レポート アーカイブ

2010年9月 6日

セミナーレポート「テクニック・クリニック」(講師:石嶺尚江先生)

100906-2.JPG8月30日(月)10:30~12:30 ヤマハ岡山店 サロンホールにて、石嶺尚江先生による、指導者セミナー「テクニック・クリニック」が開催されました。参加者は38名。岡山在住のピアノの先生方のみならず、津山や愛媛からもご参加いただき、大変な期待感の中に、セミナーは始まりました。

 石嶺先生の講座は、先生独自のレッスン上の裏技の数々がお聴きできるだけでなく、とにかく先生のトークそのものが楽しいという前評判で、私達は、どんなお話が聞けるのかと、ワクワクしながら講座に臨んだのですが、期待を上回る楽しさで、あっという間の2時間の講座となりました。

 レッスンに『ネタ帳』をぜひ作りましょう・・・という発想自体、いかにも関西人の先生らしく、見せていただいたネタ帳は、具体的なアイデアがびっしり。また、『レッスンに笑いがないと、頭に入らない』と言われ、生徒をどんな『ネタ』で笑わせようかと知恵をしぼるとおっしゃるところも、いかにも関西風。でも、よく考えれば、それは、とても難しいことだし、多くのピアノ講師が苦手であったり、苦労しているポイントであります。笑顔いっぱいのレッスン風景を思いうかべながら、あらためて先生の子供への理解の深さや、あくなき好奇心、探究心に圧倒されました。

 具体的なクリニックとして提示してくださった、手首の下がる子、一本調子の子、指先の関節がグラグラする子・・・等それぞれの症状に応じた対処法は、まさに先生の工夫の宝庫。子供たちは、笑って楽しみながら先生の指導を受け、そして、いつの間にか気になるクセが治っているのですから、すごいことです。また、打鍵上の問題に対して、指先の筋トレをすること、身体の様々なコントロールをうまくいかせるために、脳トレをする発想でピアノに向かうこと等、一つひとつが、目からウロコのアイデアでした。

 セミナー参加者からは、感動とともに「早速、今日のレッスンから、使ってみたい」という声をたくさんいただき、大変満足度の高い、指導者セミナーとなりました。

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Rep:おかやま白桃ステーション 小林美恵子

2011年9月22日

【実施レポ】導入期の能力開発&親対応への極意(石黒加須美先生)

 2011年8月29日(月)ヤマハ岡山店サロンホールにて、石黒 加須美先生による
「導入期の能力開発&親対応への極意」というテーマでセミナーが開催されました。
石黒先生は前日の岡山夏期ステップでも「親学レクチャー」を開いてくださり、あっという間の
2時間でした。
 
 この講座は「導入期の指導で石黒先生ご自身が行ってきた能力開発」「導入期の指導が
全課程のレッスンの原点に」「保護者の心を動かす指導者としての対応策」
「ちびっこフリーステージに向けて」という4つの項目に分けて進められました。

 まず、導入期に先生が行ってきた指導では、先生の教室で2歳から行われている
カリキュラムについて図解で示され、リトミック、うた、絵本によるイメージ体験、楽器あそび、
読譜の準備、絶対音感訓練を平行して行っている事が分かりました。
 その話の中で、先生はあらゆる導入期の教材について勉強され、完璧なメソッドは無い、
その子に合ったメソッドの長所を組み合わせた様な指導が必要になってくる、と話され、
「オルフ理論」「リトミックも一通り勉強し、よいのだが、相対的なリズム感」など、
初めて聞く言葉も出てきました。
 また、音楽は早期教育が重要であること、その入り口で様々な原体験をし、
イメージをふくらませ、良い耳をつくる事の大切さがわかりました。
又、良い耳を作るためには生の音(演奏)を聴かせなければならない、という話の中に、
その音を聴いてみたい、身近なものですませて来た事が耳にそんなにも影響するものなのか、
と驚きました。

 「導入期の指導は全過程のレッスンの原点に」では、リズム感がない、読譜が不得意、
音ミスが多い、不安定なテンポ、暗譜が苦手、表情がない、手が痛くなる、など、
レッスンの過程で起きるあらゆる問題は、導入期につくられている、とのことでした。
 そしてその問題は、導入期に指導者がつくっている。指導者はこのことに全責任を
負わなくてはいけない。この言葉は思い当たる生徒もいて、とても重いものでした。

 「保護者の心を動かす指導者としての対応策」では、最初に「指導者自身が子供の可能性が
無限大であることを知りましょう」とありました。その無限大の可能性を伸ばすために親の
できることは、適切な環境を与えて、本当にそれが必要、おもしろい、と子供自身に感じさせると
無理のない力(能力)として身に付き、その能力を使ってその子の世界や生活を生き生きと
広げようとしているかいつも見守っていく必要がある。
 反対に、読み書き、計算など、目に見えやすいところに関心を集中させ、ごほうび、しかられる
など、訓練されるとその能力を使って何かしたいという人間的な能力が育たず、役に立たない。
このことは前日のステップでの「親学レクチャー」での保護者に向けて同じように話してください
ました。そして、このことや導入期の指導について、体験レッスンは行わず、入会時に2時間
かけて親と話をしている、とのことでした。
 レッスン開始と同時に、これだけのことを保護者の方に理解してもらえていれば、どんなに
協力的になってもらえるか、子供にとってもどれだけ良いことか想像できました。

