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2014年8月28日

富山8月ステップ開催します。

ご挨拶

昨年、埼玉県立浦和高校のラグビー部が県大会で優勝し全国大会(花園)に出場する事になりました。特色ある私立高校が躍進する中、毎年東京大学に20~30人合格する超進学校が県代表になるのは快挙と言えると思います。その新聞記事で浦和高校が"少なくとも三兎を追え"を理念としているとありました。

以下、学校のホームページより抜粋・・・ 「二兎を追う者は一兎も得ず」という言葉がある。しかし、浦高では少なくとも「勉強、部活、学校行事」の三兎を追え、と指導する。(略) 浦高はその意味で「無理難題を課す」学校である。(略) 思えば、一人前の社会人になれば、同時にいくつもの仕事をこなしたり、答えのない問題に挑んだりすることは日常茶飯のことである。いや、それこそビジネスの本質であろう。浦高の教育を受けて巣立っていった卒業生達は、そうした社会の各分野で目覚しい活躍をし、日本を、そして世界を牽引している。

ここでいう三兎は個人によって変換して構わないと思われます。まだまだ発展途上の十代で偏った人にならないように。欲張りになることで自らに一層の負荷をかけ、持って生まれた潜在能力を余すことなく引き出したときの達成感を糧とする。それこそ社会に貢献できる大人になる必然を私達は期待せずにはいられません。
はい、もうおわかりですね。宿題が増えてきても、毎週のようにスポーツの大会が続いても、ピアノを休む安易な言い訳を採択し、自身の可能性に制限をかけてしまうとしたら、それはとても残念なことです。
皆様の更なる発展、そして願わくば、ピアノを含む四兎、五兎、それ以上をも狙い、獲得されますことをご期待申し上げます。
この度は、富山8月地区のステップにご出演、ご来場いただきありがとうございます。
何か一つでも英気につながる良い刺激をお持ち帰りいただければ幸いです。


(当日のプログラムより)

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2015年1月15日

★締切間近!富山ステップの開催日(3/1)はホタルイカ漁の解禁日!

3月1日(日)開催の富山ステップの締切(1/26)が近づいています。
現在決まっているアドバイザーは
尾見 林太郎先生 、 清水 将仁先生 です。

そしてその日は富山湾名物、ホタルイカ漁の解禁日。
遠方からお越しの方は、是非とも捕れたての初物を召し上がっていってください。

2016年2月25日

富山2月ステップ開催します(2016.2.28)

ご挨拶

"又吉じゃない方"と言われながらも独特の存在感がある平成27年度上半期芥川賞を受賞された作家・羽田圭介さんが、テレビ番組である自著のテーマについて以下のようなことをおっしゃっていました。
~本質的な快楽というのは自分が能動的に何かをしてやり遂げた際にしか味わえない。例えば、美味しいものを高いお金を払って食べるというのと快楽は違う。何かを一所懸命にやるというのは苦しさが付きまとう。苦しさが好きなわけではないが、必死になって、苦しいけれどやり遂げることこそ、究極の快楽だと思う~
極端な話になりますが、某時代某国の王様のように、働くことなく贅沢な生活ができても、当人はなにかしら心の中に満たされないものを感じているのではないかと推察します。
一方、ごく稀にですが、"『音が苦』ではなく『音楽』"というフレーズを見たり聞いたりすることがあります。まるで楽しくピアノが上達する魔法のような練習法があるかのように・・・。でも勘違いしてほしくないのは、音楽と練習は別物だということです。効率の高い練習で上達を実感することが楽しく感じられることはあっても、練習そのものが楽しいということはありません。「オリンピックを楽しんできます」と言って出発するアスリートも、楽しい練習をしているわけではないのです。音楽は楽しい、でも、それを創るための練習が孤独や怠惰との戦いなのは古今東西仕方のない事。羽田さんの言葉を借りればそれらと対峙して昇華した時にはじめて充実と快楽を得ることができます。
この度は、富山2月地区のステップにご出演、ご来場いただきありがとうございます。
何か一つでも英気につながる良い刺激をお持ち帰りいただければ幸いです。


