲集全体がフランス・バロックの組曲を意識して作られているからです。

♪ 喜びの島

ドビュッシーの円熟期に書かれた有名な曲です。

ルーヴル美術館にある、18世紀の画家ジャン=アントワーヌ・ヴァトー(1684~1721)の

「シテール島への船出」という絵画からインスピレーションを得て書いたといわれています。

シテール島とは架空の島で、「恋人たちの愛の島」という設定ですが、ドビュッシー自身もこの時期、

実はエンマ・バルダック夫人との恋愛のまっただ中にあったのです。

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 中井正子先生著書 ドビュッシーピアノ全作品演奏ハンドブック(アルテス出版)

表現、タッチ、強弱、ペダリングからドビュッシー自身が楽譜に記したフランス語の解釈まで

懇切丁寧に書かれています。

先生の素晴らしい演奏を聴かせていただくことで タッチ、強弱など 大変わかりやすくなりました。

ドビュッシー作品を演奏するには、タッチ、ペダリングが欠かせない技術です。

そして技術を使って表現するセンスが必要となります。

フランス語や表現上のセンスを知る ことも、

ドビュッシーの音楽を理解するうえで非常に大切なことです。

中井先生 素晴らしい演奏、わかりやすい解説していただき ありがとうございました。

ご来場いただきました皆様 ありがとうございました。

次回 第3回 ドビュッシー 子供も大人も楽しめる小品を中心に

2015年12月16日(水)10:00~12:00 開催いたします。

是非 ご来場くださいませ。 

 

2015年6月17日

城 寿昭先生 表現力を育てるテクニックのレシピ

2015年6月17日(水)10:00~12:00

ピアニスト:城 寿昭先生によるテクニック講座

コンクールをうまく活用し、基礎力をつける具体的な指導法

    「表現力を育てるテクニックのレシピ」 を開催いたしました。

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アイディア(伝えたいこと)×

      技術(伝える力)=表現力

 

技術~自由を獲得するための手段~

・鍵盤を打鍵するポイント

・手首と肘の角度の変化

・手首の高さのポジショニング

・手のフォーム(オープン、クローズ)

 

★ 身体は 「重み」 を運ぶ乗りもの

★ 打鍵は 「重み」 が行う

★ 指の力は 指を支えるために使う

            ・・・・重みをいかに的確に運ぶかが身体技術の目的です。

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 1)親指の運動機能を向上させましょう。

  ・・・親指を柔軟に動かせるようになると、手のポジション移動の効率が良くなります。

2)指の独立 ・・・それぞれの指を思い通りに動かす回路を頭の中に作り出すことです。

3)和音の練習の重要性

・・・譜読みが早くなり、曲の構成を深く理解できるようになります。

  また 暗譜が早く、確実にできるようになり 音量のバランス感覚が身につくようになります。

4)レガートは耳から生まれます。

・・・次の音を弾く時に、今鳴っている音の状態を把握していなければ、次の音をどのように鳴らせば

  レガートが成立するか判断できません。

  その判断を下すのは、耳 です。

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 アイディア ~デザインとストーリー

表現力は知識(経験)の質と量に比例します。

    なぜなら・・・知っていることしか表現できないからです。

 1)アイディアは 知識(記憶)の複合

 ・アイディアは、外からやってきます。

 ・どれだけのアイディアのパターンを知っているかが、表現の幅を決定します。

 演奏に限らず、美術・文学・映画など様々なものに触れて表現の手法を学んでいくことが大切です。

2)模写

 ・参考にする演奏を、身体と楽器という2つの条件のフィルターを通過させることで

  なぜそのように弾いているか理解できるでしょう。

城先生 素晴らしいお話ありがとうございました。

ご来場いただきました皆様 ありがとうございました。

2016年も開催を予定しております。

2015年7月 1日

伊藤仁美先生 「バッハ インヴェンションをやさしく学ぶ」講座

2015年7月1日(水)10:00~12:00

伊藤仁美先生による

ピアノ演奏の基礎"ポリフォニーの学び方"

~バッハ インヴェンションをやさしく学ぶ~講座を開催いたしました。

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インヴェンションは・・・

創意、工夫に満ちた素晴らしい教材です!

音楽の約束事、作曲などを学ぶための練習曲でもあるので、曲を分析して楽譜を構造的に読むための指導も必要です。

 

 

 

 

 

 

 

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よく歌う奏法を身につけ・・とありますが、

ショパンなどで使うカンタービレ奏法の

ことではなく、一般的なレガート奏法という

意味でもなく、言葉を話すような抑揚、

アーティキュレーションをつけて

生き生きと演奏すると解釈しましょう。

 

 

 

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 「バッハ インヴェンションの楽譜は何を使ったらいいのか?」という質問をよく受けます。

ピアノ学習者のためのテキストでは異例、と言っていいほど様々な楽譜が出版されていますが、

主に原典版と実用版に分かれます。

各出版社の特徴について 詳しくお話していただきました。

バッハ インヴェンションについては素晴らしいテキストであることはわかっていても・・・

なかなかハードルが高い、と思っている人が多いようですが、ベートーヴェン、ショパンなど後の時代の

作曲家は バッハを学んでおり、古典、ロマン派につなげる基礎力を身につけるために

是非 早い時期に取り組んでみましょう。

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朝から雨が降り 足元の悪い中 多くの方々に来場いただき ありがとうございました。

伊藤仁美先生 素晴らしいお話ありがとうございました。

2016年も開催を予定しております。

2015年7月10日

田中正也先生 「ロシアピアノ作品の魅力」講座

2015年7月8日(水)10:00~12:30

田中正也先生による 

「ロシアピアノ作品の魅力」~聴けば納得!定番曲から隠れた名曲までを大解剖~講座

を開催いたしました。

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このシリーズでは・・・ バイエル終了~チェルニー30番、40番程度で弾けるロシアのピアノ作品を中心に取り上げ わかりやすく解説いただいております。

日本では"ロシア作品"として一括りで捉えられている傾向にありますが、それぞれの作曲家によって響きが異なります。

15歳からモスクワへ・・・そしてモスクワ音楽院を金賞で卒業された田中正也先生にならではのお話です。

 

 

★ マイカパル(1868年~1938年) 「ピアノ小品集」より

1)Op21-7マリオネットの行進  2)Op30「小さな組曲」の第2番  3)Op8-3小さなお話

「よく響く透明なピアニッシモ」「なめらかなレガート」「繊細なペダリング」 この3つは、ピアノを学ぶ者にとって永遠の課題でありましょう。それを子供の頃から徹底して教えているのがロシアのピアノ教育の特徴といえます。

マイカパル:ピアノ小品集は、そういうピアニズムを養うためにロシアで使われている初心者から中級者用の教材です。

                        ・・・・・全音)マイカパル ピアノ小品集 はじめに より

♪ p,pp でのスタッカート、音色の違うアクセントに注意しましょう。

  小さな頃から弱音の響きについて考えられるようにすると良いでしょう。

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★ リャードフ(1855年~1914年) 「ピアノ作品集」より

1)エチュードOp40-1  2)音の玉手箱(オルゴール)

 リャードフが生きたアレクサンドル三世に治世は、やがて起こるロシア革命(1917年)へ向かって、帝政末期の激動の嵐が吹き荒れていた時でもあり、またリャードフが亡くなった1914年には、第1次世界大戦が勃発している。・・・リャードフの作品には、表面的な激しさや、過度の感情のほとばしりは見られず、そこには控えめな語りくちのなかに、誠実で落ち着いた明るく清楚な美しさ、簡潔な手法のなかに透明で繊細なニュアンスの、音の織物を発見することができる。

                   ・・・・全音)リャードフ ピアノ作品集 「この曲集について」より

 

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★ プロコフィエフ(1891年~1953年) 「ロミオトジュリエット」より10の小品 Op75より

1) No6 モンターギュー家とキャピレット家

バレエ「ロミオトジュリエット」は、1936年管弦楽版が完成され バレエ世界初演は 1938年です。

1937年、10曲をピアノ独奏用に編曲されました。

No6は ソフトバンクのCMでも流れた曲で ご存知の方も多いと思います。

オーケストラの作品ですからフレーズをオーケストラの楽器をイメージして演奏してみましょう。

プロコフィエフ独特のクールな抒情性について考えてみると良いでしょう。

1917年ロシア革命後の1918年ソ連を出て日本経由でアメリカへ行き、1922年頃までアメリカに住んでいましたが、1922年からヨーロッパに本拠を移し、1936年家族と共に完全に祖国ソビエトに移りました。

バレエ「ロミオとジュリエット」はこの頃の作品です。

 ★ クールな抒情性・・・

19世紀、20世紀のはざまに 大きな社会変革のあった"ロシア" 

そのような社会的背景も影響しているのでしょうか・・

楽譜からそういったことを読み取ることは難しく、また ロシアの作曲家に関する文献も少ないですから田中先生による演奏を交えてのお話には、大変説得力があります。

田中先生 素晴らしい演奏、わかりやすい解説 ありがとうございました。

多くの方々にご来場いただきまして ありがとうございました。

次回のご案内

2016年1月20日(水)10:00~

 

2015年7月18日

伊藤康英先生 連弾で楽しくトレーニング

2015年7月15日(水)10:00~12:30

伊藤康英先生による

楽しくエクササイズ 「連弾で楽しくトレーニング」講座を開催いたしました。

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♪ 音楽的でコンパクトなハノン ♪

「ハノンのハ」を使って・・・

 テンポ感を身につけるために

連弾パートで上手く支えてあげると良いでしょう。

 

  

第1番~第20番、第21番 

この間に  春・夏・秋・冬のハノンがあり 4曲まとめて"四季のハノン" と題した組曲として

演奏することもできます。

・ 春のハノン → この曲を弾くと2番から3番を続けて連弾できます。

・ 夏のハノン → この曲を弾くと8番から9番を続けて連弾できます。

・ 秋のハノン → この曲を弾くと11番から12番を続けて連弾できます。

・ 冬のハノン → この曲を弾くと17番から18番を続けて連弾できます。

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伊藤先生と一緒に連弾を体験していただきました!

