12月はじめの土曜の午後、ステーションを立ち上げた時から、どなたでも、バックグラウンド関係なく参加できるコンサートとして始めた会も、今年で7回目の開催となりました。コロナ禍にも関わらず、開催決定のお知らせをするや続々と参加希望メールが入り、皆さんがリアルな演奏の場を求めていらしたことを肌で感じました。
ニューフェイスのお二人の大学生を含む15名の方からの申し込みがあった時点で、今年は締め切らせていただきました。 さすがにお医者様の常連さんお二人は、迷われた末、残念ながらのご欠席。
一年ぶり、または、夏のステップ以来半年ぶりの皆様。常連の皆さんのお顔を見ると、ほっとします。
早速、全員入り口にて検温と手指消毒。ピアノの側にも消毒液。そして、窓も対角線に少しづつ開け放しています。街の真ん中にも関わらず、静かな立地が嬉しい。後で後悔しないよう、出来る限りのコロナ対策をして臨みます。もちろん全員マスク、ディスタンスを取った座席です。
プログラムは例年と変わらず、とても愛好者とは思えない音大生並みのものも並びます。弾く前にお話しくださるコメントも、大人なならではのユーモアと含蓄に富んだものです。今年はリアルな場での演奏もできないと同時に、リアルな演奏を聴く場も少なく、久しぶりにピアノの音色を聴いて、やはりピアノはいいなぁと思ったというご感想が印象に残りました。毎年この時間だけは、誰のものでもない自分だけの時間を楽しむという嬉しいコメントもありました。
ベートーベンイヤーの今年、まずはベートーベンのソナタ1番からスタートです。メンデルスゾーン「無言歌」、フォーレ、ドビュッシーやショパンの小品、邦人曲、途中連弾を挟み、ベートーヴェンのソナタ31番、ブラームス間奏曲、サン・サーンス「アレグロアパショナート」リスト「愛の夢」、「パガニー二の大練習曲」へと続きます。最後は、ヴァイオリンや弾き語り。来年への希望も込めて、「春の海」にて終了です。
毎年のご参加ではなくても、いつでも余裕がある時に気軽に帰れる場所でありたいと思います。
以下、アンケートより、皆様の感想の抜粋です。
・皆さんとても楽しそうに演奏されていたのが印象的でした。嬉しそうに演奏する友人の顔を見られてよかったです。
・アットホームな雰囲気で、ピアノを好きな方が沢山いらっしゃることが感じられました。
・自分のペースで楽しんでいる大人の方がたくさんいて、励みになりました。(大学生の方)
・一年の締めくくりの会です。
・アットホームな音楽愛にあふれたこの会がずっと続きますように。
・幸せな気持ちになりました。また参加します。
・皆さんお上手でびっくりしました。また出直してきます。
・毎年参加しても緊張します。来年はほどほどの緊張でありたいです。
・感染対策しっかりしていただき、安心して参加できました。ずっと続けていただきたいです。
・アットホームな会で、暖かい気持ちになりました。
・いくつになっても楽しんでおられる姿を見て、自分自身もこれから音楽を続けていきたいと思いました。
・コロナでいろいろ中止になる中、開催ありがとうございます。皆さんとの再会を願っています。
・参加のたび人前で弾く難しさを感じます。次回への励みにします。
・ほっとした気持ちになりました。音楽は自分の気持ちをコントロールしてくれ、喜びも悲しみも表してくれます。
・来年こそは舞台に慣れるためステップに参加してみようと思い早5年。アットホームな会をありがとうございます。