 最後に、親を巻き込みながらステージに対する恐縮心なく積極的にステージ活用が
できる土台作りとしてステップのちびっこフリーステージの活用を紹介してくださいました。
実際に先生の教室の生徒さんが指導者の素敵な伴奏と共に、3つの音でも音楽的に
ピアノ演奏している様子が撮影されたDVDも見せていただきました。

 このセミナーには、参加して初めて石黒先生のことを知り、大変感銘を受けた方
(私もその一人ですが)石黒先生のことを調べて遠方からおいでくださった方などおられました。
講座終了後に直接先生に行く方も大勢おられ、まだまだ先生のお話を聞いて勉強したい、
との声が多く寄せられました。
 私自身、今回初めて「オルフ理論」の存在を知り、調べてもよくわからないので、是非先生
のお話が再び聞いてみたいと思いました。
ステーションでは、セミナーを3回シリーズにしてより詳しく話を聞き、より多くの指導者と
共に勉強したいとの思いを強くしました。石黒先生、ありがとうございました。

(Rep:ピティナおかやま白桃ステーション  井上美千代)

2015年3月 2日

【実施レポ】分析力・発想力・表現力を鍛えよう!(春畑セロリ先生)

2月23日(月)ヤマハ岡山店サロンにて春畑セロリ先生による「分析力・発想力・表現力を鍛えよう!~ブルグミュラー徹底解剖」と題したセミナーが開催されました。
日本のピアノ学習者、指導者にとって縁の深い「ブルグミュラー」×各地で作曲家の立場から楽しく興味深い講座を展開されている春畑先生に、50名の参加者で会場は一杯になり、すぐに先生の話に引き込まれていきました。

まず、「ブルグミュラーの人となり」について紹介。ヨーロッパでは弟の方が有名だが早逝。ドイツ人だがパリで活躍。身分の高い人の子息たちのピアノ教師をつとめ、お金に不自由ない生活を送っていた様だが、晩年は田舎暮らしで最期がはっきりしないとの事でした。

優れたピアノ教師だったことがうかがえる「25の練習曲」。単なるエチュードに留まらず、曲の内容を想像させるタイトルで、ロマン派への時代の変化を感じられる魅力的な和音や彩りを、オクターブを使わず長すぎない曲という制約のもとに書かれている。そんな「25の練習曲」の中で好きな曲はどれか、理由は?特にどの部分が好きか、と考えることが分析であり、作曲家の意図する事、工夫を理解し、表現する事にも繋がっていく、とは、納得出来て興味深い話でした。生徒さんともそんな会話をして曲の魅力を発見し、感性溢れる演奏につなげてほしい、その様な事を理解して演奏するのに低学年で終わってしまうのは勿体無い、4~6年生で発想力、表現力をつける入門に最適なテキスト、との事でした。また、嫌いな曲があったらそれを分析するのも意味のあることであり、案外素敵な曲だと気付かされるかも、には子供の頃苦手意識を持った「あの」曲をもう一度ゆっくり見て弾いてみたい、と思いました。

また、「25の練習曲」の後、オクターブなどの制約無くのびのびと「12の練習曲」、「18の練習曲」の順で書かれていて、それらを弾いて、よりブルグミュラーの魅力を感じて「25の練習曲」に戻ると新鮮に感じて良いのでは、との事でした。また、「12の練習曲」に長い間タイトルが無いと思われていましたが、実はブルグミュラー自身がタイトルを付けていた事がわかり、昨年の出版に間に合った、というエピソードも話してくださいました。

また、受講者からの質問にも丁寧に答えてくださり、これだけの文章では充分伝えきれないのが残念ですが、あっと言う間の2時間でした。受講者の皆さんも、楽しかった、もっと聴きたいとの感想が多かったです。元気いっぱい、笑顔の素敵な春畑先生、ありがとうございました。

(Rep:ピティナおかやま白桃ステーション 井上美千代)

2015年3月 5日

岡山冬季ステップ開催レポート(2015.2.22)

2015年2月22日、岡山冬季地区ステップが建部町文化センター大ホールで開催されました。
アドバイザーに、金子彩子先生、多胡まき枝先生、春畑セロリ先生をお迎えし、96組のご参加をいただいて、大変にぎやかな会となりました。
春畑先生には、前半、後半二度にわたって、愉快なトークコンサートをしていただきました。
学校のチャイムや、おじぎの音も、リズムやコードを変えるとどんどん音の表情が変わって、面白くなっていきます。
会場の子供たちのわくわくした表情がとても印象的でした。