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 演奏していただきました先生方ありがとうございました!

♪ わおんぱれーど ♪

曲の中に隠れている曲を探しながら和音のマジックを実感しましょう。

1)花咲ける ・・・ この曲の中に "春"にちなんだ曲がたくさんでてきます!

4)夕暮れのボサノヴァ ・・・ たった1つの音でボサノヴァ

                   連弾パートが入るととても素敵な響きになります。

最後は、パーティーブックで ご来場いただいた先生方のみなさんと一緒に

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大人数で楽しめますから 是非 発表会で演奏してみてください!

伊藤先生 楽しいお話ありがとうございました。

ご来場いただきました皆様ありがとうございました。

2015年8月20日

清水皇樹先生 公開レッスン形式で学ぶ演奏法&指導法

2015年8月8日(土)10:00~12:00

清水皇樹先生による演奏法&指導法講座を開催いたしました。

   読譜から演奏へ

モデル演奏者による公開レッスン形式で 演奏法、指導法についてお話していただきました。

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「楽譜を読む」ことは、難しいかもしれませんが・・・

慣れれば、推理小説を読み解くように面白く なってきます!

♪ 楽譜の中に眠っているたくさんの「なぜ?」に対して、自分なりの答えを見つけていく 作業は・・ 

  作曲家がどんどん身近に迫ってくるようで ワクワク、ドキドキ します。

♪ 作曲家が残した思わぬメッセージ、あるいはユーモアなど 心の底から驚嘆することになります。

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参考曲目 

★ ドビュッシー 映像 第1週より 「水の反映」

       モデル演奏:浦野未夕花さん

・・・水の光と影の弾き分け をすることが重要です。 そのためには イメージを持ちましょう。

  イメージ → 「響きを色に」、「香りを調合する」 といったことを考えてみましょう

      香水やフランス料理のソース(隠し味)など 想像してみると面白いでしょう。

・・・水の流れと同時に「光と影」を表現するためには 和声進行の中にカギとなる音型があります。

   是非 みつけてくださいね。

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参考曲目

★ ショパン バラード 第1番 作品23

   モデル演奏:市橋茉莉さん

・・・ショパンの作品は 感情を音で表現してみましょう。

  ショパンのペダリングが難しいので "耳で踏む"ことに心がけましょう。

  音と音の間の音楽、音程、休符を感じることで 感情の変化、心の動きを表現することができます。

 同じ音型でありながら、調性が異なることで 感情の変化を表現していますので

  調性の特徴を考えることも大切なことです。

 

清水先生 楽しく 素晴らしいお話ありがとうございました。

モデル演奏していただいた浦野さん、市橋さん ありがとうございました。

ご来場いただきました皆様 ありがとうございました。

  

2015年8月29日

佐藤卓史先生 「演奏のための和声入門」講座

2015年8月26日(水)10:00~12:30

ピアニスト:佐藤卓史先生による

演奏のための和声入門~アナリーゼの方法と演奏への活用~講座を開催いたしました。

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参考曲目

・ソナチネアルバム第1巻より

・ブルクミュラー25番

・シューベルト:即興曲 作品90

・メンデルスゾーン:無言歌集

 

 

 

 

読譜から演奏へ・・・

和声進行を把握することで 表現の幅が広がります。

(分析のための和声記号は、「総合和声」より)

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★固有和音

・・・3和音、4和音(七の和音) について

★和音の種類と特徴(性格)

・・・3和音転回形 → 基本形(五の和音)、第1転回形(六の和音)、第2転回形(四六の和音)

・・・4和音転回形 → 基本形(七の和音)、第1転回形(五六の和音)、第2転回形(三四の和音)

              第3転回形(二の和音)

★借用和音

・・・借用和音の代表的なものとして

  ♪近親調から借用された副Ⅴ和音  ♪同主短調から借用された準固有和音

・準固有和音→長調においては、その同主短調の固有和音(Ⅰの和音を除く)を借用します。

・特殊な借用和音 "ナポリのⅡ(六の)和音" 

 ・・・短調のⅡの根音を半音低めるとナポリのⅡ(-Ⅱ)ができます。

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和声が解らない場合 楽譜の音符を拾って検討しみましょう。

和音が見えてきます。

和音には 暖かい、暗い、不安 など 色々な響きがあります。

そういったイメージを持つことで演奏の表現が広がります。

今回 参考曲目から具体的に和声進行について演奏を交えわかりやすくお話していただきました。

佐藤先生 素晴らしい演奏、お話ありがとうございました。

多くの方々にご来場いただきまして ありがとうございました。

2016年も予定しております。

★前日 8月25日(火)17時開演 コンサートを開催いたしました。

 ・クレメンティ ソナチネ 作品36-3

 ・シューマン 森の情景 作品82

 ・シャミナード 森の精 作品60、昔 作品87-4、秋 作品35-2

 ・ショパン 幻想即興曲、ソステヌート、バラード第4番

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2015年9月 9日

菊地裕介先生「ベートーヴェン ピアノソナタ 演奏法と解釈」講座⑩

2015年9月9日(水)10:00~12:30

ピアニスト:菊地裕介先生による

「ベートーヴェン ピアノソナタ 演奏法と解釈シリーズ⑩」を開催いたしました。

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シリーズ⑩ 曲目・・・第6番、第22番、第31番 

♪ やさしいソナタ第6番 Op10-2

・・・Op10は 3つのソナタ:第5番・第6番・第7番の連作となっています。

  比較的やさしいソナタの第5・6番の後の第7番は、4楽章構成という点から連作の完結のソナタと

  いえるでしょう。

♪ 第22番 Op54

・・・このソナタが作曲された1804年の前年1803年には 「ワルトシュタイン」 1803~1804年にかけ

  交響曲第3番「英雄」が作曲されています。

  ソナタ第21番「ワルトシュタイン」作品53、ソナタ第22番作品54、交響曲第3番「英雄」作品55

  同時期に作曲された曲を 聴いてみることも良いでしょう。

・・・2楽章構成ですが 本格的なソナタであり また"実験的な要素"があり ユーモラスなソナタ?

  ともいえるかもしれませんね。

  あまり演奏される機会のないソナタですが、第2学窓は 技術的に難しいです。

  第1楽章では 遅い和声進行ですが、第2楽章では、速い和声進行になっているのも

  難しい要因といえるでしょう。

  ★ 菊地先生が、パリ国立音楽院の卒業試験課題曲として演奏されたソナタだそうです!

♪ 第31番 Op110

・・・抒情性と思惑性の両面がみられ、最大の特徴は最終楽章にフーガが置かれていることです。

  調性は、ベートーヴェンが好んだ?とされるAs-Durです。

  As-Durの調のキャラクターとして、優美な雰囲気があるといえるでしょう。

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前日 9月8日(火)18:00開演 コンサートを開催いたしました。

曲目

・ベートーヴェン エロイカ変奏曲 作品35

・ラヴェル 優雅にして感傷的なワルツ

・グラナドス ゴイェスカスより

        「嘆き、またはマハと夜鳴きうぐいす」 「愛と死」

・ショパン 英雄ポロネーズ 作品53

 

台風18号 上陸のため 各交通機関が運休など 影響がございました。

足元の大変悪い雨の中 ご来場くださったお客様 ありがとうございました。

次回 第11回のご案内

2016年2月3日(水)10:00~12:30

ソナタ第12番、第13番

最終回 第12回は 第29番「ハンマークラヴィーア」 

日程は 現在調整中です。

      

2015年9月16日

奥村 真先生「教えすぎは危険、自ら上手になる生徒の導き方」講座

2015年9月16日(水)10:00~12:00

奥村 真先生による初級者指導法

「教えすぎは危険?!自ら上手になる生徒の導き方」講座を開催いたしました。

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熱心に指導するあまり・・・

つい「教えすぎてしまう」ことはないでしょうか?

「教えすぎは」は、生徒にとってマイナスになってしまうことも。。。

生徒自身の音楽性を引き出すために最適な指導について レッスンのポイントを中心に

わかりやすく解説していただきました。

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★音楽的な子にするための大切な頭の使い方

幼少の頃、指が動くからといって、速い速度の曲ばかり弾いていくと運動脳で弾く回路ができてしまい

音楽的に弾けなくなってしまいます。

指に任せるのでなく、運動脳を働かせないよう 「声に出して歌う」 ことが大切です。

歌は・・・運動脳では歌えません。

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レガートで演奏するためには "脱力"がとても重要です。

写真は・・・

手のブラブラ状態  → 「力を抜く」 を体験!

