レポート アーカイブ

2008年6月20日

2008年コンペ課題曲企画 公開レッスン(黒田亜樹先生)

blog_080525tottori_kuroda.jpg2008年5月25日、倉吉交流プラザ 視聴覚室にて黒田亜樹先生の2008年コンペ課題曲企画 公開レッスンが行われました。

今回は、コンペティションに向かって指導者と生徒達が練習する中でいつもと違う角度から曲を理解したり、指導方法について学ぶ機会をつくりたい、と企画されました。

黒田先生のレッスンは、一般的な表面のアドバイスではなく、その子供にとって足りない点を上手に指摘された上、技術面、表現方法など改善の仕方をていねいにアドバイスされました。さらに演奏を交えてみんなの知らない曲の背景などの楽しいトークも魅力的でした。

<受講者からの声>
☆わかりやすく、ユーモアあふれる楽しいお話とすばらしい"ジャズ風くるみ割り人形"に堪能しました。いろんな練習方法や根本的なタッチのことなど、そして何より「イメージをもって音楽を楽しむ姿勢が大切」との言葉がとても印象に残りました。

☆とってもわかりやすく、ロンド・トッカータの時の弾きづらい所のヒントも大変よかったです。シンフォニアの3声のイメージもわかりやすかったです。またぜひ教えてくださればと思います。ありがとうございました。

☆6月のピティナ・ピアノコンペティションに出場するので参考に聞きにきましたが、先生の話を聞いて「なるほど」と思うことがたくさんあって、とてもよかったです。

2010年4月30日

3/21コンペ課題曲セミナーレポート(黒田亜樹先生)

blog_100321tottori_kuroda.jpg2010年3月21日、鳥取県倉吉市内の倉吉交流プラザ2階視聴覚室ホールにおいて、2010年度ピティナピアノコンペティション課題曲セミナーが開催されました。

講師は鳥取でもすっかりおなじみの人気ピアニスト、黒田亜樹先生です。

課題曲の解説もさることながら、ぜひ、黒田先生の生演奏をたくさん聴かせていただきたい、という鳥取県支部会員の先生方の強いご希望で、今回はじめてトークコンサート形式のセミナー開催となりました。
さらに、前年までは課題曲セミナーはピアノ指導者や大人を対象に企画していましたが、今回は子供たちも参加可能といたしました。

ミラノから帰国されても、演奏活動や講座で超ご多忙な黒田先生に対してなんとも注文の多いわがままな鳥取県支部の企画発注、にも関わらず、指導者、保護者、子供たちと立場の違う受講生がそれぞれの理解力、鑑賞能力で、感じたり楽しんだりできるナイストークと、解説を反映された素晴らしい演奏に、来場者大満足のセミナーでした。

今回の講座で特に興味深かったのは、各級ごとの解説ではなく、A2級からD級まで、4期を時代ごとにまとめて解説していただいたことです。
時代背景や作曲家については共通するお話がたくさんあって、その中で音の少ない初級から難易度の高い級のものまでを次々に解説、演奏していただいて、新鮮な発見がたくさんありました。

各時代における楽譜の見方や演奏のスタイル等の独特な共通項についても、黒田先生のご経験やエピソードを交えながら、わかりやすくお話していただき、スタジオトークショーのような雰囲気で、会場は終始和やか、そして先生の演奏が始まりますと、場内に緊張感が漂っている感がありました。

受講者の皆様からたくさんの感想をいただきましたが、その中から今回の講座の楽しさがよく伝わってくるものを紹介させていただきます。

♪ 「ピアノは素人です。いつもは我が子の課題級が終わると退屈で、居眠りしながら聴いたり、
  中座して帰路についていましたが、今日は次の時代のお話と演奏が始まるのが楽しみで
  ワクワクしました。」

♪ 「A2級の可愛い近現代曲、作曲家はこんな和音を頭の中で鳴らしたかも知れない、って
   お話をされたあとに見事なジャズ和音とリズムをつけて演奏されて、感激!」

♪ 「邦人作品、作曲者の生の声を伝えていただいて曲を身近に感じました。」

等など・・・。 ≪クロアキマジック≫に魅了され、あっという間に2時間半がすぎてしまいました。
なかなか学びの機会の少ない鳥取県ですが、ピティナのセミナーを今後も企画させていただいて、音楽的な刺激を皆様と共有したいと願う支部事務局です。
黒田亜樹先生、ありがとうございました。