2014年度岡山冬季ステップ
2014年度岡山冬季ステップ
2014年度岡山冬季ステップ
2014年度岡山冬季ステップ
2014年度岡山冬季ステップ
2014年度岡山冬季ステップ

2015年8月12日

2015.7.26 岡山夏季ステップの写真等アップしました

2015年7月26日(日)就実なでしこホールにて、岡山夏季ステップが開催されました。
アドバイザーに伊藤裕子先生、後藤れい子先生、社本恵美先生をお迎えし、うだるような暑さの中、103組の参加者がお一人の欠席もなく、熱演を繰り広げられました。
そのうち20組は連弾やアンサンブルでのご参加で、特に先生との共演が大多数というところは、おかやま白桃ステーションの特徴といえるでしょう。
前回から採用された白桃の図柄のご当地シールもかわいいと、参加者から好評でした。

CIMG0383.JPG今年からステップに取り入れられた、「プレ導入」。4小節、片手の短い曲でも、ママと離れて舞台に立つことは大きな経験になりました。
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先生との連弾。ソロ演奏だけではできない、音の世界の広がりを体験できたステージになりました。
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「ステップは、対外試合ですね。」と、保護者様のコメント。ひとつの教室の発表会ではなかなか経験のできない緊張感の中で、ベストパフォーマンスをめざします。
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先生のピアノに合わせて、ヴァイオリンでのフリーステップ。こんな参加の形もステップの自由さ、懐の広さといえるでしょう。音楽を楽しむことの幅が広がってゆきます。
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弾きたかった憧れの曲を、先生と連弾で。子供たちの音楽への興味をますますかき立てるステップとなりました。「次は、どんな曲を弾こうかなー?」
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仲良し2家族による、ぐるぐる連弾。立ち位置がぐるぐる代わっていく連弾は、見ている人にも楽しさが伝わりました。
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ママの手作り衣装で、晴れの舞台となりました。
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ひとつの教室だけの発表会では、どうしても少数派となりがちな男の子たちですが、ステップにくると他教室の参加者の中に男子が何人もいます。ピアノを続けていくうえで、互いに励みになるといいですね。
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就学前の子供たちも数多く参加しました。23ステップでは、2曲を弾きこなすこと。さらに暗譜で弾けると評価も上がります。課題をクリアするためにたくさん努力をしました。
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グランミューズの参加者は中高生や大人の方々。
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生涯教育としてのピアノ学習を応援してくれるのが、ピアノステップです。
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グランミューズの参加者どうし、そのステージ上の姿がお互いを励ます力になっていきます。

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時期的に、コンペ本選直前のため、リハーサルとして参加する人も。なるべく本番に近い形での舞台経験になるよう心がけました。
CIMG0580.JPGアドバイザーの、社本恵美先生による、ワンポイントレッスン。ここぞという改善点を、ピンポイントで教えていただきました。十分に仕上げてきたつもりの演奏も、先生のアドバイスによって、さらにイキイキとした表現になりました。
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アドバイザーの後藤れい子先生、社本恵美先生、伊藤裕子先生による講評。
「今日までよく練習されましたね。さらに、曲の魅力を人に伝えることのできるような演奏を心がけてみてください。」と激励していただきました。
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楽しみにしていた継続表彰。今回は5回表彰5人、10回表彰4人、15回表彰3人、25回表彰3人の方が表彰されました。継続するということそのものを評価していただけるのがステップです。表彰はステージ経験を積み重ねていくことへの大きなモチベーションになっています。

ここからは、集合写真です。
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アドバイザーからのメッセージは演奏後の大きな楽しみです。23ステップならAやSの評価が、フリーならばブラボーがあるとうれしいですね。次のステップもまた頑張りましょう。(#^.^#)

【募金ご協力の御礼】
2011年の東日本大震災の後、被災地に音楽を通して何かステーションとしてご支援ができないかと考え、「こどもの音楽再生基金」への募金活動を開始。ステップ開催ごとに受付に募金箱を設置させていただきました。2011年夏のステップから計8回、1万1千円ずつの募金をさせていただくことができました。ご賛同ご協力いただきました皆様には、あらためて感謝申し上げます。
この度、「こどもの音楽再生基金」は一定の役割を終えられたということで募金活動も終了されました。
今回のステップにおける募金活動でご協力いただきました浄財は、新たに「被災地へピアノをとどける会」の方へステーションからのご協力も合わせて1万1千円の募金をさせていただきました。ありがとうございました。
皆様には、主旨ご理解いただき、今後もご協力いただけましたら幸いです。

2016年3月10日

岡山冬季ステップ開催レポート(2016.2.28)

