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表参道9月ステップ開催します(2021.9.19)

               ご 挨 拶

 本日は表参道パウゼステップにご出演頂き、誠にありがとうございます。
ピアノを習うと必ず弾くのが『エチュード』です。エチュードは大きく2つに
分類することができて、1つは技術の上達と向き合って家でコツコツと基礎訓練
に励む練習曲。チェルニーやクラーマーの練習曲集があてはまります。
 2つ目は、ある技術要素に特化しながらも詩的な情緒を持つステージ用の
練習曲。これはショパンやリストの練習曲集に代表されます。子供用なら、
ご存知ブルグミュラーの25の練習曲や、日本人では三善晃作曲のMiyoshiピアノ
メソード全12巻の練習曲集に代表されます。
 ちょうどその中間に位置する練習曲もあります。例えばモシュコフスキの
練習曲集。訓練用以上に音楽性があり、ステージ演奏用としてはやや基礎訓練
寄りという位置づけでしょうか。20世紀の作品なので、安定した楽器でピアノの
膨大な機能をフルに活用して書かれています。その点、楽器が発展途上にあった
チェルニーやクラーマーの時代とは、仕上がりがまったく違うのは当然ですね。
 『エチュード』もこうして時代性や性格を分けて取り組むと、個性を生かす
ことができそうです。

 さぁ、それでは今日は、4歳から60代まで幅広い年齢層の方の演奏を楽しみに  
聴かせて頂くことにします!

            表参道パウゼステーション代表  楠 原 祥 子


(当日のプログラムより)

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