5月27日(金)、フォレスト・イン昭和館(JR青梅線昭島駅下車)のチャペルにて、「第五回ピティナ・チャペルコンサート」が開かれました。このコンサートは、国立支部が大人の生徒さん方のために企画しているもので、ロケーション、響き、ともに出演者の方々には毎回ご好評いただいております。
支部設立30周年(青梅支部より)にあたる今年は、ぜひ記念となるコンサートにしたいと企画を進めておりましたが、その矢先に東日本大震災に見舞われました。出演者の中には、震災の影響を受けたり、ボランティアなどで出演を断念された方もおられ、一時はコンサートの中止も検討されましたが、「こういう時こそ、音楽を心の拠り所に...」とのご意見を受けまして、開催の運びとなりました。
出演者は例年よりすこし少なめの13名で、初出場の方も数名おられました。終演後には、場所を宴会場に移し、恒例となりました出演者を囲んでのパーティタイムです。今回は支部創立30周年の歩みなども紹介されました。
会を重ねるうちに、出演者同士もいつしか顔なじみに。 新しい方々も巻き込みながら、自己紹介や感想などの話に花を咲かせます。
そして最後は全員で「トルコ行進曲」のアカペラ合唱と、「見上げてごらん 夜の星を」のミュージックベル演奏を楽しみました。閉会後は皆、次回の再会を約束しつつ、帰途につきました。
大人になってからのピアノは、皆さんそれぞれの思い入れや、エピソードがあり、レベルもキャリアも練習環境もまったく違います。けれど、音楽への情熱は皆同じなのですね。楽しいひと時を共有できて、とても素敵な時間となりました。