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◇西尾洋先生~定期講座~音の葉研究会◇

◆講師:西尾洋先生
◆場所:和幸楽器大宮店
◆日時:10月3日㈬
◆内容:ムソルグスキー「展覧会の絵」アナリーゼ
名曲「展覧会の絵」の謎に迫ります。

誰もが耳にしたこともある名曲「展覧会の絵」。
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この曲を知るためには、まずムソルグスキーという作曲家がどんな時代に生き、誰の影響をうけたのか、また他のオペラのアリアを聴いたりすることも解釈の手助けになるとのことでした。

第1プロムナードはソロから始まり、その中でも何度が際立っているのか、リズムの形はどうなっているのか、ソプラノとバスの関係など細かく見ていきました。ロシアの作曲家独特の力強さがにじみ出ています。

古城では、ベースラインに注目。
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ずっと続くgis。これは、かなり珍しいようです。

第4プロムナードでは、ムソルグスキーの素晴らしい才能を垣間見たり・・
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6曲目のゴールデンベルグとシュミールでは、
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ユニゾンや増2度に着目しました。

他にも、ハープやホルンの楽器の記譜についてなど普段は知ることがない裏話も聞けて楽しかったです。


今日の講座で西尾先生が冒頭で音楽の「学び」の中には「遊び」=「play」の気持ちを忘れないで「演奏=play」して欲しいとおっしゃられていました。深い学びがあるからこそ出てくるキラッと光るセンスは天才だからではなく、いかに学ぶかということが大事なのですね。西尾先生、今日も素敵なお話をありがとうございました。

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文責:田中里美

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