~生徒が伸びるコンクール活用法(藤原亜津子先生)~セミナーレポート
青梅支部では5月15日(木)に藤原亜津子先生をお迎えして「音楽の森ピアノ講座2008 ~生徒が伸びるコンクール活用法~」をテーマにセミナーを開催致しました。バスティンなどのセミナーでおなじみ、いつもエネルギッシュな藤原先生の明るい トークに、受講者にとって笑顔の絶えない講座となりました。
テーマは「生徒が伸びるコンクール活用法」ですが、まず藤原先生は「コンクールは生徒だけではなく、私(講師)自身が伸びるチャンスです」と強調し ておられました。ベテランである先生ですら、コンペの講評をいつも真摯に受け止め、今後の指導の糧にされているとのこと。いつもご自身を「まだまだ頑張ら なくては」と思える状況に置くというその姿勢には頭が下がります。
生徒や親御さんに、コンペ参加をお勧めする時のコミュニケーション術などにも触れ、コンペは「今の実力を追求する場」であり、ステップは「継続しつ つ今後の方向性を定める機会」と位置づけ説明、決して義務ではなく生徒自身の自由な意思でチョイスするよう心がけているとおっしゃっておられました。ま た、結果だけを求めるのでなく、失敗も成長に結びつける言葉がけも欠かさないとのことでした。
余談で「生徒や親御さんには、なかなか言いにくい事もちょっと語尾を上げると上手く伝わるものよ」ともらされたのには、参加者からもふと笑いがもれ ました。ぜひ参考にさせていただこうと思います!その後はバスティンセミナーでおなじみの、「お手玉」や「玉ひも」などの小物をあげ、導入期のテクニック の確立をわかりやすくご説明いただきました。
この時期は、コンペティションの準備として大事な時期でもあり、会場には若い先生方の姿も目立ちました。
このあとシリーズ講座は6月21日 金子恵先生の「コンペティション課題曲公開レッスン」へ、またコンペ終了後は再び藤原先生による「コンペアフターフォロー」講座へと続きます。どうぞ多数のご参加をお待ち申し上げております。