自宅での練習ができますので 小さな頃から 是非 お母さんといっしょに!

★歌うためには・・・

"耳"をつくることが大切です。そしてレガートのスケールが最適です。

レガートのスケール(横の流れを聴く)には

1)単音

・・・自分の声の息の速度を参考にしながら、自然に。練習というより"体験"です。

  声を出すことで 鍵盤を叩かないようになります。

2)2音間スラー

・・・単音の自然な打鍵をお手本に、最少フレーズを練習します。

3)親指くぐりから1オクターヴへ

・・・まず2音間スラーをお手本に、1つづつ音を増やし、5音を弾きます。

♪ こどもの体を考えると 2オクターヴが無理のない姿勢です。

♪ できるようになったら、曲の中で練習してみると良いでしょう。

  例)ブルクミュラー25番の中から

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★バランスを楽しむ(縦の響きを聴く)

4声 (密集と開離)

1)ソプラノ:上声部を聴いてみましょう。

2)バス:下声部を

3)中声部 → 内声ですからとても難しい練習といえます。

4)ポリフォニーで総合力アップ

・・・左手のパートを右手で弾いてみると良いでしょう。

  右手を2オクターヴ、左手を1オクターヴ下げて弾いてみると

  音域が近づくことでハーモニーを感じやすくなります。

 

奥村先生 とても楽しくわかりやすいお話 ありがとうございました。

ご来場いただきました皆様 ありがとうございました。

来年2016年も開催予定です。

 

 

2015年10月14日

吉永哲道先生「ポリフォニー音楽の解釈とその応用」講座

2015年10月14日(水)10:00~12:30

ピアニスト:吉永哲道先生による

ピアノ演奏のための基礎力

「ポリフォニー音楽の解釈とその応用」講座を開催いたしました。

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音楽作品を演奏する上で、最も大切な要素"多声音楽"(ポリフォニー)について

代表的な作品「平均律」を題材として 演奏を交えわかりやすく解説していただきました。

★ ピアノを演奏する上で・・・

    まず 美しい響きを意識することが大切です!

美しい響きのためには、脱力した姿勢が重要です。

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 1)美しい響き・・・基音と倍音 (harmonic overtone)

   実音の後に続く倍音の響きを聴きましょう。

 2)美しい響きで演奏すための脱力

   体の脱力ができて 初めて腕の重みが感じられます。

   普段の生活の中において 体の力を抜くことを意識してみることも良いでしょう。

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3)なぜ脱力が必要なのか・・・

   練習・本番での影響があります。

   練習時に 体の力を抜いて 心を落ち着かせることに心がけると

   本番でも 練習時のように 落ち着いて演奏できるでしょう・・・

   ♪ 体の重心はおなかの下あたりが良いでしょう。

     焦ったりしたとき 「落ち着いて」 とか

     「頭にきて・・・血が上る!」 など

     重心を下に意識することで 下がります・・・

     言葉の意味もそういったところからきているのでしょうか?

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演奏する場合・・・

作曲家と冷静に対話することも大切なことですね。

作曲家が残したメッセージ:楽譜を深く読み その音楽にじっくり耳を傾けること良いでしょう。

参考曲目

♪ 平均律第1巻より第1番

♪ ショパン ノクターン第1番 Op9-1

 

前日 10月13日(火)17:30~

コンサート「ポリフォニー音楽の巨匠たち」を開催いたしました。

プログラム

・ショパン エチュードOp10-3「別れの曲」

       マズルカ Op7-1,41-2、63-3

・スクリャービン ピアノソナタ第3番Op23

・ブラームス ラプソディーOp79-2

        インテルメッツォOp117-1

        カプリチオOp76-1

        インテルメッツォおp118-2

とてもとても素敵な演奏ありがとうございました。

2016年のご案内

3月16日(水)10:00~12:30

10月19日(水)10:00~12:30

ポリフォニー音楽:バッハ 平均律を取り上げてお話していただく予定です。

2015年10月31日

丸子あかね先生「譜読みの基本を身につけるレッスン」講座

2015年10月21日(水)10:00~12:00

丸子あかね先生による

ひとりで譜読みができる!

"「譜読み」の基本を身につけるレッスン"講座を開催いたしました。

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ピアノを演奏するための 「譜読み」 について・・・

1)おんぷ 2)けんば 3)リズム この要素を融合させることが大切です。

生徒さんに お話しただけでは ピアノは弾けるようになりませんね・・・

"覚えたことを定着させる"

ここが とても難しく そして重要なことです!

定着させるためには 生徒自身が練習するようになることです。

自分から進んで練習する → 指導力が大きく影響します。

指導力 ・・・

教材を理解し、生徒が理解できるまで徹底させる工夫も必要です。

使用テキスト

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けんばんの学習

音の名前や鍵盤の位置を学習します。

★音の名前:ド・レ・ミ

★鍵盤の位置

★指番号

を学習した後 「リズム」と合わせて

1音ずつ実際にピアノで弾いていきます。

 

 

 

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これまで別々に学習してきた

「おんぷ」「リズム」「指番号」を結び付けて

読み、音を出す、譜読みのための教材

です。

 

 

 

 

 

 

きちんと楽譜を読む力・・・

ピアノを弾く前に 

「リズム」「おんぷ」「けんばん」の3つの要素を分けて学習し、それぞれの基礎を確実に身につけます。

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どちらのテキストも連弾になっていますので 生徒さんと一緒に演奏しましょう。

とても素敵な連弾は 轟 千尋先生の作曲です!

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このテキストが終了したら、

音楽的に表現するための 基本的なピアノ奏法を学習テキスト

学研)はじめてのテクニック ピアノのほん(全3巻)

学研)はじめてのテクニック ピアノのほんレパートリー(全3巻)

子供たちが "ピアノって楽しい!" と感じピアノが好きになるための基礎を固めましょう。

指導者は、教材を上手に活用し 工夫をすることがとても大切なことです。

 

丸子あかね先生 素晴らしいお話ありがとうございました。

ご来場いただきましたみなさまありがとうございました。

2015年11月 7日

深谷直仁先生「テキストの選び方と組み合わせ方」講座

2015年11月4日(水)10:00~12:00

深谷直仁先生による

「基礎力をつけるための テキストの選び方と組み合わせ方」講座を開催いたしました。

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1)基礎力はなぜ必要か?

・・・ 練習してこない のではなく 「練習してこれない」 からです。

2)基礎を支えるものは

★読譜力

 ・音楽は "言葉"ですから 語学と同様 語彙量が大切です。

 ・音符読み → 反応よく読めるまで 徹底した指導が大切です!

      人間は忘れます・・・ 「幼児は 忘れて当たり前」 

      指導者が 根気よく指導することが とても重要ですが・・・

        とても難しいことでもあります!

★テクニック

・まず 「鍵盤になじむ」ことが大切です。

 幼児にとって鍵盤の位置を把握することは とても難しいことです。

 音符を読む前に 鍵盤になじむ → 鍵盤の位置にすばやく手が乗せられるようにしましょう。

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★基礎力のつけ方

 1:記憶の定着

・・・反復、徹底と継続

  言葉は 簡単ですが とても難しく、経験も必要になります。

  できたら終わりではなく、できてからの練習がとても大切なことです。

2:練習の手順

・・・耳を肥やすこと → 良い音、良い表現を知ること

  是非 演奏会へ出かけてみましょう。

  自分の中から"良い音"を引き出せるようになることが大切ですね!

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★記憶定着のためのテキスト選びと与え方 

1)教師の分析力

・・・すぐにできることとできないこと を見極めることが重要です。

2)量をこなすために → 音楽的"語彙"を増やす

・できるものを多く

・単旋律の曲を多く

・進めてよいテキストとゆっくり進めるべきテキストを把握しましょう

3)基礎力のつけ方

★人は"忘れる"生き物であること

 ・・・生徒さんに一度言ったことでも 数秒後 忘れる ということをしっかり認識しましょう!

   上達には 時間経過との勝負です。

   忘れてしまう前に 徹底させることが大切です!

   学校の勉強同様 ・・・ 予習・復讐 を徹底することです

 

★記憶を定着させるためのテキスト選びと与え方

すぐに"できること"と"できないこと"を見極めましょう!

・・・これは 教師の分析力が問われます!

   教材を上手く活用できるよう"創意工夫"できるよう 常に研究しましょう。

 

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深谷先生 ありがとうございました!

ご来場いただきました皆様 ありがとうございました。

2016年も開催を予定しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2015年11月26日

松本和将先生「ショパン エチュード全曲 徹底解剖」講座②

2016年11月18日(水)10:00~12:00

ピアニスト:松本和将先生による

「ショパン エチュード全曲 徹底解剖」講座(全4回)

第2回 作品10-7~12番 を開催いたしました。

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今回 モデル演奏者による公開レッスン形式もとり入れてわかりやすく解説していただきました。

モデル演奏曲目 (モデル演奏者 渡辺理沙子さん)

作品10-8番、12番「革命」

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最初に 作品10-9 を取り上げてて解説していただきました。

このエチュードは 学習者がまず最初に弾く曲として、また小品としてもとても素晴らしい曲です。

molto agitato とショパンが記しています。

まず このmolto agitato について考えてみることから始めましょう!