今回のステップ会場は、岡山のピアノ愛好者にとって憧れの「県立美術館ホール」とあって、11月半ばに申し込みが締め切られ、申し込みできなかった方々、申し訳ございませんでした。広いロビーでスムーズに受付、ホールの重厚な雰囲気もあって、小さな参加者や付き添いのご家族まで集中して演奏や鑑賞が出来ていた様子でした。
また、アドバイザーとしてお出でくださったデュエットゥ(大嶋有加里先生、木内佳苗先生)のお2人によるトークコンサートでは、鍵盤ハーモニカやカスタネットも使われ、曲に合わせて照明を少し暗くしたりと、よりピアノの魅力を感じる時間になりました。グランミューズの皆さまの熱演もあり、終わりは20時を過ぎましたが、無事最後の講評、継続表彰まで終える事が出来ました。ありがとうございました。


2017年3月 2日

岡山冬季ステップ開催レポート(2017.2.26)

2月26日のステップ岡山冬季地区は岡山シンフォニーホール3Fイベントホールで、100組の参加者が集い、開催されました。
レッスン開始1年未満の初心者から兄弟、姉妹の連弾、団体登録の皆さんによる、鍵盤ハーモニカのアンサンブル、夕方18時半頃からはグランミューズの皆さんのフリー10分、15分の大曲の熱演もありました。
 また、アドバイザーの今野万美先生によるワンポイントレッスンもあり、ブルグミュラーの「素直なこころ」をおよそ10分という短い時間の中で、椅子の座り方から指の乗せ方、和音の役割まで、会場のどなたが聞いても解かりやすい言葉で、楽しくレッスンしてくださいました。
 継続表彰の方も12名おられ、今後の励みになりました。
 長時間となりましたが、アドバイザーの先生方、スタッフ、参加者の皆様、お疲れ様でした。ありがとうございました。

2017年3月16日

【実施レポ】ピアノの先生が知っておきたい導入期の指づくり 音づくり 耳づくり‐『はじめてのギロック』でぐんぐん育つ表現力とテクニック(今野万美先生)

170227imano_1.JPG 2017年2月27日(月)岡山シンフォニーホール3Fイベントホールにて今野万美先生による「ピアノの先生が知っておきたい導入期の指づくり 音づくり 耳づくり‐『はじめてのギロック』でぐんぐん育つ表現力とテクニック」と題した講座が、前日のステップ岡山冬季地区に引き続き行われました。
47名の受講者の中に、遠くは島根県、鳥取県、広島県からの受講者もありました。
テキストには、「はじめてのギロック」と、昨年5月に今野先生が全音楽譜出版社からお出しになった、この講座と同タイトルの書籍「ピアノの先生が・・・」が使われました。
この本を出すに至った経緯から、出す過程でのエピソードから話しは始まりました。

170227imano_2.JPG 講座の大半では、テキスト前半の指づくり(ノンレガート)、音づくり(レガート、スタッカート)、耳づくり(バランス)について先生がレッスンで実際に使っているグッズ、道具を示しながら、解かりやすくご説明くださいました。
ノンレガートでは「木製クリップ」、レガートでは「はかり」と「円クッション」、スタッカートでは手のひらサイズの「柔らかボール」、バランスでは「バランスみかん」を使われました。
どの項目でも、キーワードは「音」「指のコントロール」という子ど もにとって捉えにくいものの『可視化』でした。

170227imano_3.JPG   残りの時間では、身につけたテクニックを「はじめてのギロック」に掲載されている曲にどの様に組み合わせて行くか、お話しされました。
「ジプシーキャンプ」や「ガボット」、「おばけの足あと」などが取り上げられ、語りかける先生の表情や声の調子まで、面白く見せてくださり、まだまだお話しを伺いたい、と思いながら、あっという間に2時間が経っていました。


今野先生、楽しく熱心にお話しくださり、ありがとうございました。

Rep:おかやま白桃ステーション
井上美千代

2018年3月12日

岡山春季ステップ開催レポート(2018.3.4)

春の陽気なお天気に恵まれて、ステップ岡山春季地区が3月4日(日)、 岡山シンフォニーイベントホール3Fイベントホールにて開催されました。 小倉貴久子先生、福田千恵子先生、吉田秀晃先生の3名にアドバイザーとしてお出で頂き、 93名(うち1名欠席)が朝から夜19時半まで日頃の練習の成果を披露しました。 また、小倉貴久子先生には、2回のトークコンサートで モーツァルトの「トルコ行進曲」「キラキラ星変奏曲」 ショパンの「アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ」を聴かせて頂きました。 先ほど自分が演奏したピアノ、あるいはこれから自分が演奏するピアノが こんなに素晴らしい音が出るのだ、と身を持って経験する貴重な時間になりました。 また、15名の継続表彰者の中には40回を迎えた方もおられ、 表彰の時間は一際大きな拍手がありました。 アドバイザーの先生方、参加者の皆様、スタッフの皆様長時間お疲れ様でした。 お陰様で無事終了出来ました。次回のステップでお会い出来るのを楽しみにしています。 4.jpg CIMG1614.JPG CIMG1674.JPG CIMG1622.JPG CIMG1666.JPG CIMG1617.JPG CIMG1629.JPG CIMG1698.JPG CIMG1702.JPG CIMG1708.JPG CIMG1639.JPG CIMG1642.JPG 8.jpg 2.jpg 7.jpg CIMG1635.JPG 1.jpg 5.jpg 6.jpg CIMG1636.JPG

