まずは音楽の基礎であるスケールとアルペジオは、調性をこの段階から全て習得できるように、子どもたちに分かり易くグループ分けされるなど、幼少期から導入できる工夫がたくさんされていました。

　チェルニーは、曲を弾く順序も子どもたちが弾き易く、また曲に合った題名と挿絵でイメージを持って弾くことができて、素晴らしいものです。その導入前に、指の独立、腕からの脱力、和音によるバランス練習、アナリーゼ等を効果的に習得出来るように工夫されていました。

　また、生徒を思う熱い気持ちを私たちは見習うべきだと思いますし、子どもたちが自分から楽しんで練習に向かえるように考えられたオリジナルグッズもとても参考になりました。

　最後に、今回のセミナーは、根津先生の優しいお人柄、音楽を愛おしむ心で、とても暖かく魅力あふれるセミナーとなりました。

　根津先生、長時間本当にありがとうございました。