曲のイメージがないまま弾くことは、あまり意味がありませんから イメージを考えてみましょう!

★ハーフペダル 上の方にあります。

踏むタイミング、離すタイミング に注意しましょう。

例 → 速く踏む、速く離す  ゆっくり踏む、ゆっくり離す

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松本先生が、ペダリングを図で表したものです。

ペダリングを書き込むのは 難しいですね。

自分の音を聴くことが とても大切です。

松本先生 素晴らしい演奏&お話ありがとうございました。

ご来場いただきました皆様 ありがとうございました。

次回のご案内

2016年5月11日(水)10:00~12:00

ショパン エチュード 作品25 第1番~第6番

2015年12月12日

知らなかった!新しいバーナム活用法講座

2015年12月9日(水)10:00~12:00

知らなかった!新しいバーナム活用法

「ブルクミュラー&バーナム効果抜群の指導法」講座を開催いたしました。

講師:木幡律子先生

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バーナムには、あらゆる様式の楽曲に結びつく大切なテクニックが満載されています。

バーナムを活用することで、ブルクミュラーやチェルニーのレッスンがもっとスムーズ

楽しくなります!

今回 木幡律子先生に演奏を交えながら 実践的なバーナムの使い方について

わかりやすく解説していたきました。

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実際の曲を弾くときには・・・

色々なことを表現しなければなりません。

バーナムは、単に「指づくり」をするだけ

の教材ではなく、

"表現するためのテクニック"

を身につけることができるところが

素晴らしいのです!

 

 

 

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★ 曲を弾くとき必要な多様なテクニックを、1つ1つ「最少」の単位にしてやさしく学びます。

★ チェルニーなどの練習曲にもたくさんバーナムと共通したテクニックが出てきます。

   バーナムを使って "何を目的とした練習曲なのか" ということを理解し弾けるようになると

   練習曲への取り組みもスムーズになります!

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★ せっかくバーナムを使うなら・・・

  音符通りに弾くだけの学習で終わらせるのではなく

  "表現するためのテクニック" をバッチリ身につけられるよう有効に活用しましょう!

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木幡律子先生 素晴らしい演奏を交え わかりやすい解説していただき ありがとうございました。

ご来場いただきました皆様 ありがとうございました。

 

バーナムレッスンDVD "知らなかった活用術!よくわかる指導法 ご案内 

監修:中村菊子先生 / 指導:木幡律子先生

全音より出版されています。

カワイ名古屋 店頭にてご購入いただけます!

・導入書対応バーナムレッスンDVD ¥3000(本体)

・ミニブック対応バーナムレッスンDVD ¥3000(本体)

 

 

2015年12月20日

中井正子先生「ドビュッシー 子どもも大人も楽しめる小品」講座

2015年12月16日(水)10:00~12:00

ピアニスト:中井正子先生によるテクニックシリーズ PartⅡ

第3回 「ドビュッシー 子どもも大人も楽しめる小品 を中心に」講座を開催しました。

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中井正子先生によるテクニックシリーズは 毎回好評をいただき 大変人気のある講座です!

参考曲目

♪ 「夢」 1890年

・・・原題では、「夢想」 つまり「夢みる」という意味です。

  シューマン「子供の情景」の中にドイツ語で「夢みる」という意味の"トロイメライ"があります。

  7,9の和音の響きに彩られた音楽は、ドビュッシー本来の即興的な和声的発想が、

  アール・ヌーボー風のたおやかな褶曲線を描いています。

  市民的な音楽である"トロイメライ"とは違い、サロンで演奏される上流階級のファッションを

  反映した音楽といえます。

♪ ロマンティックなワルツ 1890年

・・・サロン的というより、サン・サーンス、フォーレ、ラヴェルらの「演奏会用ワルツ」のジャンルです。

  曲中の「Moto(素早く)」 「Tempo rubato(自由なテンポで)」などど書かれ 

  しばしば音楽の流れが変わるのが特徴です。

♪ レントより遅く 1910年

・・・「ゆっくりなワルツ」 1900年頃からヨーロッパで流行した「ボストン」(アメリカ風スロー・ワルツ)

  を思わす流行に敏感なドビュッシーの一面を代表する音楽です。

  スロー・ワルツは遅くても踊れるくらいのテンポですから 出だしの指示にあるように

  「流暢に」弾きましょう。

♪ 「子供の領分」より 「ゴリウォーグのケーキウォーク」 1906-1908年

・・・6曲からなる「子供の領分」は、ドビュッシーが自身の娘"シュウシュウ"のために作曲しました。

  全曲に英語のタイトルがついているのもこの作品だけで、この時代の

  パリ上流階級のちょっとした英国かぶれのようなものが見えます。

  ドビュッシーは しばしばラグタイムの音楽を書いています。

  「ケーキウォーク」とは当時アメリカの黒人がラグタイムの音楽につけていた踊りです。

  ゴリウォーグは 黒人のお人形ですから、そのお人形が踊るケーキウォークをイメージして

  書かれています。シュウシュウもそのお人形を持っていました。

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ドビュッシーのピアノ作品を演奏するときには、まず楽譜が大切になってきます。

ドビュッシーのように楽譜上に多くの情報を書き入れている作曲家の作品は、

書かれていることを見落とさないよう、そして忠実に表現することが大切です。

1512166.JPG  中井正子先生 素晴らしい演奏ありがとうございました。

  ご来場いただきました皆様 ありがとうございました。

次回のご案内

2016年6月8日(水)10:00~12:00

ラヴェル:ソナチネ、亡き王女のためのパヴァーヌ、水の戯れ、小品集より

 

2016年1月21日

田中正也先生「聴いてわかる音楽様式」講座 バロック

2016年1月20日(水)10:00~12:30

ピアニスト:田中正也先生による

「聴いてわかる 音楽様式」講座(全4回)を開催いたしました。

第1回 バロック ~鍵盤楽器の音楽の源を探ろう~ 

1601201.JPG コンクールやココンサートで求められる "表現力" を身につけるために・・・

各様式の特徴・特性を理解して、作曲家の時代にあった "表現" をするには

どのようなテクニックが必要なのか? 具体的に演奏を交えてお話していただきました。

参考曲目

♪ F.クープラン(1668年~1733年)フランス

  修道女モニク

・・・クラヴサン奏法をイメージして華麗な装飾音の入れ方 合わせ方を工夫しましょう。

♪ D.スカルラッティ(1685年~1757年)イタリア

  ソナタ K.9

  ソナタ K.141

・・・短調で書かれていても あまり深刻ではなく ロマン派などの作品とは違う感覚です。

  手の交差など視覚的に見せ場を作った スカルラッティの遊び心を楽しみましょう。

♪ J.S.バッハ(1685年~1750年)ドイツ

  ・インヴェンション

・・・2声インヴェンションは、3声のシンフォニアとともに 教育目的に書かれたものです。

  多声部を弾き分ける指だけでなく聴き分ける耳も育てる意味でも重要な作品といえるでしょう。

 

  ただ音符を弾くのではなく 音価を考えて楽譜を読むことが大切です。

   スタッカート → レガートに比べ大変多様な切り方があります。

            節度のあるスタッカートで 弾くことが望ましいでしょう。 

  フレージングとーティキュレーションと指使いの関係 →

  ・・・ 作品の解釈につながる問題ですから 総合的に考えましょう。

  ・パルティータ第1番よりメヌエット

・・・貴族の優雅なステップをイメージして 2小節を1つに演奏しましょう。

♪ G.F.ヘンデル(1685年~1759年)ドイツ→イギリスに帰化

  調子のよい鍛冶屋

・・・「調子のよい鍛冶屋」として親しまれていますが

  ヘンデル自身の命名ではなく後からつけられたタイトルです。

  最後の変奏曲のテンポから テーマのテンポを設定するとよいでしょう。

  テーマの拍子感が大切です。

♪ L.C.ダカン(1694年~1772年)フランス

  かっこう

・・・ロンド形式で書かれています。

  終止形の部分は大切に 無理なブレーキをかけず セリフが終わるイメージで弾きましょう。

  「かっこう」の鳴き声が16分音符にも隠れています。

  楽譜から探してみましょう!