2018年4月20日

現代ピアノで四期を弾き分ける

180305ogura_1.jpg2018年3月5日、ヤマハ岡山店サロンにて小倉貴久子先生をお招きし、「現代ピアノで四期を弾き分ける」と題してセミナーが開催されました。

雨の降る足元の悪い中、クラシックのピアノ曲が当時どの様な楽器で作曲されたのか、それを知って現代のピアノの演奏でどう弾き分けて行くのか、という貴重なお話しを聞きに、37名の受講者が集まりました。

   
【バロック】
始めに小倉先生の演奏で「インヴェンション第1番」(J.S.バッハ)を聴かせて頂き、チェンバロ(弦をはじいて音を出し、強弱がつかない)とクラビコード(金属製の タンジェントが弦を押し上げ、指でビブラートがつけられる)の違いについてされました。そし て、この 「インヴェンション」はバッハの長男、次男の教育(特にクラビコー ド) のために書かれたものと話されました。現代では、ピアノでチェンバロを模倣した様に演奏される(ノンレガートになる)が、バッハはむしろビブラートがつけられる クラビコードでいかにレガートにするか、アーティキュレーション(どうつなげてどう切るか)をどうするかについて考えていたとの事でした。

また、18世紀は修辞学が大切にされていて、バッハもよく学んでおり、言葉の様に弾く、フレーズの中に言葉がある事を意識していた、何となく切ってしまうと違うところでアーティキュレーションしてしまう、そして、作曲家自身が書いたレガートはとても強調されるべきである、と話されました。その事がわかるためとして、ドーヴァー という自筆譜のサイトがあり、実際に小倉先生が購入された「インヴェンション」の自筆楽譜(およそ1500円)を見せてくださいました。他にも、ノートイネガル(不均等)、ノートエガール(均等)という言葉があり、現代のノートエガールの考えが音楽的でなくする事がある、フランスのバロックはノートイネガル(長短長短・・・と、スイングの様)で 、均等に、にはわざわざノートエガールと書いてある、というお話は初めて聞いた興味深い内容でした。

【古典】
よく知られている通り、「古典」という時代が突然来た訳ではなく、バッハの息子達から続いて来たものであり、ベートーヴェンも、ツェルニーのレッスンに、カール・エマニュエル・バッハの「正しいクラヴィーア奏法」を使っていました。 また、この時代に消えて行ったサロン風の曲、この時代の人々に愛された流行の曲が数多くあったが、モーツァルトは幼少期から多くの国を旅して各国の流行曲を知っていて、エリート教育を行った父もどんなものが売れるかわかって指示していました。晩年のモーツァルトは、父の束縛から逃れて自由に書いて、当時の人に受け入れられない曲も沢山書いたそうです。

ここで、モーツアルトの「ソナタK.331」を抜粋して演奏しながら解説してくださいました。今までの楽譜は初版譜を基に作られていましたが、近年ブダペストで発見された自筆譜は結構違うところがあったそうです。皆に驚かれた事として、第2楽章(a moll)が途中一部A durだった事、有名なトルコ行進曲の「シラ#ソラド」の「シ」は単前打音だった事を紹介し、その部分を演奏してくださいました。また、この時代のフォルテピアノは弦がゆるい張力で張られていて、響きが残りやすかったので、現代のピアニストも少しだけダンパーが上がった状態で演奏する方法がよく使われているそうです。

180305ogura_2.jpg【ロマン派】
ロマン派を代表する作曲家として、ショパンが取り上げられました。プレイエルやエラールのピアノ(この時代も鋼鉄フレームはなく、ダンパーの力が弱く、弦の張力も弱く、倍音が響く)を好み、ハンマーがついていない、ヴェールの様な感じで弾いていた、指を寝かせて鍵盤と仲の良い感じで弾いていたと、当時ショパンの演奏を聴いた人の言葉も残っているそうです。
また、バッハやスカルラッティが好きだったショパンは同じように言葉を大切にしていて、マズルカに歌詞を付けて歌う女性(ショパンの弟子)もとても人気があったらしいです。それで、歌の伴奏をすると、左手が音楽を作っていて、右 手がそれに乗っかっているというショパンの音楽がよくわかるという事でした。

【近現代】
現代のピアノの特徴は、それまでの時代のピアノと比べてとても重く、そのためどの様に鳴らすかに気が行く様になります。逆にラヴェルの時代にはppが難しくなり、ラヴェル自身も1820年(エラールが現代のピアノに近いダブルエスケープメントを発明したのが1821年)より前のピアノが好きだったそうです。
ドビュッシーも、グランドピアノも演奏したが、アップライトピアノ(シングルエスケープメント)も所有し、好んで弾いていたそうです。現代のピアノは改良を重ねて今に行きつき、最良になった、アップライトは置き易く購入し易いけど、少し劣るものと思っていたので、意外な話しでした。 そして、最後にドビュッシーがショパンの演奏法の流れを受け継ぎ、波のようなムードで演奏したといわれる「ベルガマスク組曲第1番」を演奏してくださいました。