(当日のプログラムより)

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2017年2月23日

富山2月ステップ開催します(2017.2.26)

ご挨拶

 音楽、そしてピアノに関わる仕事について30年以上になります。その間、保護者の方々からお子様について「ピアニストになるわけではないから」という言葉を何百回と耳にしてきました。もちろん他意はないと思われ現実としてその通りなのですが、いわゆる受験で必須とされる教科 に比べて音楽が軽んじられているのではなかろうか?とやっかみを感じながらもその大切さを分かり易い言葉で伝えることがずっとできませんでした。

 そんな時、ピティナでも大活躍の石井なをみ先生がピアノ指導法講座の最後におっしゃったお話が印象に残り腑に落ちましたのでここにご紹介させていただきます。

 「ISなどが少年兵を育てるとき、『歌わせない』『踊らせない』『絵を描かせない』を徹底させるそうです。そのほうが引鉄を引くことに躊躇しない殺人鬼に育てやすいから。また、アメリカのとある治安の悪い街にゴスペルの合唱団が発足したところ、犯罪率が著しく減少したという事例があります。何を申し上げたいかというと、音楽に携わる私たち指導者は単に"習い事の先生"というだけでなく、不幸な人を作らないために必要不可欠な社会的役割の一端を担っているという自覚と誇りを持っていいのです。ピアノを教える、習うということはそれほど尊い事だと思います」

 "表現する"という概念がないと、人はミッションに忠実に従うマシーンになってしまうようです。また、音楽は創る人だけではなく、聴衆があり、そこに共有するものが発生して初めて成立します。ということは、常に相手の立場に立った思考が必要になるという事。さらに、ステージで拍手をいただくことで自分が社会から見放されていないことを実感でき自暴自棄にならずに済み、良識を身につけることができると思われます。他にも音楽の楽しみや恩恵を数え上げたらきりがないほどあると思いますが、たとえピアニストを目指さなくても、決して疎かにしていいわけではないことがよく解りました。

 この度は、富山2月地区のステップにご出演、ご来場いただきありがとうございます。お愉しみと一緒に、何か一つでも英気につながる良い刺激をお持ち帰りいただければ幸いです。

富山支部 事務局 吉田

(当日のプログラムより)

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2019年10月16日

富山10月ステップ開催します(2019.10.22)

オリンピックを来年に控え代表選びが佳境を迎えています。そして、その先には、それぞれの目標があるはずです。競技を始めた時から続いている家族の理解と支援、競技団体によるトレーニングの環境作りはもちろん、指導力のあるコーチを招聘し、強化合宿を組み、対外試合のための海外遠征など、膨大な量の、人・モノ・時間・お金が費やされている以上、ただ、「頑張りマース!」で済まされる世界ではないはずです。その頂点が金メダル。「表彰台のてっぺんから見える風景」は世界中でほんの一握りの人しか見ることはできません。また、オリンピックとまではいかなくても、全国大会、県大会、さらには地区大会で頂点に立つこともその競技の中では、一部の人たちで、それ以外の人は、何が楽しいのでしょう?
最近考えるのは、「てっぺんから見える風景」と同じくらい価値のある、「続けた先に見える風景」があるのでは? 例えば、その競技ができる時間がある、体力がある、環境がある、そして、仲間ができる、競技自体の奥深さに魅力を発見する、ほんの少しでも成長できた自分や、自身の可能性に気づく、等々。ただし、レクリエーションとして続けていてもそれは難しく、限られた時間の中でも、真剣に取り組むことが条件になると思われます。
同じことがピアノにも当てはまりませんかね? (差し障りがあれば申し分けありません)例えば、指が5本あることに感謝できる、とか。この風景が見られることは、とても尊いことだと思うのですが。
富山支部 事務局  吉田


(当日のプログラムより)

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