  

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以下 ステーション:スタッフの補足説明です。

★バロック期 

1600年から、バッハの没年にあたる1750年までの150年ほどをバロック音楽の時代としています。

(日本の1680年代といえば、江戸時代(将軍:徳川綱吉の時代)にあたります。)

★ 1685年 日本では

  将軍"綱吉"が 生類憐みの令 が発布されました。

 

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田中正也先生 面白くわかりやすい解説、素敵な演奏ありがとうございました。

前日未明からの雪のため 講座当日は大雪でした。

足元の悪い中 ご来場いただきましてありがとうございました。

次回 第2回は・・・

2016年7月27日(水)10:00~12:30 開催いたします。

是非 ご来場くださいませ。

2016年3月19日

吉永哲道先生「ポリフォニーから学ぶ ピアノ演奏の基礎」1(全2回)

2016年3月16日(水)10:00~12:30

ピアニスト:吉永哲道先生による

ポリフォニーから学ぶ ピアノ演奏の基礎

~バッハ:シンフォニア、平均律からロマン派へ~第1回 (全2回)講座を開催いたしました。

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ピアノ演奏にあたって基本的なこと・・・

  それは、ピアノを美しく響かせること、感情を素直に表現する ことです。

聴く人の心を捉えるのは"音"であり、

「魅力的な音を出せるかどうか」ということが重要です。

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♪ 講座はじめに・・・

2011年3月11日東日本大震災

被災された方々へ

バッハ=ブゾーニ

"コラール前奏曲"を演奏して

いただきました。

 

 

 

 

 

1)"表現する" = "音楽を感じる"とは、いったいどういうことなのか?

・・・ 頭で考えないで、心で感じて弾きましょう。

  「音楽を考えること」と「感じること」は、違います。

  例:アナリーゼは、考えることです。感じることには、理屈がありません。

  日常生活の中で、「うれしい」とか「悲しい」という言葉を理屈で考えて表現しませんね・・・

  心に触れた感情が素直に言葉で表現されますね・・・

  心に触れる → 人間の成長の過程において養われることでもあります。

  ★本番の演奏では、練習してきたことを演奏するのではなく

         心で感じたまま演奏しましょう。

2)音楽は、まさに "響きの芸術である"

・・・体をラクにさせる → 良い音が出せるかどうか

  心の状態の表れでもあります。

  心がリラックスすることにより 身体の力を抜くことができます。

3)フレージングについて・・・

  フレーズがモノを言わなければ、聴衆には何も伝わらない

・・・フレージング → 文章です。

  文章を読むように考えてみましょう。

  ★フレーズをまとめる"ハーモニー"を見つけてみましょう。

  音程 → 2度、3度 7度 など 開きによって感じ方が変わります。

  そういった箇所を自分で探し、弾き方を考えてみることも良いでしょう。

  調性のキャラクターを知ることも大切なことです。

  参考曲目:バッハ シンフォニア第4番 BWV790 d-moll

 他の曲で d-moll の作品には Mozart Requiem があります。

 そういった作品を聴いてみましょう。

4)ペダリングについて・・・

    「ペダルはピアノの魂である」-アントン・ルービンシュタイン

・・・ 深く踏んだり、浅く踏んだり また ペダルを上げる場合 いきなりではなく少しずつ上げたり 

   少し戻して踏むといった複雑なペダリングにより音色を作り出せます。

★ 次回 10月19日(水)の講座で 詳しく解説していただきます。

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参考曲目

♪ バッハ 

・インヴェンション BWV772

・シンフォニア BWV790、793

・平均律 第1巻より 第8番 BWV853 

♪ ショパン

 ・ノクターン 第14番 Op48-2 

 

 

解説していただいた後 演奏していただきました。

吉永先生 素晴らしいお話と演奏 ありがとうございました。

多くの方々にご来場いただきましてありがとうございました。

2016年4月24日

関 孝弘先生 「言葉の持つ多彩なニュアンスと演奏法」講座

2016年4月13日(水)10:00~12:00

ピアニスト 関 孝弘先生による

「音楽用語は作曲家のメッセージ」~言葉の持つ多彩なニュアンスと演奏法~講座

を開催いたしました。

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演奏の際に最も大切なことは・・・

作曲者が楽譜に記したメッセージ(音楽用語)を深く理解することです!

重要なのは・・・「ニュアンス」なのです。

一言では言い表せない 言葉本来の意味を理解することで、演奏表現が大きく変わります。

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♪ Largo

・・・洋服がブカブカだ!・・・ラルゴ

  ①たっぷりした〈幅〉、広い視野を持った状態を表す言葉です。

  なぜ 〈幅〉を表す言葉が 音楽では "遅く" という意味になったのでしょうか?

  ★ イタリア人の間隔でいくと次のようになります。

  ラルゴ=幅が広い → リズムの幅が広い → 演奏するのに時間を要する →

  音楽の流れが、たっぷり、ゆったりとなる → テンポが遅くなる。

♪ Lento

・・・ちょっとゆるゆる そんな感覚 レント

  ①弱火で調理しましょう。

ラルゴが遅さではなく "幅" を表す言葉ですが、レントは "速度" と "ゆるさ" を表す言葉です。

★ 用語の代表作 ショパン:ノクターン 嬰ハ短調 遺作

 

参考テキスト

全音)これで納得!よくわかる音楽用語のはなし  ¥1900(本体)

全音)ひと目で納得!音楽用語事典 ¥1800(本体)

イタリア人がどのようなイメージを言葉から感じているのか、それぞれの音楽用語は

どんなニュアンスが秘められているのかを 心で感じ、日々の演奏や感傷に役立ててみましょう。

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関先生 素晴らしい音色の演奏、楽しいお話ありがとうございました。

ご来場いただきました皆様ありがとうございました。

2017年も開催を予定しております。

  

2016年5月 4日

岩瀬洋子先生 「なぜワークを使うの?」講座

2016年4月20日(水)10:00~12:00

岩瀬洋子先生による「ワーク レッスンでの使い方と役割」講座を開催いたしました。

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わかーるワークを使って・・・

全音)わかーるワーク 導入編(全3巻)・基礎編(全3巻)・発展(全3巻) 全9冊 各¥800(本体)

★基礎的な楽典の理解を深め、演奏に必須の "読譜力" を高めることにより

  レッスンに役立つように作られたワークブックです!

  音楽学習者全般(幼児から大人まで)にお使いいただけます!

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♪ 鍵盤と楽譜が 一緒に学べるよう工夫されていますので 楽譜(音符)が読めても

  「鍵盤の位置がわからない。」といった生徒さんにも 大変わかりやすく学習できます。

  解答は 巻末にありますので 生徒さん自身でチェックすることができます。

  自分で 確認できますので 是非 生徒さん自身にチェックしてもらいましょう。

♪ 指導者が補足説明する場合・・・

  例 pp  mp  mf  f  → 声をだんだん大きくして言ってあげると 良いでしょう。

 ★ 生徒さんが 理解できるように工夫して伝える ことが大切です。

このテキストは 生徒さんが楽しく理解できるように作られていますから

自信がつくようになります。

   ただ譜読みに終わるのではなく 是非 演奏につなげられるように活用しましょう!

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岩瀬洋子先生 楽しいお話ありがとうございました。

ご来場いただきました皆様ありがとうございました。

2017年も開催予定です。

2016年5月31日

江崎昌子先生「ショパン バラードと小品」演奏法と解釈講座

2016年5月25日(水)10:00~12:30

ピアニスト:江崎昌子先生による

「ショパン バラードと小品 ~演奏法と解釈~」講座を開催いたしました。

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曲目

バラード 第2・3番

3つのエコセーズ

ショパンの技法と様式、作品の解釈について 演奏を交えお話していただきました。

★楽譜を読む

言葉にすることが困難なことを読み取る訓練が必要です。

ニュアンスを感じとることです。

★響きのプロポーション

和音のバランスを考えてみましょう。

★タッチ

江崎昌子先生推薦書籍

全音)アルド・チッコリーニ わが人生 

第3章 教えることは、教わること より ■手は鍵盤を「つかむ」

 是非 読んでみてください

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具体的な練習法はじめ 素晴らしい演奏とお話ありがとうございました。

ご来場いただきました皆様 ありがとうございました。

来年2017年予定・・・

2017年5月31日(水)

 