四期の時代の流れが、楽器の進化と共に聞けて、わかりやすかったです。初めて聞く興味深いお話しも多く、現代のグランドピアノがとても立派なものと思っていましたが、各時代の作曲家が、自分の時代の楽器を最大限に活かす様に作曲しているので、それを踏まえて現代のピアノを演奏する事がとても大切だとわかりました。このレポートへ載せられなかった事も時間の許す限り沢山お話ししてくださいました。あっという間の2時間でした。

小倉貴久子先生、わざわざ岡山までお出でくださり、貴重なお話しを聞かせて頂き、ありがとうございました。

Rep: おかやま白桃ステーション 井上美千代

2018年10月29日

岡山秋季ステップ開催レポート(2018.10.21)

 爽やかな秋晴れの下、10月21日に岡山秋季地区ステップを開催致しました。
会場は、スタインウェイピアノが入っていて音響も良い岡山県立美術館ホール、アドバイザーには門脇加江子先生、今野早苗先生、菅生晴美先生の3名にお越しいただき、導入から継続表彰80回を数えるグランミューズの方まで、85組の参加者が日頃の練習の成果を披露しました。

 今回のステップは、2008年10月に岡山支部主催からステップ運営を移行し、おかやま白桃ステーションが初開催してから丸10年、20回目の節目となる、記念すべきステップでした。
これまで支えてくださった皆様に感謝の気持ちをお伝えし、一緒に音楽を楽しみたいとステーション企画でア ンサンブルを演奏したり、10年前のステップで連弾の楽しさを教えてくだ さった今野早苗先生、菅生晴美先生にはトークコンサートで再び息のあった連弾を聴かせていただき、20回目に相応しい楽しいステップになりました。

 ~初級から上級者まで、それぞれ楽しめる曲を集めて~と題して行われたトークコンサートでは、第1回に轟千尋編曲の「きらきら星」「時の踊り」「ロンドン橋落ちちゃう」、ラフマニノフの「6つの小品よりワルツ」が演奏されました。
轟先生の3曲はアレンジが面白く、特に「ロンドン橋落ちちゃう」には色んな曲が盛り込まれていて、小学校低学年の初級者も楽しんで聴けました。
ラフマニノフでは左のペダルを使うなど、より高度なテクニックを使ってピアノや連弾の魅力を伝えてくださいました。
第2回ではラフマニノフの「6つの小品よりワルツ」の他、ドヴォルザークの「スラブ舞曲Op.46-2」、「わらべうたメドレー」が演奏されました。
「スラブ舞曲」では 、meno mossoとa tempoの繰り返しが聴いていて面白く、タイミングを合わせる息遣いが客席にも伝わって来ました。
「今日連弾を演奏した皆さんも、もっと積極的にⅠとⅡのやり取りを楽しむと良いと思います」とお話しくださいました。

 お陰様で、クラシックからポピュラーまでソロでのピアノ演奏だけでなく、先生と生徒の連弾、姉妹、親子の連弾や鍵盤ハーモニカやフルートなど、他楽器とのアンサンブルが、参加しても聴いても楽しいステップとなりました。
ありがとうございました。

次回は3月24日(日)岡山シンフォニーホール3Fイベントホールで岡山春季地区を開催します。奮ってご参加ください。皆様にお会い出来る日を、ステーション一同楽しみにしています♪


2019年4月 4日

【セミナー実施レポート】こだわりの音シリーズアイデア満載!ここまでこだわるブルグミュラー25の練習曲指導法講座

2019年3月25日(月)にヤマハミュージック岡山店 サロンホールにて今野 万実先生をお招きし、「こだわりの音シリーズアイデア満載!ここまでこだわるブルグミュラー25の練習曲指導法講座」を開催いたしました。27名の受講者が集まりました。

本題に入る前に、数日前に今野先生の教室で行われた発表会のプログラムや画像、エピソードを少し紹介してくださいました。コンペの全国大会で入賞する様な生徒さん達まで(ある意味親御さんまで)、全力で音楽を「楽しんで」いる様子が伝わり、一年前の導入がテーマだったセミナー同様、楽しく為になる話が聴けそう、とワクワクしました。