2011年5月27日

【実施レポ】2011年コンペ課題曲企画 課題曲公開レッスン(弓削田優子先生)

blog110515tottori_yugeta.jpg 2011年5月15日(日)、鳥取県倉吉市の倉吉未来中心リハーサル室に弓削田 優子先生をお迎えして、コンペティション課題曲の公開レッスンとミニコンサートを開催いたしました。

 公開レッスンは、A1級からD級までと、デュオ、合わせて9組が受講いたしました。続くミニコンサートは、レッスンで取り上げられなかった曲をC級まですべて解説付きで演奏していただきました。
 実は、今年は3月に予定されておりました弓削田先生の課題曲説明会が、震災の影響で先生のご移動が困難になられて、中止となりました。今回の講座は、弓削田先生のご熱意により、公開レッスンと課題曲説明会をフルに2本立てでやっていただいた感があり、90近い聴講生大満足の、充実の講座となりました。

 小柄でキュートな雰囲気の弓削田先生、そのご容姿からは想像もつかないパワフルなレッスンぶりと表情豊かな演奏に、会場は終始心地良い緊張感に包まれていたと思います。

 公開レッスンにおいては、それぞれの子供の演奏をじっくり聴いてくださった後に、その子の実力を考慮された上で、一番必要と考えられる点について、実にわかりやすく丁寧に適格にアドバイスされました。会場の皆様にも共通して考えられるような課題を持ちかけられ、先生のご指摘により、受講生の演奏に変化が現れると、とびっきりの笑顔で褒めてくださいます。魅力的なかけひきがとても爽やかでした。受講の生徒さんに対する拍子感、音色、テンポや表現方法等へのアドバイスに加えて、曲の題名からイメージを広げられるお話は、わくわくいたしました。妄想癖のある私は、先生のお話で昔懐かしい気持ちや香りがよみがえり、しばし空想の世界で遊ばせていただきました。

 「いたずら」がどんなものでどんな気持ち?とか、山の小人=妖精、西洋の人達と妖精のつながりとか・・・1人ずつのレッスン時間は短いですのに、ポイントをついたレッスンの締めに、先生が毎回受講曲を演奏してくださったのがとても印象的でした。 
 
 ミニコンサートでの演奏も、それぞれの課題曲について明確な表現目的を持っておしゃれにまとめられていて、小品の魅力を存分に聴かせていただきました。次は、先生の十八番のピアノ曲満載の本格的なコンサートを聴かせていただきたいです。

東日本大震災が起きてから、もうすぐ3か月が過ぎます。楽しい時を過ごせることのありがたみをひしひしと感じた日曜日の午後でもありました。 
被災地の復興と、被災者の方々が1日も早く平穏な生活を取り戻されますよう、皆様とご一緒に心よりお祈り申し上げます。
(Rep:ピティナ鳥取県支部  新田恵理子)

2013年3月26日

2012池川礼子先生公開レッスンレポート(2012.5.27)

 2012年5月27日日曜日、倉吉未来中心リハーサル室に鹿児島市より池川礼子先生をお迎えして、公開レッスンを開講いたしました。
 A1級からF級まで8名の受講生が、コンペティションの課題曲をレッスンしていただき、保護者や先生方で聴講いたしました。
 どうすれば受講生に魅力ある音色を理解させられるか、どうやれば出したい音を出すことができるかと真剣にレッスンしてくださる池川先生の熱意の伝わるとても充実した講座でした。

 たくさんの興味深いお話の中、以下四点は、ピアノレスナーにとって特に大切にしたい重要なポイントであると思います。

子供にわかりやすい言葉や具体例で理解を促すこと。打鍵ひとつとっても、指を鳴らしたり、木をたたいたり、聴講生も楽しんで参加して納得できる例えがいろいろ出てきました。
ピアノの演奏者は歌う人のように音作りに興味を持たない。どのようなアプローチで音作りにチャレンジするか、どうやってフレーズの終わりをていねいにまとめるか、基本的なことをていねいに繰り返しやってみる。
音作りにかかせない打鍵のタイミングの大切さを、野球のホームランに例えて力説。
曲に対する感情を喚起させるような質問、お話により、表現が豊かになりたいという欲求を持たせることの重要性。
 改めて、子供達への接し方を見直したい、日々のレッスンに直結するヒントがたくさん得られた、など聴講生の評判は上々でした♪

 今回の公開レッスンで終わることなく、池川先生ならではの指導法セミナーを受講したいという会員の先生方のご希望に添えるよう、近いうちに次回講座を企画したいと考えています。

事務局  新田恵理子


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