2016年6月10日

中井正子先生「ラヴェル名曲選」講座

2016年6月8日(水)10:00~12:00

ピアニスト:中井正子先生による

「ラヴェル名曲選」 講座を開催いたしました。

♪「ソナチネ」 「亡き王女のためのパヴァーヌ」 「水の戯れ」 

♪「小品集」より 「ハイドンの名によるメヌエット」「ボロディン風に」「プレリュード」

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★「ソナチネ」 1905年

・・・ソナチネは小規模な「ソナタ」を意味しますので、第1、3楽章の音楽形式をある程度理解して

  演奏しましょう。

  第1楽章 簡素な「ソナタ形式」を用いています。

  第1主題部(1~12小節)、第2主題部と小結尾(13~28小節)で構成される提示部、

  展開部(34~58小節)と再現部(59小節以下)による均整のとれた形式を意識しましょう。

  第3楽章 

  2主題(A・B)からなる一種のロンド形式と考えられます。

  B主題部(37~59小節)は、第1楽章、第1主題を利用しています。

  AB(1~59小節)、A'B'(106小節以下)という三部分から構成されています。

  「メヌエットのテンポで」と書かれた第2楽章の中間部39~52小節)でも、

      右手に第1楽章第1主題が現れ、左手には音価が倍に拡大された同主題が対位法的

  組み合わされています。

  このように同一主題が全楽章に用いられ全体を統一していますので、近代フランス音楽特有の

  "循環形式"が使われていると考えて良いでしょう。

  構成的なラヴェルの音楽の一面がうかがわれます。

  各楽章のテンポについて

  ラヴェル自身や指導を受けた音楽家たちの意見を集約すると・・・・

  第1楽章は しばしば速く弾かれ過ぎるという点。

  第2楽章は「遅めに、しかし流れて、特にリズムの正確さを期して」、

  またベートーヴェン(ソナタ第18番作品31-3)のメヌエット楽章のテンポで(参考にして)。

  第3楽章については「非常に速く、しかし追いたてられるようにでなく」「慎重すぎず、容赦なく」

  演奏することを望んでいました。

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 ★亡き王女のためのパヴァーヌ 1899年

 後に作曲家自身によって1910年管弦楽化され、ラヴェル初期の名品です。

 メロディは、オーケストラの場合 楽器によって聴こえ方が変わりますから ピアノの場合も

 変えて弾いてみると良いでしょう。

 ★水の戯れ 1901年

 レガートは、音がつながるのではなく、"音が響く"フレーズとして考えると良いでしょう。

 ペダルについて

 2Ped.は ダンパー、弱音両ペダル → 左右のペダルを同時に使います。

 ・fのまま una corda をつけるのは、「エネルギーがあった上で、音色を変えてほしい」

  という作曲家の意図があります。

★ハイドンの名によるメヌエット 1909年

 ハイドン没後100年記念(1909年)のために作曲されたこのメヌエットは、26のアルファベット文字を

 3オクターヴ半の音階にあてはめ、ハイドンの名前のアルファベットが

 音名に置き換えられています。

★ボロディン風に 1913年

 「~風に」は、当時フランスで流行していた、有名な作曲家作品のパロディー音楽です。

 1889年のパリ万博博覧会を契機に、ムソルグスキー、リムスキー・コロサコフ、同様に人気が

 出てきた、ロシア近代音楽の作曲家、ロディンの音楽的特徴を生かした

 パスティーシュ(模造品)です。 ノーブルな演奏会用ワルツに作曲されているところが

 ラヴェルらしい才気を感じさせます。

★プレリュード 1913年

 パリ音楽院の初見視奏コンクールのため、1913年に作曲された小品です。

 全体的にラヴェルらしい白鍵を中心とした旋法的な優しい響きに、12~15小節に一番特徴的に

 みることができるような、半音階的にぶつかり合う、クールで刺激的な和声の魅力が聴かれます。

 やさしい作品ですから是非、発表会で演奏してみるのも良いでしょう。

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中井正子先生 毎回素晴らしい演奏と解説ありがとうございます。

ご来場いただきました皆様 長い時間ありがとうございました。

お詫び

開始時間が予定より30分遅れ 皆様にご迷惑をおかけしてしまい 大変申し訳ございませんでした。

次回のご案内

2016年12月14日(水)10:00~12:00

ドビュッシー「子供の領分」全曲

 

2016年6月18日

田村智子先生「プチわかーるピアノセミナー」

2016年6月15日(水)10:00~12:00

田村智子先生による

「プチわかーるピアノセミナー」を開催いたしました。

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幼児にとって、"ピアノを弾くこと"と"音楽の知識を身につけること"を同時に行うのは

とても難しいことです。

プチ・わかーるピアノでは、最初からピアノを弾くのではなく、歌ったり、体を動かしたりする

「おんがく遊び」から始めます。

★「わかーるピアノ」は・・・

     「リピート最短法」を取り入れた新しい形のメソードです。

♪ 新しい曲から始め、その前のページ、またその前のページと練習をしていく学習法です。

1)新しい曲と一緒に予習することにより

 ・ 「間違えたまま家で練習してくること」を防げます。

 ・ 「新しい曲をどう弾くか」を先生と一緒に取り組むことで練習方法がわかりやすくなります。

 ・ 「新しい曲は面倒くさい」から → 「取り組みが意欲的になり初見力も強く」なってきます。

2)生徒の能力にあわせ、新しい曲を段階的に練習することにより

 ・ 新しい曲を1回で弾けなくても、次に繰り越しレッスンができるため、

   生徒も先生もストレスが減り、練習を客観的にみる余裕が生まれます。

 ・ 新しい曲の「リズムのみ」「音読みのみ」「1段目のみ弾く」など 要素ごとの練習は

   生徒の弱点対策になります。

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★ 「プチ・わかーるピアノ:A」は、幼児(2歳)から使うことができます。

WEBで見られる動画サポート

http://www.zen-on.co.jp/score/p-waka-ru/

「おんがく遊び」をより楽しくレッスンで活用できるよう、指導のポイントをホームページで

ご紹介しています。

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田村智子先生 とっても楽しい講座ありがとうございました。

ご来場いただきました皆様 ありがとうございました。

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次回のご案内

2017年4月26日(水)10:00~12:00

「わかーるピアノ」セミナーを予定しています。

 

2016年6月25日

城 寿昭先生「ピアノ演奏のための基礎:ソルフェージュ」講座

2016年6月22日(水)10:00~12:30

城 寿昭先生による

「ピアノ演奏のための基礎:ソルフェージュ」1 音楽の3要素 メロディー・リズム・ハーモニー

思い通りの表現ができる演奏力=演奏のテクニック

      その能力がソルフェージュ力です。

      ソルフェージュ力・・・音楽の基礎的総合力のことです。

★自分の音を聴いて演奏するためには、3要素について理解をすることが大切です。

  「しっかり練習したのに、何かが違う」・・・それは"拍子感"が原因です。

今回 拍子感を身につけるための練習方法について 詳しく取り上げ演奏を交えながら具体的に

お話していただきました。

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★リズムはセンスが9割

・・・リズム感は後天的に身につく能力です。  リズムのセンスは磨くことができます。

  音の長さと音程による表現の法則です。

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〈2拍子〉 躍動感・シンプル

〈3拍子〉 踊り・軽やかさ

〈4拍子〉 安定(四角形)・優雅・3拍子目の感じ方が重要

〈6拍子〉 物語・進行(長いリーチ)

  ・・・ショパンのバラードは6j拍子です。

★複合拍子 ~一致しないことの美しさ~

  練習方法 → 片手ずつ ⇒ 両手 ⇒ 片手ずつ ⇒ 両手 ・・・

★休符

  「音楽における最高の効果は、音の闇の無音である」 (モーツァルト)

 休符をはっきりとり、意識することが大切です。

 空気をつかむ感じで意識するとよいでしょう。

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参考テキスト

・ブルクミュラー:25の練習曲

・平吉毅州「虹のリズム」よりチューリップのラインダンス

 

城先生 わかりやすい解説、素晴らしい演奏 ありがとうございました。

ご来場いただきました皆様ありがとうございました。

来年2017年も予定しております。

2016年7月10日

伊藤仁美先生「モーツァルトの学び方 モーツァルトへの道」講座

2016年7月6日(水)10:00~12:00

伊藤仁美先生による

ピアノ演奏の基礎 モーツァルトの学び方 ~モーツァルトへの道~講座を開催いたしました。

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世界中で最も愛されてきたモーツァルト・・・

35歳という短い生涯の中で残された作品は1000曲にも上りますが、

ピアノ曲は5歳から作曲していたので、初歩の段階から触れる ことができます。

モーツァルトを学ぶことで、古典の基礎・ピアノ演奏の基礎を身につけることができるだけでなく

究極のエンターテイナーとしてのモーツァルトを読み解くことで

演奏の演出力を高める ことができるでしょう。

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参考曲目

・ウィーンのソナチネ 第6番

・ソナタ K545、K331、K332

♪ ギロック アクセントオン2 より ソナチネ

  「ソナチネ」 ソナタ形式、歌唱形式、ロンド形式、そして舞曲形式をギロックのオリジナルの

  ソナチネを通して学び、他の作曲家の作品と取り組んでも曲の分析が容易にできるように

  つくられています。

  演奏する音楽の意味を理解することは、作曲者が如何にその音楽を組み立てたかを理解する

  ことでもあります。   ・・・アクセント・オン より

  

伊藤仁美先生 素敵な演奏、お話 ありがとうございました。

ご来場いただきました皆様 ありがとうございました。

 

次回は 2017年7月5日(水) に 開催予定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年7月22日

川上昌裕先生「上達への新たな視点 ピアノ指導」講座

2016年7月17日(日)10:00~12:00

川上昌裕先生による

上達への新たな視点:ピアノ指導

「子どもの中の能力をどう引き出すか?」

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★生徒の前に楽譜だけおいて「さあ 弾いてみなさい」というだけでは、

 生徒の中から何もでてきません。

★曲については、純粋に音楽が楽しいと思えるものを用いながら、徐々に難しいものにあげ

 だんだん上達する喜びを味あわせていくことにシフトしていくことが大切なことです。

  これが、ピアノの練習を長続きさせる秘訣です。

  どんな曲でも練習するためには 「練習する理由」が必要です!

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★ピアノの先生の役割とは・・・・

1)奏法の基礎を正しく教える・・・タッチ、脱力の技術など

2)奏法に関するさまざまな知識やアイディアの伝授

  奏法やペダリングなど楽譜を見ただけでは得られない情報をどう伝えるか?

