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ラファエル・ゲーラ先生 脱力奏法勉強会

20141009guerrasensei.jpg10/9 国立AIスタジオにて、ラファエル・ゲーラ先生による脱力奏法講座が開かれました。この講座は、国立支部の活動会員による毎年秋の勉強会の一環として企画されたものです。

ラファエル・ゲーラ先生はNYのマンハッタン・スクール・オブ・ミュージック卒業後、シンシナティ大学の修士課程で学ばれ、、アメリカ、メキシコ等を中心にオーケストラとの共演、ソロおよび室内楽ピアニストとしてご活躍。97年から活動拠点を日本に移し、2008年度にはフェリス女学院大学に客員教授として招かれました。現在、ソロリサイタルや、黒沼ユリ子氏をはじめとした数々の著名な演奏家との共演の他、 後進ピアニストの指導や、指導者への演奏法講座など多岐に渡りご活躍中です。


まず脱力についての、日々のトレーニング方法をみっちりやっていただきました。ひとこと脱力と言っても、圧力をかけないものとかけるもの、強弱を変えて...など、いろんな音色を前提に、バリエーションを持って実践されるものです。プライベート講座なので、会員達はじっくりと体験。陥りやすい部分など指摘していただきました。


それからいくつものバリエーションを持つタッチの中から、まず基本になる2種類のタッチを中心にお教えいただきました。そしてそのタッチを曲の中でどう実践するかを、ペツォルトのメヌエットや、シューマンのユーゲントアルバムなどを使って説明していただく...という、とても盛りだくさんな内容でした!

ゲーラ先生のご説明は、とても理路整然とされていて、深い内容を分かりやすくお教えくださいます。指導はもちろん、自分の演奏にも活かしていきたくなる内容に、若い先生たちからも活発に質問が飛んできました。

先生のお話を通訳してくださるのが、奥様でバロック舞踊のスペシャリスト、武田牧子先生。お二人のコンビネーションがまたとても素敵で、最初は緊張気味だった会員たちも、最後はお二人のファンになってしまいました!。講座後のランチの席でも、先生は指導法やピアノの話をまだまだたくさんして下さり、とうとうパスタも冷めてしまうほど...。

これはほんの入り口で、とても奥の深い奏法のお話。まだまだ教えていただきたいとの声が多く聞かれます。また機会がありましたら、どうぞ宜しくお願い致します。
ゲーラ先生、牧子先生、ありがとうございました!

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