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2011.3.12-13 鳥取ステップ開催レポート

東北地方太平洋沖地震により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

今年は、渡辺泉先生、高橋悦先生、黒川浩先生をお迎えして、とりぎん文化会館小ホールにて、147組が演奏をしました。
アドバイザーの先生方の講評は身振り手振りも入り、とても分かりやすく、参考になりました。

トークコンサートをして頂いた黒川先生は、飛行機が飛ばなくて、前日の鳥取入りが出来なく、連絡もなかなか取れなくて心配をしました。でも黒川先生は羽田空港で夜を明かして、徹夜状態で朝一便の飛行機に乗り鳥取に駆けつけて下さいました。

こどもたちの「くろかわせんせ~い」という大きなかけ声の後、「こんちは~。」と軽快なステップで黒川先生が登場され、トークコンサートが幕を開けました。震災への祈りを込めて、一日目はバッハの平均律8番プレリュード、二日目はベートーヴェンの月光を、プログラム曲の前に演奏してくださいました。ショパンやシューマンがどのような人だったか、その時代のちょっとした流行の話しなどを交えながら、色々な時代の曲を演奏してくださいました。黒川先生のとても温かく優しい音に、私たちは息を飲んで聴き入りました。

この度は初めての試みとしてエレクトーンの部を設けました。小さなプレイヤーから、グランミューズの方、皆さんがとても楽しそうに演奏をされました。

この日、震災の為に中止になったステップがありました。
参加者の一生懸命な演奏を聴きながら、このように普段は当たり前のこととしてピアノの音に囲まれていることが、とても幸せなことなのだと深く感じました。



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