3)楽曲の解釈を施す

  演奏には必ず楽譜から離れたところからの勉強が必要です。

  作曲された時代背景により演奏解釈や音楽の捉え方が変わってきます。

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今回 ハノン、エチュードを中心に取り上げ、どのタイミングで組み入れて

どう練習するべきか?モデル演奏者によるレッスンも交え、具体的にお話していただきました。

川上昌裕先生 ブログ「エチュードについて」より

http://www.masahiro-kawakami.com/blog/

ハノンを練習する際に「ここに注意して練習すればとても効率的で非常に高い効果が望める」として紹介したのは、次の5点です。

①指先に注意(内側に引くように使う)
②打鍵した後すぐに脱力をする(打鍵後すぐに手首を上方へ抜き脱力を確かめる)
③腕に注意しながら弾く(力を入れて弾くと腕が固まっているのですぐわかる)
④音を揃える(特に第一音の両手の音が揃わない、重音の場合もすべての打鍵時にすべての音を揃える)
⑤音楽的に弾く(フレーズ感を持って弾く=レガート中心、当然かなり微妙な強弱表現は伴う)

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モデル演奏

・西川 凌さん(大3) ショパン:エチュード作品10-4

・椿田和輝さん(中1) ショパン:エチュード作品25-11「木枯らし」

素晴らしい演奏ありがとうございました。

 

川上先生 新たな発見がたくさんありました!

素晴らしいお話ありがとうございました。

ご来場いただきました皆様 ありがとうございました。

2016年8月12日

田中正也先生「聴いてわかる音楽様式」講座 古典派

2016年7月27日(水)10:00~12:30

ピアニスト:田中正也先生による

聴いてわかる 音楽様式講座(全4回)

第2回 古典派 ~ソナチネ・ソナタ・変奏曲・ロンドを聴きながら学びましょう~を開催いたしました。

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曲目

★ハイドン(1732年オーストリア・ローラウ生~1809ウィーン没)

ソナタ  C dur  Hob.ⅩⅥ35

★クレメンティ(1752年イタリア・ローマ生~1832年イギリス・イヴシャム没)

ソナチネ C dur  op36-1

★モーツァルト(1756年オーストリア・ザルツブルク生~1791年ウィーン没)

キラキラ星変奏曲 K.265

ロンド D dur  K.485

★ベートーヴェン(1770年ドイツ・ボン生~1827年オーストリア・ウィーン没)

ソナタ"悲愴"Op13  c moll

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田中先生 大変詳しく、わかりやすく解説していただきあまして ありがとうございました。

ご来場いただきました皆様 ありがとうございました。

次回 第3回 ロマン派 のご案内

2017年1月18日(水)10:00~12:30

予定曲目

・バダジェフスカ 乙女の祈り

・ショパン ノクターン Op9-2

・リスト ラ・カンパネラ

・チャイコフスキー こどものためのアルバム Op39 より

・ラフマニノフ 道化師 Op3-4

・シューマン ソナタ 第2番 Op22

♪おさらいバロック♪ プレインヴェンションより

♪おさらい古典派♪ モーツァルト ソナタ K545  第1楽章 (ソナチネアルバム第1巻より)

2016年8月26日

佐藤卓史先生「演奏のための和声入門シリーズ」ロマン派

2016年8月24日(水)10:00~12:30

ピアニスト:佐藤卓史先生による

実力派ピアニストが解き明かす!芸術的演奏への手引き

「演奏のための和声入門シリーズ」ロマン派~転調とハーモニーの魔法~

を開催いたしました。

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音楽ファンを魅了してやまないロマン派のピアノ曲には

どんなハーモニーが使われているのでしょうか?

レッスンでもおなじみの名曲を交えつつ、ピアニストならではの視点で

和声の分析のコツと、実際に演奏に生かす方法についてわかりやすく解説していただきました。

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参考曲目

・ソナチネアルバム第1巻より 

・シューマン:ユーゲントアルバムより

★シューマン:子供の情景より

★ショパン:3つのワルツ 作品64

・ショパン:バラード 第1番~第4番 ★第1番

★リスト:愛の夢 第3番

・リスト:2つの演奏会用練習曲

・ブラームス:2つのラプソディ 作品79

・ブラームス:6つのピアノ曲 作品118

・・・★印は、前日のコンサートで演奏していただいた曲です!

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佐藤卓史先生 ありがとうございました。

前日のコンサート、講座にご来場いただきました皆様ありがとうございました。

2016年9月21日

菊地裕介先生「ベートーヴェンピアノソナタ」演奏法と解釈⑫

2016年9月7日(水)10:00~12:30

ピアニスト:菊地裕介先生による

「ベートーヴェン ピアノソナタ」演奏法と解釈⑫ 

最終回 「ハンマークラヴィーア」

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2011年から年2回 開催してきましたベートーヴェンピアノソナタ全32曲シリーズは

今回最終回を無事終了することがきました。

これまで ご来場いただきました皆様 ありがとうございました。

最終回は 巨大ソナタ 「ハンマークラヴィーア」について解説していただき

開設の後 全曲通して演奏していただきました。

演奏時間は・・・45分です!

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32曲が作曲された(1795年頃~1822年時代は、

楽器としてのピアノが発展・改良された時代でもあります。

常に前作を否定し、試行錯誤しながら新しい地平を切り開いて創作されました。

全32曲を2日間で演奏され、全曲録音もされた菊地先生による解説は大変説得力がありました。

解説の後 全楽章通して演奏していただくことで よりわかりやくなりました。

菊地先生 ありがとうございました。

来年2017年からは 新シリーズ 「バッハ 平均律第1巻」全曲を開催いたします。

2017年2月8日(水)10:00~12:30

バッハ 平均律第1巻 第1番~第6番

★バッハの時代の鍵盤楽器といえば、

  クラヴィコードとチェンバロ、オルガンであって、ピアノという楽器は存在しませんでした。★

現代のピアノで演奏するために大切なことについて解説していただきます。

構造への理解とその構築、正しいテンポ感、アーティキュレーションや装飾音など

是非 ご来場くださいませ。

 

2017年1月11日

吉永哲道先生「バッハ シンフォニア・平均律からロマン派へ」第2回

2016年10月19日(水)10:00~12:30

ピアニスト:吉永哲道先生による

ポリフォニーから学ぶ「ピアノ演奏の基礎」

~バッハ ションフォニア・平均律からロマン派へ~(全2回)

第2回目を開催いたしました。

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ピアノ演奏にあたって基本的なこと・・・

それは、ピアノを美しく響かせること、感情を素直に表現することです。

音楽における美しさの一つが

"調和したハーモニーの響き"と言えるでしょう。

いかにして・・・

美しい音を感じ、聴き取る耳を育てるか?

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インヴェンション・シンフォニアをしっかり学習することにより 応用力につながる基礎力を

身につけることができます。

1)滑らかなレガート

2)レガートとノンレガート

3)自然なルバート

4)音楽(演奏)を豊かにするペダリング

今回 バッハの作品を中心に演奏を交え 解説していただきました。

吉永先生ありがとう」ございました。

ご来場いただきました皆様ありがとうございました。

 

2017年1月12日

深谷直仁先生 初級~中級 ピアノ指導法講座

2016年11月9日(水)10:00~12:00

深谷直仁先生による

「レッスンの組み立て方 目標と目的」~子どものピアノレッスンについて考えてみましょう~講座

を開催いたしました。

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教え育て、そして能力を引き出す!

★レッスンは・・・

  教育の一部ですから ピアノレッスンは 生徒の能力を導き出せるものでなければなりません。

1)レッスンは何をするところか

 ・原則として練習の場ではありません。

 ・生徒の役割、教師の役割について

2)覚える力と蓄積力

 ・大切な基礎力

 ・興味を抱かせるレッスン

3)譜読みの力をつける/曲をこなすために

 ・初見力をつける

4)テキストの選び方と与え方

5)練習の目的:練習要素

6)練習目標

 ・目標意識を持たせる/当面の目標と将来の目標

7)練習量と効率/質と量の問題

これらのポイントについて

現実的な指導方法・問題対処法について

多くの指導実績を持つ深谷先生に具体的に解説していただきました。

深谷先生ありがとうございました。

ご来場いただきましたみなさなありがとうございました。

2017年1月13日

樹原涼子先生 「ピアノランドメソッド」の全貌講座

2016年11月16日(水)10:00~12:30

樹原涼子先生による

ピアノランド25周年記念 特別キカクセミナー 

時代とともに進化をつづける「ピアノランドメソッド」の全貌 を開催しました。

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「生徒が上手にピアノが弾けるようにする」だけでなく

「ピアノを通じて音楽的センスと教養を高め、音楽が人生の役に立つように育てていく」

ピアノランドのカリキュラムと最新の指導方法、効果を上げるための"レッスン設計"

についてお話していただきました。

◎脳の働きを最大限に利用して、確実に成果を上げる"二段階導入法"の大切なポイント

◎1ランク上の テンポ感、拍子感、リズム感、和声感覚、歌心を育てる方法

◎聴く力、弾く力、音楽的知識を育てる指導法

◎いつまでに、何を身につけるのか、目指すべき到達点と時間の区切り方

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樹原先生 素晴らしいお話ありがとうございました。

ご来場いただきました皆様 ありがとうございました。

松本和将先生「ショパン エチュード全曲 徹底解剖」(全4回)講座

2016年11月30日(水)10:00~12:00

ピアニスト:松本和将先生による

「ショパン エチュード全曲 徹底解剖」(全4回) 講座を開催しました。

最終回

作品25より第7番~第12番

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テクニックの難しい課題を テクニックのために勉強するのではなく

