2017年6月1日 AIスタジオ
「ロシアピア二ズムから学ぶ表現力 ~ブルグミュラーをもっと多彩に~」
国立支部主催で、奈良井巳城先生による講座がありました。
身近なブルグミュラーを使って、ピアノ演奏に必要なテクニックや打鍵、ぺダリングなどについてのお話でした。
まずは、ロシアに留学された奈良井先生によるロシア・ピア二ズムの系譜から始まり、意外と知らないピアニスト(作曲家)や、そのピアノスト達のつながり、流派まで短い時間で一気にまとめてくださいました。
そしてロシアではどんな奏法を学ぶのか、その多彩な音色を作るための打鍵の仕組みなどのお話から、では実際ブルグミュラーの曲では、どのような場面でどのようなテクニックを使うのか・・・先生が演奏を交えながらとてもわかりやすく解説してくださり、子供たちにもわかりやすい表現などの勉強にもなりました。
また、楽譜に書かれていることを、前後の流れや記号本来の意味から正しく読み取ることの大切さ、呼吸について、そしてブルグミュラーがどんな目的を持ってこの25曲を作曲したのか、その特徴やポイントなども知ることができ、改めて、子供たちがピアノを学ぶために素晴らしい教材だということを実感しました。
残念ながら時間が足りず、ブルグミュラーの最後までお話を聞くことができなかったのですが、ぜひまた機会があれば今日の続きを聞かせていただきたいと思います。
奈良井先生の気さくなお人柄で、笑いありの和やかで楽しい2時間となりました。