導入の大切さは一年前に伺ったのですが、「はじめてのギロック」は良い教材で、クリップやはかりの使い方など少し復習。そして、ギロックの「こどものためのアルバム」と共にあらゆる教材(ピアノの練習ABC、やさしいハノン、プレインヴェンションなど)と併用可能なのが「ブルグミュラー25の練習曲」であり、「ブルグミュラー25の練習曲」は形式、調性、拍子とリズム、和声と音色、テクニックと表現が学べ、ロマン派の入り口になるとの事でした。また、東音企画から出版された和音記号、コードネーム付きの「ブルグミュラー25の練習曲」は、初版の和声感が学べる薄いグレーの「古典期スラー」、歌心を大切にした長いフレージングの黒い「ロマン 派スラー 」の2重スラーである事、タイミングにこだわったペダリングが特に優れていると紹介されました。

「すなおな心」ではタイトルとCメジャーという調性から感じるイメージ(色、温度など)は?と問われ、人それぞれ少しずつ違う事が分かったのですが、どんな曲でもまずイメージを持つ事が大切と分かりました。また、始めから大きい黒スラーを気にするのは難しいので、グレースラーから意識すると良い、また、細かく書かれたクレッシェンドには前進感、デクレッシェンドには緩みを感じて、と話されました。
  「アラベスク」では、前奏の、前進感、1拍目と2拍目の違い、つかみ上げるように弾く感じが大切、また、16分音符ではスタカート練習が有効で、先生と生徒、お互いに指先の固さやスピード感を感じる「頭皮でリズム」は実際に今野 先生がご自身の頭でやっているところを見せてくださり、笑いも起きたのですが、納得の感嘆も同時に上がりました。また、Bは右左どちらが主旋律になっても良いとの事でした。
  「牧歌」では、タイトルとGメジャー、8分の6拍子からきっと感じられる風や緑は近頃の子ども達には伝わりにくいのでは?と話されました。そして、前奏では、導入でも登場した「円クッション」を使って「ラウンド感」を説明され、とても分かり易かったです。
  「スティリエンヌ」ではいきなりV7からの緊張感とmfながらアクセントが付いた迫力あるC#→Dの前奏と4小節目からのおしゃれで高貴な感じの対比が今野先生の声や表情、例え話しまで分かり易く面白かったです。
  「バラード」では、3小節目~や87小節目~でとにかく縦が揃う様にとレッスンしがちですが、合わなかったら3小節目~では右を目立たなく弾いたり、87小節目~ では左 を弱めに弾くなど、それでも聴いた感じが大丈夫な事を聴かせてくださいました。

最後に、生活の中に音楽がある事がなんて素敵な事なんでしょう、前日のステップを聴いてもそう思ったと心からお話しして締めくくられました。その先生ともう少し残ってお話ししたいと思う受講者も多く、セミナー後のランチを兼ねた懇親会には18名の参加がありました。今野先生、楽しくセミナーをして頂き、ありがとうございました。

今回時間も気になりながら、駆け足で人気の「スティリエンヌ」や「バラード」もご説明くださいました。そして、25曲の中でまだ5分の1...もっと他の曲についても解説して頂きたい!との思いが募り、続編の開催をお願い致しました。直ちに今野先生のスケジュールと会場を押さえて、9月12日(木)、ヤマハ岡山店サロンホールで、今回の「ブルグミュラー25の練習曲指導法講座」続編開催決定致しました!!今回受講出来なかった方も、続編からでも十分勉強になります(何しろ5分の4残ってます)是非ご参加くださいね。  

Rep:井上 美千代

2020年8月11日

岡山夏季ステップ開催レポート(2020.07.24)

2020年7月24日(金・祝)、岡山県立美術館ホールにて、ステップ岡山夏季地区を開催致しました。新型コロナ感染症の影響を受け、全国各地のステップやコンペ、そして多くの演奏会やイベントが中止、延期となる中、岡山では新たな感染者が無く落ち着いた期間が続いていた頃、県立美術館ホールの方から「きちんと対策をした上で開催されれば」と連絡を頂き、開催する事が出来ました。県立美術館ホールの方には、入場者、退場者を一方通行にする為のアドバイスや、ロビーに来場者の流れを作るロープの設置、座席が密にならないための貼り紙を貼る事など、スタッフだけでは難しかった事前準備に多大なご協力を頂き、心より感謝申し上げます。

アドバイザーには遠藤美子先生(岡山)、重利和徳先生(岡山)、花崎桂子先生(香川)の3名にお越し頂きました。午前11時の第1部演奏開始から午後18時40分過ぎの第6部終了まで67組(内2組欠席)の皆様が熱演を披露されました。スタッフをはじめ、アドバイザーの先生方、参加者、ご来場(参加者のご家族、指導者のみ)の皆様、全員のマスク着用は今までのステップと違うところでしたが、久しぶりに聴いたホールでの生のスタインウェイフルコンサートグランドピアノの音は、何とも言えない良い音で、心地良いものでした。導入レベルの就学前の方からグランミューズの方まで、緊急事態宣言で幼稚園や学校などが無くなって不安定な気持ちで過ごす中、このステップを目標にピアノを練習され、ステージに立っていつもと変わらない音を聴かせてくださり、ありがとうございました。