"芸術"となるために練習することが大切です。

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★モデル演奏 鈴木聡太さん 

  曲目:ショパン 木枯らしのエチュード

ピアニストの視点からみた解釈・演奏法について 素晴らしい演奏を交えてお話いただき

大変わかりやすくなりました。

松本先生 ありがとうございました。

ご来場いただきました皆様ありがとうございました。

モデル演奏いただきました鈴木聡太さん ありがとうございました。

 

 

 

中井正子先生 ドビュッシーピアノレクチャー

2016年12月14日(水)10:00~12:00

ピアニスト:中井正子先生による

テクニックシリーズ Part2(全5回)最終回

ドビュッシー 子どもの領分全曲 講座を開催いたしました。

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ドビュッシー作品を演奏するにあたって

まず、楽譜が大切になっています。

ドビュッシーのように楽譜上に多くの情報を入れている作曲家の作品は

書かれていることを見落とさないよう

そして忠実に演奏することが大事です。

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★フランス的な音色について

多声部のバランスから作られる「和声的な音色」が要求され

それらが強弱にも反映します。

それらを表現しようとするときに ピアニストのテクニック というものが試されます。

ハーフタッチ・ハーフペダルは、ドビュッシー作品を演奏するにあたって

欠かせない技術です。

全曲通して 演奏を交えながらわかりやすく解説していただきました。

中井先生 素晴らしい演奏ありがとうございました。

ご来場いただきました皆様ありがとうございました。

中井正子先生によるレクチャーは毎回大好評をいただいております。

★2017年講座のご案内

2017年6月7日(水)10:00~12:00

開催いたします。

2017年1月21日

佐々木邦雄先生「チェルニー30番」新しいレッスン導入法講座

2017年 新年最初の講座は・・・

2017年1月11日(水)10:00~12:00

佐々木邦雄先生による

「チェルンー30番」新しいレッスン導入法 講座を開催いたしました。

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今回 参加いただいた皆様全員ステージで

一緒に「チェルニー30番」のアンサンブルを

体験していただきました。

曲目は

「チェルニー30番」より

1・4・6・11・15番

 

 

 

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★使用テキスト

音友)原曲がそのままひける ふたりのチェルニー30番 ¥1800(本体)

チェルニーの書いたエチュード(練習曲)が、この伴奏集を用いることで

レッスンを活性化し、発表会や演奏会でもほかのレパートリー曲に匹敵する

音楽的魅力を醸し出すようになります。

また原曲には手を加えず、残りの鍵盤だけで伴奏できるように創作しました。

さらに連弾の際に手が交差する場所などは、伴奏を一部省略できるように工夫してあります。

     ・・・・本書 まえがきより

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佐々木先生に とても楽しく、わかりやすい解説をしていただきました。

ありがとうございました。

ご来場いただきました皆様 ありがとうございました。

田中正也先生「聴いてわかる音楽様式」講座

2017年1月18日(水)10:00~12:30

ピアニスト:田中正也先生による

目からウロコのお話満載!

「聴いてわかる 音楽様式」基礎編講座(全4回)

第3回 ロマン派 を開催いたしました。

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♪ バロック・古典・ロマン・近現代 

   それぞれの時代の表現へのアプローチ

ピアノの変遷とともに変化した奏法を検証!

その様式に「ふさわしい演奏」とは?

♪ 各様式の社会・時代背景を学ぶ

 曲の誕生した環境を知ることで

 楽譜の読み方は より充実します。

 

 

19世紀ロマン派の時代には

  作曲家たちが形式にとらわれず自由に作曲するようになりました。

  貴族社会の衰退とともに、演奏会場が 貴族のサロンからコンサート会場へ移り

  また一般家庭でも楽しむようになったいきます。

ロマン派後期には2000人でも入れる大きなホールができ、

  ホールの隅まで届く音が出せるピアノが必要になり、

  ピアノが改良され著しく発展した時代です。

★ピアノ音楽が大輪の花を咲かせ、ショパンやリストのような優れたピアニストかつ作曲家

  登場した頃で、ロシア音楽も遅ればせながら西洋音楽の仲間入りをしました。

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参考曲目を取り上げ 演奏を交え具体的にわかりやすく解説していただきました。

曲目

・シューマン:ピアノソナタ第2番

・バダジェフスカ:乙女の祈り

・ラフマニノフ:道化師

・チャイコフスキー:こどものためのアルバムより ワルツ

・ショパン:ノクターン Op9-2

 ★ 最後に リスト:ラ・カンパネラ を演奏してくださいました!

田中先生 とてもわかりやく楽しいしいお話 そして 素晴らしい演奏ありがとうございました。

ご来場いただきました皆様 ありがとうございました。

次回最終回のご案内

2017年7月19日(水)10:00~12:30

指導者の方だけでなく一般の方にも楽しんでいただける内容です。

是非 ご来場くださいませ。

 

 

2017年2月11日

菊地裕介先生 「平均律第1巻」シリーズ1

ピアニスト:菊地裕介先生による新シリーズ

ピアニストからみたバッハ

~もしバッハが現代のグランドピアノに出会っていたら・・・~

平均律第1巻シリーズ① 第1番~第6番

「演奏のための分析と解釈・演奏法」講座を開催いたしました。

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★バッハの時代の鍵盤楽器といえば

クラヴィコード・チェンバロ・オルガンであって

ピアノという楽器は存在しませんでした。

そのことから、バッハの作品のピアノによる演奏については

種々様々な問題が定義されてきています。

 

「平均律クラヴィーア曲集」も多くの方が必ず勉強するものですが、

確固とした指針を持たないまま音符を並べても、それだけでは演奏になりません。

ピアノで演奏するということは、そこに新しい解釈と阿多rし意演奏方法

つまり旋律をレガートに、あるいはスタッカートに弾くこと、

ダイナミック(強弱)について、ペダルの使用について、楽曲の演奏について・・・

より綿密な配慮に基づく新しい塩素法がひつようとなってきます。

   「平均律クラヴィーア曲集第1巻」(園田高弘校訂版、春秋社)はじめより 抜粋・要約 

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演奏を交え 詳しく解説していただきました。

菊地先生 ありがとうございました。

多くの皆様にご来場いただきまして ありがとうございました。

次回のご案内

2017年9月6日(水)10:00~12:30

平均律第1巻 第7番~第10番を予定しております。

2017年6月10日

江崎昌子先生「ブルクミュラー」講座

2017年5月31日(水)10:00~12:30

ピアニスト:江崎昌子先生による

「ブルクミュラーを楽しく そして魅力的に~指導と演奏のアイディア~」講座を開催いたしました。

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コンクールでも求められる上級のテクニック "表現力"

「表現力」の指導は難しいといわれますが、

「表現する面白さ」を子供たちに伝えられたら・・

その子は生涯にわたって

ピアノを楽しく続けてくれるでしょう。

 

 

「ブルクミュラーの練習曲」を取り上げ 

テクニック教材として広く親しまれている「バーナム・テクニック」にも触れてお話していただきました。

♪ 無理なく弾くための身体の使い方・・・肩甲骨と指・肘・腕の関連性

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バーナムテクニックより・・・当日受講いただいた先生にモデル演奏をお願いしました。

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♪ 効果的な進め方と曲の組み合わせ

♪ 拍子感によって変わる

 フレージングとアーティキュレーション

1)ペダリングをどう指導するか?

   踏むタイミングと離すタイミング

2)意外と意識されていない"拍子感"

どう指導するか?

 

 

 最後に ショパン「舟歌」「子守歌」を演奏してくださいました。

素晴らしい演奏ありがとうございました!

ご来場いただきました皆様ありがとうございました。

2017年6月11日

中井正子先生 新シリーズ「バッハ インヴェンション」講座

2017年6月7日(水)10:00~12:00

ピアニスト中井正子先生による新シリーズ

「バッハ インヴェンション~分析と演奏の手引き~」(全3回)講座を開催いたしました。

第1回 第1番~第5番

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ハンナ)バッハ インヴェンション 

~分析と演奏の手引き~ ¥1400+税

テキストを基に演奏を交え

わかりやすく解説していただきました。

★分析:小鍛冶邦隆先生

★演奏の手引き:中井正子先生

 

 

 

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♪ 分析をし それをどう生徒へ伝えるのか?

♪ 2声の練習方法について

中井正子先生 毎回素晴らしい演奏、具体的でわかりやすい解説 ありがとうございました。

ご来場いただきました皆様 ありがとうございました。

 

名古屋さかえステーション(カワイ名古屋)では

ピアニスト:中井正子先生によるレクチャーを毎年2回開催しています。

新シリーズ 「バッハ インヴェンション」は

各回 5曲づつ取り上げ 詳しく解説していただきます。

次回は・・・

2017年12月13日(水) 10:00~12:00

第6番~第10番

最終回は・・・

2018年6月20日(水)10:00~12:00 第11番~第15番

 

 

 

 



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