今までのステップでは、アドバイザーの先生方から講評で直接言葉を頂き、継続表彰では直接アドバイザーの先生から賞状を手渡して頂き、参加者の皆様にステージに再登壇して頂いての集合写真の撮影がありましたが、感染症対策のため全て省かせて頂きました。その代わりとして、各部終了ごとにその部の継続表彰者をアナウンスで紹介し、その場で起立して来場の皆様に拍手を頂きました。継続表彰者は、5回8名、10回3名、15回3名、20回1名、35回1名の計16名の皆様でした。おめでとうございます。

ステップでは、アンケートを記入して頂いたり(今回からプログラムのQRコードからアンケートフォームへ入って送信して頂く方式に変更)、コミュニケーション用紙で参加者同士が交流を持ったりしてきました。その温かい雰囲気が当たり前ではなかったと気付かされた今回ですが、参加者の皆様、ご来場くださったご家族の皆様、アドバイザーの先生方のご理解、ご協力のもと、大きな混乱やアクシデントも無く無事終了出来、感染症についての問題も起きていない事に、スタッフ一同ほっと一安心しているところです。

アドバイザーの花崎先生よりメッセージを頂きました。おかやま白桃ステーションのTwitterでご覧くださいね。
まだまだ普通にイベントを行える世の中にはなっていませんが、またステップでお会いできるのを楽しみにしています。その日まで皆様、どうぞ元気でお過ごしくださいね♪

2021年8月 2日

岡山夏季ステップ開催レポート(2021.7.17)

2021年7月17日(土)、岡山県立美術館ホールにて、ステップ岡山夏季地区を開催致しました。一年前、コロナ対策について未知な事も多く、来場者数も座席の半分以下(ご家族のみ)として開催したステップ岡山夏季でしたが、岡山の感染状況や世の中のイベントの開催状況を踏まえ、ホールの方からも入場制限無しで開催して良いと言って頂き、感染症対策をしながら入場制限無しでの開催となりました。祖父母の方々の来場も見られ、昨年より拍手も大きく、参加された皆様の励みになったのでは、と思います。

アドバイザーには、岡野直美先生(広島)、髙橋佳代先生(高知)、宮崎世利子先生(香川)の3名にお越し頂きました。午前11時の演奏開始から午後7時の演奏終了まで、73組の皆様が日頃の練習の成果を披露されました。プレ導入の可愛らしい演奏、指導者との連弾、フリー15分での大曲の堂々とした演奏と、幅広い年齢の方々にご参加頂けました。

演奏前のコメントでは、「試験前でも休まずレッスンに通います」という学生の方、「弾くたびに西日本豪雨を思い出します」と「千の風になって」を演奏された方、「子どもの頃習っていたピアノを再開して半年」という方等がおられ、それぞれのピアノとの向き合い方が伺えました。

継続表彰は、5回6名、10回5名、20回3名、40回1名、60回1名、の計16名の皆様が、各々演奏後アナウンスで表彰されました。これからもステップのステージを目標に、ピアノを続けて行って頂きたいと思います。

今回のステップも、県立美術館の方、ご来場の皆様に感染症対策にご理解、ご協力を頂き、無事終えることが出来ました。アドバイザーの先生方も、1日ありがとうございました。

また、次回お会いできるのをスタッフ一同楽しみにしております。

なお、当日の様子は、おかやま白桃ステーションTwitterでもご覧頂けます。

2023年7月27日

岡山夏季ステップ開催レポート(2023.07.15)

7月15日(土)、岡山県立美術館ホールにて、岡山夏季地区ピアノステップを開催いたしました。


アドバイザーには、天本みどり先生(佐賀)、笹山順子先生(神奈川)、水本明莉先生(奈良)の3名にお越し頂きました。
2名の欠席はありましたが、合計75組の皆さまが日頃の練習の成果を披露しました。
プログラムにはクラシックから今流行っているポップス、ディズニーなど、ステップならではの曲が並びました。


お昼休みの後は、水本明莉先生が20分間のトークコンサートでプロならではの音色を聴かせてくださいました。
曲目はショパン作曲「即興曲第3番」「ワルツ第6番 子犬のワルツ」「エチュードOp.10-1」、ラヴェル作曲「鏡より 洋上の小舟」でした。

軽やかだったり、力強かったり、絵が浮かんでくる様な多彩な音色に、90名以上の方が聴き入りました。
アドバイザーとしてメッセージを書いてくださる先生の演奏に直接触れられる体験は、とても貴重な時間です。ありがとうございました。


継続表彰では、5回の方4名、10回の方7名、15回、20回、25回、30回、35回の方各1名が表彰されました。
おめでとうございます!


コロナ禍が始まった頃には厳戒態勢だったステップも、ようやく以前の形に戻して開催出来ました。
スタッフはマスク着用でしたが、参加された皆さまの多くの笑顔に会えて嬉しかったです。
次回開催の時に、また多くの皆さまに参加していただけるのをスタッフ一同楽しみにしております。



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